ベンチのお守りラマチョじい様

ミランベンチを映すと必ずいらっしゃるちょび髭のオジサマ。ベンチのお守り…っていうか盛り塩代わり(なんて失礼なw)かと思うくらい皆勤賞だ。ラマチョじい様(と私は呼ぶ)こと、シルヴァーノ・ラマッチョーニ氏は、おそらくベル様体制になる前からミランにいるすっごい長老。クラブ側と現場チームを結ぶ役目のチームマネージャー。どちらかといえばクラブ側の人間で、本音なんかベル&ガリ以上に出さないだろうけど、ミランの表も裏も知り尽くした彼の、まとまったインタビューって珍しかったので、和訳にトライしたけど、難しー。

080503a.jpgAffariにラマッチョーニ:「だからデルビーでは不利だ…」。メルカートについて:「シェヴァとボリエッロの復帰を願っている。ジーニョ? コストがかかり過ぎる」

—ダービー前の気持ちはいかがですか?

「昔と同じようだよ。しかしこれは長い間そう感じているひと試合だ。リボルノ戦の夜から、そのことを考え始めていた。アンチェロッティもアマラント(=レッジーナ)との試合中に警告を受けている選手たちをうまく交代させることを考えていた。ミランにとって非常に重い大一番だ。そして我々の問題だけではない。ネッラズーリにおいても同じだろう」

—このstracittadina(街の覇権争い)はどんな結末に?

「我々はあきらかに不利だ。インテルは順位上で大きなアドバンテージがあり、カンピオナートで優勝するのに必要な数ポイントを取りたいと思っている。このようにデルビー前には不利であろうと、予想をくつがえして欲しいと言いたい。こういった試合は予想で不利な方がいつも勝っていたと記憶している…」

—『不利なこと』が同等にならしめると?

「潜在的にはイエス。つまりこれはデルビーをプレイするシーズン終盤だ。しかし同時に我々は(4位争いの)相手の『誰かによる』可能性にも大きくかかっていることを考えなくてはならない。もし我々がチャンピオンズに出たければ、3試合で9ポイントを取らなければならず、そしてこの要請と向き合えば、技術的クオリティを持ったチーム、インテル、ナポリ、ウディネーゼがいる。我々はそれでも勝たなければ…そうできなければおしまいだ。我々は勝つべき義務を持っている」

—もしミランがチャンピオンズ出場圏内に入ることができたら、今シーズンに何点入れますか?

「今シーズンのミランはアテネで勝利した巡り合わせでプログラムされたある種の運で、要求されたことにこうして答えた。つまりクラブワールドカップとヨーロッパスーパーカップに勝ったのだ。これについてはまず感服する。アウェイでは勝利し、一流のひとつのチームのレベルでプレイした。これも再度感服する。しかしホームでは全てが不十分なやり方になってしまった…」

—ホームの結果は本当に訳のわからないものでした…。

「ホームでの結果は攻撃陣にあまりにも起き過ぎたケガや、我々が持っていた間違った態度で説明がつく。しかしインザーギが長く不在で、非常に信頼を置いていたロナウドがほぼ継続してできると考えていたと思う。それで採点に戻るのだが…」

—どうぞ…。

「カップ戦での勝利は10点、アウェイでの成績は10点、それにメアッツァでの採点は4点だ」

—その平均点を取らないで、クラブワールドカップとスーパーカップと4位を両立させたら、パジェッレは6.5はいきますか?

「もっとだよ。もしミランが最後の追い込みで4位を手に入れられたら、ともかく記念的シーズンだ。もしそうならなかったら、目標を達成できない…」

—Sarebbe da esporre un pubblico pollice verso…

「2つのトロフィーのおかげで記念的だ。しかしチャンピオンズから閉め出されるという意味でも記念的だ」

—将来について話しましょう。シェフチェンコの復帰を信じていますか?

「そう願っている。私は彼がミランから出て行く決断に非常に苦しんだ者たちの一人なんだよ。少々人づきあいも悪くなったほどだった…」

—どういう意味で?

「私はこう言ったんだ:『シェヴァ無しだと、我々は攻撃的能力の35〜40%の良さを失ってしまう』。そして残念ながら、私の予言は当たってしまった。シェフチェンコがいなくなって、国内の試合で困難にぶち当たってしまうようになる。彼のゴールをする能力のためだけでなく、彼の戦術的態度と私たちが使用していた試合のダイアグラムのために。だから今帰って来てくれたらうれしいよ。ベルルスコーニ氏がこの作戦の後援者で、合意を取り付けるとわかっている」

—もしシェヴァが帰ってきたら…。

「私は幸せな男だ」

—それからボリエッロの復帰の可能性についてはどう思いますか?

「もし帰ってくるなら、マルコは堂々と正門を通る可能性を持っている。カンピオナートの得点王が取れるよう願っている。そして正門からということは、ミランの歴史に本当に入る機会が得られるということだ」

—バルサは移籍金を4000万ユーロだと言いました:ロナウジーニョは移籍してくると信じていますか?

「これまでも何度も起き、フィーゴの時もそうだったが、もしバルセロナがまだこの重要な選手を引き止めたいなら、この計画はすぐに放棄すると思う。反対にもしバルサがロナウジーニョは『売却』できると思っていたら…」

—取引は成立する可能性がある…。

「ちょっと待って。もし彼らがそう思っているのなら、今の値段は高過ぎる。ミランやインテルや他のチームが関心を持つ事で値段が上がるのはわかる。しかし我々は高過ぎる値段について話しているんだ」

—ロナウジーニョはミランだけに行きたいようでもあります。これはすばらしいはずみになりますね…。

「確かに。こういうタイプのカンピオーネをここホームに迎えることができることはすばらしいことだ。しかし私は価格という点も考慮に入れなければならない。あの価格はおおげさ過ぎるからね」

—最後に:シェヴァが戻るかもしれない、ボリエッロも。ロナウジーニョは重要な可能性であり続ける。この点でミランは国際レベルの価値があるセンターフォワードが必要では? ここのところ、アデバィヨールの名前が再び囁かれ、ドログバの亡霊はずっと毎日漂っています…。

「もし彼が戻ってくるなら、ボリエッロを復帰させるのはむごいことだし、新たにちょっと目立たなくてはならなくなる。もしこのタイプの計画が進められるなら、ボリエッロはジェノアでして来たような継続してプレイすることができる状況に置かれなければならない。そうでなければ、勧められる計画ではないだろう」

Giordano Brega

Affari Italiani 08/05/02)

ボリが『正門から戻れる』ってとこが、とってもミラン流w やはり彼は裏門から出されたのか…。

そして、やっぱりジイ様キラーだったよ、シェヴァ。

シェフチェンコの復帰に関しては、好きだっただけに私もいろいろ複雑な思いで、最初から素直に喜べるものでもなく、斜め目線でベル様の偏愛っぷりをおもしろく観察してた…というのが正直なところ。しかし、あまりのチェルシーでの不遇っぷりや、イングランドでの愛されなさ加減、それでも腐らずやってるらしい彼のけなげさに、『シェヴァのバカヤローーーー!そっちでがんばって、帰ってくんなーーー!』から、『もう戻って来たらどうかな?』ってな感じに変わりましたよw でも今またシェヴァがサッカー選手として再び輝ける場なら、ミランでなくてもいいかも…という気にもなってきてます。

正直、今ミランに帰って来ても、2年が過ぎて出て行った時点と同じ活躍ができないかもしれない。そして似たタイプのパトがいて、FWのファーストチョイスにはなれないかもしれない。『かつてのシェヴァ』はもう見られない覚悟をしなくてはならないのかもしれない。ただし、『前みたいなシェヴァじゃない…』という失望を味わいたくないからミランのシェヴァは見たくない、ミランに帰ってくるな…ではないのです。ベテランになって、確実に衰えていく様子をちょっぴり哀しく思いながらも、それでも時に違いを見せてくれるのがうれしい!という楽しみ方にはビリーからマルディーニ、ネスタと、とっても慣れてきましたw

ではなぜミランでなくても…と思ったかと言うと。今日のGazzettaのあるメルカート情報を読んだから。それは特に根拠のある情報でもなく、ブライダがパリにいるドログバの代理人とコンタクトを取りに行き、来週始めに帰って来るというもの。ドログバ移籍金は4000万ユーロ、年俸750万ユーロの4年契約を要求していると高く、インテル、レアルなど競争相手も多いから、ミランが獲得するのはかなり困難。

しかし、もしドログバがミランに移籍することになれば、EU外国籍の関係で必然的にシェフチェンコの移籍はなくなる。ただしミランでも、ミラン以外のチームでも、(チェルシーを出ると発言したことがある)ドログバが移籍すれば、シェフチェンコのチェルシーでの環境が変わり、イングランドでの再挑戦も可能になるかもしれない。実際、グラント監督(が来季居るかどうかわからないけど)はシェヴァを来季の構想に入れているような発言をしている。

…というような内容でした。メルカート、あっちがこうなったら、こっちがこうなる…っていう玉突きみたいなもんで、まだまだどうなるかわかりませんが、もし来季、シェヴァがチェルシーでもっとプレイできる可能性が広がって、そちらを選ぶのも良し。念願の(食べ物もおいしいよね)ミラノに戻って、Mらしくキツイ風当たりに身をよじりながら活躍するも良しw そんな風に思えるようになりましたよ。

もし彼がミランを選んで、それがかなったら、もしかしたらカカにおけるルイ・コスタの存在のように、パトにとってはなるのかなあ…なんてのも思いました。今のところ、シュートすることだけを考えていて、ぜっんぜん守備意識とかないパトだから、モウリー仕込みのディフェンスを教え込んだり、胃がキリキリするような修羅場における頼りになるFWの姿を見せてあげられる、そんな良き先輩になったら素敵だなあ…と、まだなにも決まってないのに妄想だけが先走るのでした。

でもあんだけミラン帰りたーい!って表明しちゃったから、いまさら環境が変わったとしてもチェルシーで再挑戦ってのはやりにくいよなあ。シェヴァ、退路を断つの早過ぎ。


Tags:

ミラン流はつづくらしい

常日頃、試合を見て楽しみ応援する『チーム』に、決定的な影響力があるのが『クラブ』。そのクラブの内部事情を知れば知るほど、試合を見るのが楽しくなるものでもなく、むしろ逆のことが多い。選手のピッチ外の情報は知って楽しい場合と、知らなきゃ良かったーwと思うことと相半ばするのとはずいぶん違う。ただ、ミラン内部事情の憶測記事を読むと悲惨に暗い感じというより、腹黒いながらもベル様の派手好き演出と、幹部のアホな感じが相まって、笑えるからいいけどねw 知らない方がサッカー観戦者としては幸せかもしれないが、ミランというクラブの特殊性がうかがい知れる記事がいくつかあったので紹介。

で、ミランはベル様のメディア戦略装置でもあり、赤字は彼が私財で埋めている。一応、公開株もあるみたいなんだけど、応援隊的意味合いが強いだろう株主たちの出資はホントにごくわずか(一般株主所有株は0.05%で、残り99.95%はベル様の持ち株会社『Fininvest』のもの)。経済的には無駄にゴージャスに金を使うミラン運営は利益など望めるものではなく、ベルルスコーニの政治的必要経費&ステイタスを誇る道楽の側面が大きい、やっぱりあくまでベル様のためのミランなのだ。

文中に出て来る『Fininvest』とは、ベルルスコーニのビジネスの拠点であり、複数の会社を有する持株会社だとか。1991年と少し前の記事ですが、ベル様の黒い姿(笑)を再認識できる記事がこちら。今回の総選挙でまたも3度目の首相返り咲き。これほどうさんくさい人物で、任期中もそれほど国民生活が良くなったとは言えないのに首相になれるのは、この記事の最後に書いてあるイタリア国民のあんな心中ゆえなんでしょうかね?

会長による最後の会議
ベルルスコーニは2000万ユーロの負債を払う
チャンピオンズ・リーグ優勝収入の6500万ユーロでは補えない:シェヴァに感謝した昨年の黒字から赤字へ

ミラノ発 本日、Fininvestに関連するクラブの株主総会の会場で、 Milanは2007年の収支決算を承認するだろう。会長シルヴィオ・ベルルスコーニの率直な申し出で、グループのリーダー(ベルルスコーニ)から補填に支払われる額は約2000万ユーロで、収支は赤字だった。会議内でFininvestは、クラブ会長職は国家首相オフィスでは行なえないために、ベルルスコーニは会長を辞任することを早々に発表するだろう:ナポリ共和国の首相の前で、将来の政府のサインをした後、全ては正式なものとなるだろう。しかしベルルスコーニはクラブのアクションのほぼ全権を握ったままだ。そして昨日、Di Pietroの政党Italia dei valoriはFabio Evangelistiの声明を通してこう語った:「我々はミラン会長でもあり続けるという公私混同な首相を招き入れることになる。しかし彼がメディア帝国王であることがまた疑問視されなかったことは、真剣に排除すべきことだ。このように定義されるべき政治において、これは全く許しがたい現実である」。

支出額 Paleocapa通り(Fininvest所在地?)からは、ミランがどのくらい支出したかが明らかになるだろう。チャンピオンズ・リーグ制覇の年は優勝で6500万ユーロを稼ぎ、ミランは黒字に転じる。シェフチェンコのチェルシー移籍金が4200万ユーロとなったおかげもあり、2006年の総売上高は2億9300万ユーロに昇り、250万ユーロの黒字となる。2007年の総売上高は約2億8000万ユーロだ。クラブワールドカップ制覇の収入は2008年の収支に含まれる。これがミランのクラブとしての収支だと考えると、あとは Milan Enterteinment(イベント関連)とMilan Real Estate(不動産、ミラネッロ)がある。しかし動かせるお金はたった1000万ユーロだけだ。

ANTONELLO CAPONE

(Gazzetta dello Sport 08/04/24 第6面)

※ミランの昨年のスポーツマネージメントにおける赤字はオフィシャル記事にもあったように約2000万ユーロで、それ以外も含めた総赤字は約3200万ユーロ(Sport Mediasetより)。

1991年と同様、今回のベルルスコーニの対抗馬も元ローマ市長だったので、おっちょこちょいトッティが支持を表明したりした。で、ベル様が「トッティの発言はいかがなものか。私はメディアに力があるなどと批判されるが、我がミランの選手に支持を依頼したりしない。もし私が頼めば、みな支持してくれるのにもかかわらず」と言ったこともありました。でもトッティにはその後、見舞いの言葉を贈ったりして、やはり如才ない政治家ベル様。まあ、確かにベル様に強いられたらノーとは言えなさそうな、サラリーマン・ミランさんたちだ。

サラリーもらう側じゃなくて、ちっとでも金を出してりゃクラブに文句も言えるだろっ!てことで、この株主総会でガリに噛み付いた株主がいたことがTuttoとCorrireで記事になってました。

ファヴァッリからジゴンまで
昨日の収支決算でさらなる更新が明らかに

ミラノ発 ロッソネロ株主であるPedrettiはこう聞いた:「来季、ジダ、カフー、ファヴァッリ、エメルソン、セルジーニョなしで行けるんでしょうね? 今はもう彼らはNazionale cantanti(歌手のサッカー代表チーム?)の選手だ…。それにたぶん、そこでもベンチですよ」。会議の議長である代表取締役アドリアーノ・ガッリアーニはこう答えた:「2007年に3つの国際タイトルを勝ち取ったことは、彼らにも感謝している。それはともかくとして、年齢的に限界に来ている何人かは入れ替わるだろう」。

厳しいバトル 株主総会はミラン幹部たちにとって厳しく『叩かれる』論理的なものだった。同ガッリアーニが強調したように株主たちはクラブの株の0.05%しか所有しておらず、その権限の99.95%はFininvestに帰属しているようだ。そして、昨日首相に再選されたシルヴィオ・ベルルスコーニは、「国家首相となり政府の長として励む最初の時間が過ぎた」と描写された。しかし、旗を降ろされたベテランバンディエーラ(旗手)たちに関して、2007年12月31日のミランの決算書には失態が認められている:ジュゼッペ・ファヴァッリ(36)とセルジーニョ(37)はすでに2009年までの契約がされている(6月で契約切れはカフー、マルディーニ、ロナウド、フィオーリ)。一方、2013年までクラブと契約しているのはカカだけではなく、弟のジゴンもだ。

(Tutto Sport 08/04/25 第10面)

うひー!Pedrettiさんキビシー!w 私が選手だったらショックで落ち込みます。Corrireではこんな風に書いてあった。

株主Pedrettiの要求

(Pedretti氏の発言)「株主Pedretti(数百万株のうち、160株所有)が出席(presente)! ガッリアーニさん(Signor Galliani)、私はすでに丁重にお願いしたことがあったんだけど、かなえて下さらなかった。今季もお願いします:もうジダがミランのユニフォームを着てるのを見せないでくれ。それから彼と一緒に、他に4選手も『National singer』のチームに行った方がいい。たぶんベンチだけど。カフー、ファヴァッリ、エメルソン、セルジーニョのことを言ってるんです。もうこれ以上彼らを見たくないんだ!」

(Corrire dello Sport 08/04/25 第8面)

なんつーか、ミランのふがいなさを嘆くファンの正直な気持ちだろうとは思いながら、選手に対して尊敬の念がなさ過ぎじゃないのムキー!っていつもは思うんだけど、Pedrettiさんの例えがあまりにナイスだったので、ちょっと笑ったw

ジダはクールな性格もあって、あんまり現地のミランファンに人気がなかったようだけど、セルティック戦の見えないパンチ事件で決定的になっちゃったよなあ。でもガリが呼び戻そうとしてるアッビアーティも、ジダ以上に不人気だったから、それも一因でミランを出たという記憶がある。そのせいなのか、このニュースには特に一般ファンというよりクルヴァが大反発…という記事がSport Mediasetに。GKがクルヴァから支持がないと辛いところだ。


Tags:

完全無欠なカピタノなんて

私にはリーノの揺れてる心の一番の原因がカピターノ問題だとは思えないけど、まあこればっかりは本人にしかわからんことですね。なんだかお世継ぎ問題の歴史物語を読んでるような気がしてくる、ミラン・カピタノ騒動。

ということで、Gazzettaのミランのページは、ここんとこ連日メルカート(主にジーニョ)とカピターノ問題で埋まってる。24日の誌面は↓こんな感じで、緑のグラフと数字はミランでの出場回数。WEBのGazzetta.itでの『次期カピターノは誰がいいか』アンケートでは、ガットゥーゾが35.2%、アンブロジーニが31.1%、カカが19.8%、ピルロが13.9%。

080425a.jpg
↑カピターノは誰? 人気者ガットゥーゾはアンブロジーニに投票
カピターノ・バンド争い、それは後継者を用意すること
ベルルスコーニはリーノと言い、カカは最後に就く

Sport Mediasetによるアンケートはこちらで実施されていて、現在ではガットゥーゾ36%、カカ26%、アンブロジーニ25%、ピルロ10%、ロナウジーニョ2%、カラーゼ1%。

『ロナウジーニョをカピターノへ』っていうタイトルの記事が、皮肉を込めて書かれてたのも見ましたが、こうなったらカピタノ3頭政治にすりゃあいいよ、イタリアなんだから(強引w)。

マル後もそろそろ考えなくてはいけない時期になるんだなあ…なんて感じ始めた05/06シーズン。ほんと3人でカピタノやっちゃえばいいのにー!って思ってたw あの頃はパオロさんがいなければミラン歴長いシェヴァがカピタノ代理。だから第一候補はシェフチェンコ…という気配もあった。MFではガットゥーゾ。DFでは(現実ではありえないけど)ネスタで3人体制。サンドロ君はローマ方面の目がうるさいから、腹にでも巻いてコッソリと…なあんて。

今だったら、もうめんどくさいからカカ&ガットゥーゾ&アンブロジーニの3頭体制でどうだ!(裏番にピルロ&ネスタ。今にパトも裏番になりそうな気配)

今までのカピタノ騒動のまとめ記事はこちら。この頃とは状況が少し変わっていて、レギュラーとなったアンブロさんに、調子の上がらないリーノ。自分でも後で告白してたけど、膝が最悪な状態で今季引退は必至だった12月に比べ、膝の調子BENEなマル。

で、現カピタノ、パオロさんですが、良いニュースは速攻オフィシャルに出し、悪いニュースはできるだけ載せない大本営発表なので、今週月曜日の太ももの検査結果はよろしくなかったのだろう予感。で、パパディーニがバラした膝の診察日とマルの決断予定日はそろそろなので、それと合わせて『今季は良くて最終節ウディネーゼ戦に復帰か、もう終了。でもそのかわり来季もカピタノはやっちゃいますよー!』っていうニュースを来週始めにオフィシャルが出すような気がする。でも『最終節のウディネーゼ戦を引退試合にするべく、懸命に治療しています…』なんていうニュースが出ないとも限らない…とネガっておきますよ、念のため。

「もうそろそろマルディーニは引退だから賞あげとこう!」って感じで、UEFA前ふとっちょ会長から特別賞もらったのがもう4〜5年前? それでもしぶとく続けていますよ、パオロさん。今回も次の記事に出て来る『Order of Merit』という勲章をFIFAからもらうらしく、FIFAからも『もういいかげんそろそろなんじゃね?』という功労賞っぽいんだけど、それでもたぶん来季もやりたいんだろうな、カッコ悪くよれよれと。勲章より健康に良いカップ上げ下げ運動のためにw

というか、たぶん私なんかよりずっと長くマルディーニのことを見ているファンなら、もちろん選手としての実績やピッチ外でゴシップがない優等生的な面があるにしてもですよ、キャプテンシーほんとにあるの?いつまでも末っ子気質なんじゃないの〜?とか、小さい時から有名人みたいな環境だから、他の選手たちの感覚とズレズレなんじゃ?などなど、理想的カピターノというよりもかなり欠点だらけな、でもサッカーを愛することだけは誰にも負けない(っていうか、それしかできない)ヤツだとご存知なんじゃないでしょうかーw

02/03にネスタが来てくれたおかげで若返った後、ミラン・オフィシャルのマル持ち上げ具合はすさまじいの一言で、そりゃファンとしては誉めちぎられるのはうれしい反面、いつも頬がヒクヒクする苦笑させてもらいましたよ。『パオロは第二の青春時代を過ごしている』とか、『パオロは5年前より若い』とか。確かにラウルセンとCB組んでいた02年以前の『終わった選手』と言われてもおかしくなかったパフォーマンスが、02年からよみがえったのは確かなようでしたけどね。まさにまだ若かったネスタの生気を吸ってたな。そんな風に天上まで無茶に高められた偶像から、フツーの人に戻ったマルの最期の姿を、来季はまったり穏やかに眺めたい気持ち。

表彰 すでにロッソネリの歴史に連なっている偉大なディフェンダーに重要な褒賞
マルディーニ、ゾフと同様に:FIFAの『Order of Merit(勲章)』を受賞する
『サッカーの帰依者』に与えられる名誉称号:ペレ、ジーコ、マンデラ、(フランスサッカー協会とFIFAの会長を長く務めた)Rimet、そして世界最古のクラブ、シェフィールドFCも受けた賞

ミラノ発 殿堂入り、いやそれ以上:パオロ・マルディーニに、FIFAで最も栄誉ある『Order of Merit』が授与される。受賞推奨はUEFAによって進言されていて、世界サッカーの組織(FIFA)から快く受理された。これは5月末にシドニーでの会議中に表彰される予定だ。

有名人 サッカー選手、審判、クラブ幹部、そしてそれだけではない:ペレ、ジーコ、ベッケンバウアーが受賞、しかし受賞リストにはJules RimeとSantiago Bernabeuの名前も。有名な審判や、技術的な意味でサッカーをしたことがない人たちもいる。さらにこのリストは豪華だ:キッシンジャー(元アメリカ国務長官)、アナン(前国連事務総長)、マンデラ(元南アフリカ大統領)。

イタリア人 この賞はFIFAの年次総会で表彰される。しかしイタリアの表彰者は、今回のミラン・カピターノ以前はたったひとりだった:ディノ・ゾフが1984年に。ゾフはパオロが代表出場記録を破った人物だ。似ているところがたくさんある彼らのキャリアだが、マルディーニのキャリアは6月に閉じられるとは言われていない:チームメイトたちは彼は続けると確信している。

チーム 『Order of Merit』はクラブも表彰される:過去には世界で最も古いクラブとして認識されているシェフィールドFCとレアル・マドリーが受賞。

(Gazzetta dello Sport 08/04/24 第5面)


Tags:
Page 1 of 1312345678910»...Last »