ひねもすのたりのたりかな

CLユナイテッド×バルサ戦は録画に頼って、ただ今ゆったり観戦終了。2チームともシーズン通して見てないから超適当感想ですが、随所にうおー!うまいー!と思うプレイが見られて満足。たぶん両チームのファンの方からすれば、不満はたっくさんあるのでしょうが。

アンチェロッティがサッカーは時として魅力的じゃない試合をしてでも勝ちにいかなくてはならない…という話の流れで、「今季のユナイテッドの守備的戦い方は昨シーズンの我々との対戦で学んだからだ」みたいな『超ー!上から目線』のコメント出していたことがあって、おいおいおいファーガソンが聞いたら怒るでー!!と思ったことがあったw

カルロの負け惜しみはこの際置いといて。確かにCL準決勝ともなり、ハイレベルに力が均衡する2チームが戦えば、当然「○○らしさ」が存分に出せないんでしょう。イケイケドンドン攻撃や、華麗なパスで翻弄さー!で押しきるわけにもいかない。その中でせいいっぱいの戦いをする両チームのギリギリの感じ、そしてあの残り15分の『天国か!地獄か!』の狭間をさまようドッキドキの試合展開を見て、第三者の観戦者たる自分の気持ちは「両チームのファンがうらやましーーい!」の一言。アンリ惜しかったなあ。来季、カンピオナートももちろん大事だけど、やっぱりCLも出て欲しいよなあミラン……とあらためて思ってしまったのでした。ユナイテッドにはガットゥーゾが4人くらい居た気がしたw 密かにリオ&ヴィディッチのCBコンビがお気に入りなので、二人が揃って決勝を戦ってくれたら、ユナイテッドひいきで応援しちゃう! 思えば昨シーズンは彼ら二人がいない対ミラン戦だったんだよなあ〜。CLってやっぱり運も大切だ。

さて、ここ数日のミランの話題と言えば、『ロナウド、復帰まで9ヶ月が7ヶ月に短くなる予想!』といううれしいニュースと同時に、『ロナウド、おかまちゃん売春婦にだまされる』というあわわわわ〜な脱力ニュースも(ただロナウドにとっては笑い事ではなく精神的ショックにより今はセラピーを受けているとか。でもどうもあんまり悲惨な感じがしないのはロニーのお人柄か)。もういろんなニュースサイトで話題になってるでしょうから、ここではあえて触れない。詳しくは現地情報を載せて下さっている「ブラジル・サンパウロから世界へ、そして渋谷」さんのサイトへGO。

こりゃ、最悪なケガの時も付き添ってた彼女も愛想をつかすだろうな…と思ってたら、やっぱりそうなってしまった模様。まあ、ロニーを始めミランの選手たちは私の身内でも彼氏でもないので、ピッチ外では犯罪に手を染めず、プレイに影響がない限りはなんでもOKですよw、私は。しかし上品ぶった外面を気にするクラブ、ミランとしてはいかがなものか…というと、Gazzettaによれば『個人的問題なので、コメントするつもりはない』ということらしい。「こういう顔の南米のサッカー選手見た事があるよっ!」と思ってしまった主犯格の女性のようで女性でないお方。名はアンドレアと言うらしい。ロニーは近眼を直せ。

080430a.jpg今週土曜日発売の『SPORT WEEK』にはアンブロさんの独占インタビューが掲載される予定。以下は抜粋。どうしても入手したいアンブロさんマニアはeBayにてバイヤーが見つかるかも。

デルビー前日、マッシモ・アンブロジーニは家のドアを開ける。「僕は18才の時にミラノに来て、ひどい時期を過ごしたこともあった。でも今はこの街なしじゃいられない」。



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サン・シーロは賞讃する

ローマ、かっこいいなー!

ミランCL敗退後、イタリアメディアで騒がしいのはメルカートと、監督人事について。そして敗北の責任者探し。現状把握としてミラン当事者が敗北の原因分析をしっかりやるのはいいけど、部外者がスケープゴート探しするのは好きじゃない。バールでオヤジがボヤくウサばらしは害がないけれど、メディアを使ったものはイヤなものだ。それに、回答者の母集団の数とか抽出方法がどうなってるのよ?という疑問も残りますが、まあ話半分のネタとして。

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↑『アンチェロッティ(留任)の確約について、同意する?』という問いに
49%が「はい、いまテコ入れするのはクラブの方」
28.9%が「いいえ、全面的に再構築すべき」
21.7%が「4位に追いついた時だけOK」

アンケート
アンチェロッティは残る。今はクラブに着手

Gazzettaの読者たち。それは疑う余地がない:火曜日の晩のミランの敗退はアンチェロッティのミスではない。我々のアンケートへの回答において、2つの答えについての投票の大方は、ロッソネロ監督は関係ないと認めている。留任が50%を占めた:100人のうち、29人が全て彼に責任がある(監督を追い出して、もっとたくさんの新しい選手のスペース)、21.7%が4位到達でアンチェロッティの留任が確約されると答えている。

(Gazzetta dello Sport 08/03/06 第2面)

もうミラネッロでは練習が始まっていますが、クラブ側はチームにねぎらいと奮起の言葉。

クラブ
ガッリアーニはミラネッロへ:「カンピオナートでは12回の決勝のつもりで」
「チャンピオンズのすばらしいここ数年のため、全員に感謝する」

ミラノ発 「昨夜は眠ることができなかった」。これは昨日の朝、アリエド・ブライダとレオナルドと共にミラネッロを訪れたアドリアーノ・ガッリアーニの話だ。ミランの代表取締役はチャンピオンズ・リーグ敗退後、時をおかずにすぐチームと話したかった。

感謝 「選手、監督コーチ、メディカルスタッフ、フィットネススタッフ、フィジオテラピスト全員に、チャンピオンズ・リーグにおける6年間の感謝を述べたい」とガッリアーニはミランチャンネルへ語る。「CL決勝にたどり着くまでに12試合を戦わねばならないわけだが、それはこれからカンピオナート終了までの試合数と全く同じだ。今はこれらの試合で08/09シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場権を取らなければならない:我々は12回の決勝のように死に物狂いでそれをプレイしなくてはならないし、来年を通常の調べで送れるよう願っている。すでに日曜日、うまくやろうとする意欲と、ポジティブな態度で決然とピッチへ向かわねばならない」。

大仕事 「チャンピオンズを連覇することは、ほぼ不可能なことだ。ここ最近3回のチャンピオンズではバルセロナもベスト16で敗退し、リバプールもそうだった。しかし、この最近3年間のチャンピオンズ王者には何も起こっていない。バルセロナはバルセロナで有り続け、リバプールもリバプールで有り続けている。そしてミランは常にミランなのだ」。それから将来についてガッリアーニはこう認めた:「カルロ・アンチェロッティはミランのベンチに残る。私はイスタンブールのリバプール戦後にもそう話したが、誰も信じなかった。しかし時が示してくれている。私は失う事がどういうことかを知っているし、我々は昨晩もそれを示した。今の私の望みは08/09シーズンのチャンピオンズ・リーグに出場することだ」。

(Gazzetta dello Sport 08/03/06 第10面)

なんかあのギリギリでがんばっていた選手たちの姿の後では、こういう言葉は会社の朝の退屈な訓示並みに耳に入ってこないですよ……って、私は会社勤めじゃないけど。ガリはピッチで走り回ってゴールを入れられないので、来季の体制を立て直すのに走り回って欲しいですな。

試合後にもガリは更衣室でみんなに感謝の意を表したそうですが、試合前はご機嫌でテレビに映っていた、選挙活動中のベル様は、試合後は言葉もなく、自分の脚をメールセマン医師に見せに来ただけだったそうで。最新の彼のインタビューは次のエントリーで。

最後に、温かい賛辞をチームに送ったスタジアムについて。

サン・シーロの賞讃に賛辞を

1988年9月7日水曜日、ソフィアにて、彼の最初のチャンピオンズ・カップ優勝(Vitocha Sofiaに2-0)の後、シルヴィオ・ベルルスコーニは詩的な公布を与えた:「我々はヨーロッパにスカートを広げ始めた。この目でそれを眺めたい」。彼のミランはそれから何度も成功を続ける。情熱的でスペクタクルな20年の長き年月。このため、これに参加していた観客たちはしかるべき感謝の念を持っている。

火曜日の夜、ミラン×アーセナルの結果、ロッソネロの選手たちには賞讃が与えられた。それはすばらしいものだった。ごく自発的なもので、クルヴァの元に選手が集まったので、お返しをする必要があったからというものではなかったから。マルディーニとそのチームメイトは体力を使い果たし、2ゴールを浴びたが、ずっと戦っていたのだ。

96年12月、サッキのミランはローゼンボリ戦で敗退した。ティフォージは『不名誉』の弾幕を掲げ、チームバスに石を投げ、アリーゴ(・サッキ)はタクシーへと逃げ込んだ。スタジアムは悪化する場所となっているが、サン・シーロのこのたびの賞讃はスポーツ的成熟の兆しである。

火曜日の夜、ベルルスコーニのボディガードはレストランの前で待つ間、インテリスタの証しである青黒のソックスを見せていた。店から出たベルルスコーニはモラッティにチャンピオンズでの健闘を祈った:太っ腹な協調ぶりだ、まったく。

Luigi Garlando

(Gazzetta dello Sport 08/03/06 第2面)

火曜日の成熟した観客に、その観客に拍手をさせたロッソネリの戦う姿に拍手。


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こうべを高く上げて

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アーセナル戦敗北はあまりに納得がいくものだったので、胸に乾いた風が吹く、悔しさ悲しさだった。でもこのマルディーニのパジェッレ読んだら、胸にじんわり込み上げるものがあり、わけのわからない涙がダーっときた。

マルディーニ 7:おそらく彼のチャンピオンズ・リーグ、ラストゲーム。パオロはカンピオーネとしての試合と共にヨーロッパの舞台を去る。彼は一対一で決して負けず、組み立てをやり直し、ヒールの細かい動きや相手を股抜きしようとがんばり、チームに檄を飛ばそうと試みる。その手本にチームメイトが続くことはなかった。(TG.com 08/03/04)

どこまでも負けることに慣れたりしないパオロさんだから、今は悔し過ぎる、ただそれだけだろうけど、カンピオーネのまま去ることができる選手がどれほどいることか。それもCLの舞台で今最も強く魅力的で最先端といわれる戦術を身につけた若者たちと相対し、抑え、攻めにも行く選手が23年プロで居続けた最年長のマルディーニだということ、その姿を左サイドで見られたこと、最後までチームに力を与えようとしていたことが、変革の時を迎えるミランの最期にとってなによりもうれしく、また寂しい。

以下、誇りを持ってヨーロッパを去るマルディーニの言葉。

「僕らはこの敗北を受け入れなくてはならない。2つの試合を振り返ると、彼らが僕らより優れていたことがわかる。僕らがホームで勝ち抜けるためには、チャンスを作り出すことがあまりにも少なかった。とても残念だ、痛い、でもこれを受け入れなければ」

(Tribalfootball 08/03/05)

「非常に苦い気持ちだ。特にここサン・シーロで敗退してしまうのは。それでもミランは賞讃に値する。我々はこのユニフォームに全てを与えている」。パオロ・マルディーニはスタジアムを去る際に最も残念がっていた選手の一人だ。モスクワで行なわれるチャンピオンズ・リーグ決勝での引退試合を夢見ていた彼は、ヨーロッパの大会172出場記録に甘んじて、ファブレガスとアデバィヨールの一撃であきらめなくてはならなくなった。しかし、たったひとつの不運で、ここ数年でほぼ全てを勝ち取ってきたミランの価値が変わることはない:「彼らの方がいいプレイをしたのだから、アーセナルが勝ち抜けにふさわしい」とほぼ40才のカピターノは言う。「しかし我々はできることを最大限に尽くした。だから頭を高く上げて、この大会から去る」

(Corrire dello Sport.it 08/03/05)


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