恐るべき十代たち
あの大切なデルビーに、イブラがケガでいないとはいえ、大事な場面で出て来たバロテッリ17才。彼はパロスキと同期でプリマヴェーラで戦っていた選手。コッパイタリアのドッピエッタで衝撃デビューし、今季すでに6ゴール(うち4ゴールはコッパイタリア)。そしてミランではパト18才、こちらはカンピオナートで8ゴール。先日のCorrire dello Sportのパト・インタビューでは彼らと同世代選手の話題が出た。そしてなぜかまた、だんだんサッカー選手というよりアイドルへのインタビューのようになる記者がおかしいw
「オリンピックで金メダルを獲得して、それをカカに捧げる」
ナポリ戦でのデビューからサン・パオロでの試合へ。今こうして成長しているブラジル人青年
「北京に行って、ブラジルに欠けているこのタイトルを取りたい。中国には行かないリカルドに僕の金メダルを見せるためにも」—アレッシャンドレ・パト、デルビーを終えて今はイタリア・カルチョの知識は完璧になったんじゃないですか?
「デルビーのピッチに降り立つことには特別な感動があった。その雰囲気は信じられないものだった。ファンたちの熱意と情熱を感じた」
—ベンチスタートでしたが、スタートからプレイしたかったのでは?
「こういう経験も体験している。僕はそうして、満足だよ。最初の時間から試合に入ることは重要じゃない」
—アンチェロッティが言ったことは? 最終盤でボールを失ったために叱られたかということですが。
「僕には何も言ってない。ミスしたことについては全てわかってる」
—あなたと同世代のバロテッリもベンチスタートでした。彼のような選手は好き?
「試合後、すぐに知り合った。僕らはユニフォームを交換したんだ。うれしかった。彼はピッチでブラボーだし、同じようにアウトサイドにいるように見える。僕らは電話番号を交換する時間がなかったんだ。できれば次の機会にそうしたいな」
—決定的なゴールをたくさん決めた後なのに、先発でないのはおもしろくないのでは?
「僕はミランの選手でいることが幸せなんだ。ベンチでも先発でも、とにかく僕にとってはうまくやること。今の時期はカカとインザーギが途方もないことをやっているんだから…っていうのもあるよね」
—スーペルピッポから秘密を盗みたいのでは?
「彼は最高にブラボーだ。雪崩のように大量のゴールを決めている。でも彼はセンターフォワード(centravanti)で、一方僕はセカンドストライカー(seconda punta)だ」
—しかし、あなたがワントップのようにプレイしたこともしばしばありましたよね…。
「それは問題じゃない。監督が僕に求めることをするのには慣れている」
—ロナウジーニョとプレイしたいですか?
「彼はフェノーメノだ。彼と一緒にプレイしたいと思うのは普通のことだよ。でも僕はもうインザーギとカカと一緒にプレイすることが楽しいけど」
—彼はあなたのことを知っていますか?
「インテルナシオナルとバルセロナがクラブワールドカップで(2006年12月日本で)対戦した時に、言葉をかわした」
—ミランは4位となりました。しかしあなたはオリンピックへ行って、チャンピオンズ・リーグ予備選には出られない。
「いつだって貢献したいし、両方の大会に出たいから残念だ。でも北京に行くかどうか、僕にはわからない。もちろん僕はそう願っているけれど」
—なぜオリンピックに行きたいとみんな願うのでしょうか?
「ブラジルは一度も金メダルを取ったことがないから。それを獲得することは歴史に名を残すことを意味する」
—あなたは行くことが可能でしょう。一方カカは望みは半分もないように見えます。
「もしそれがうまくいかなかったら、その事について言いたくないだろうね。gliela farò vedere nello spogliatoio(更衣室で会うことになる?)」
—他にめだった若手選手は誰ですか?
「僕がすごく好きなのはバルセロナのボージャン・クルキッチとジョヴァニ・ドス・サントス。でも彼らは北京に行かないだろうね。そのかわり、ユーベ所属のジョヴィンコがいるだろう。今年は僕にとってとても印象深かったけれど、オリンピック大会もきっともっとすばらしいと思う」
—ドゥンガ監督とはどうですか?
「僕らが最後に話したのは(セレソンでのデビュー戦で最初のゴールを決めた)スウェーデン戦の後だ。それで僕にお祝いの言葉をかけてくれた。僕らはより良くわかり合う方法を取れると思う」
—アンチェロッティとは?
「約一年、彼と一緒に働いて、最高にうまくやれた。いつもたくさん話してくれて、僕にして欲しいことを説明してくれようとするんだ」
—忙しい夏がまたやって来ますね。あなたの婚約者ステファニーと一緒にいられる時間を見つけられるでしょうか?
「今のところは、もし僕が北京に行くことになったら、彼女も一緒に中国へ行きたいだろうと思う。とにかくシーズンが終わったら、やっと一緒にいられる時間がちょっとできる」
—今はどのように連絡を取り合っているのですか?
「彼女はイタリアに3回来てる。でも毎日、電話やインターネットで連絡してるんだ」
—次の日曜日、ミランはナポリと対戦します。あなたのセリエAデビューはまさにこのナポリ戦でしたね。ゴールしてステファニーに捧げたあのジェスチャーは、今や定番になっています…。
「あれはとてつもなく大きな感動だった。サン・パオロでも決めたいし、それでミランを勝利に導きたい。みんな、あそこは特別なスタジアムだって言うんだ」
—また小さいハートを作る?
「もちろん。ナポリとプレイする前にステファニーに約束してたんだ。もしゴールしたら、そのゴールを君に捧げるって。僕はうまくやった」
—年内に結婚するっていうのは本当?
「いいや、本当じゃない。公式に婚約しただけだ。結婚するにはまだとても早過ぎる」
—ミラノに一緒に住むつもり?
「そうなると信じてる。でもいつかって言うのはわからない」
—ステファニーと家族、どっちの距離の方が重要?
「僕にとっては彼らみんなが必要だ。でも違うやり方で。彼らに順番なんてつけられない」
—12才の時にはポルト・アレグレ(インテルナシオナル)へ移籍したり、18才では海を渡ってイタリアで新しい冒険を始めることになり、お父さんお母さんから離れるのは辛かったのでは?
「あの時はとても困難だった。母は僕が本当に納得しているのかと聞いた。そうでなければ僕を行かせたくなかったんだ。僕は悲しかった。でも移籍にイエスと言ったんだ。イタリアへ行く前、その事を思い出した:「もしあの時、母が僕を引き止めたら、ここまで到達しなかったんだ」って。
—同世代の若者と比べて、ずっと大人びていると思いませんか?
「そうなるのは当然のことだ。僕は急いで成長した。今はもう一人で暮らして7年になる:ポルト・アレグレで6年、ミラノで1年」
—ミラノは気に入りましたか?
「寒いのがちょっとタマにキズだけど、この街の印象はポジティブなものだよ。でも今は良くなってる。暖かい日が戻って来てるから」
—練習がない時は何をしてますか?
「本当のところ、僕にはあまり時間がないんだ。ステファニーといる時は旅行して、イタリア国内という必要はなく他の街を訪れたい。例えば僕らはパリへ行った(彼らはここで婚約した)。ひとりの時はミラノにいて、もっとこの街を良く知りたい」
—チームメイトと出かけたり、イタリアの誰か友人と外出するとかは?
「今はチームメイト、特にエメルソンとよくつきあっている。とにかくチーム内ではみんなが僕に良くしてくれるんだ。同国のブラジル人たちが助けてくれる。でもガットゥーゾとファヴァッリのサポートも大切だった」
—イタリア料理に慣れましたか?それともブラジル料理を食べるのを好む?
「ラッキーなことに、友だちのクリスチアンと彼のお母さんと一緒に住んでるんだ。彼女はものすごい腕ききの料理人で、僕らが食べたいものを何でも作れるんだ。僕はラザーニャが大好き。でもヒレ肉のストロガノフと、とろけるチョコレートが乗ったフルーツを目の前にしたら、もう拒めない」
(Corriere dello Sport 08/05/8 第10面)
お腹すいた。
一方、4月6日のプリマヴェーラのデルビーでは痛い終了間際でのドロー。自身の調子もいまいちだったパロスキ。この時期、学校とプリマヴェーラと時々トップチーム帯同の3足のわらじは大変だったんだろうなあ。今はプリマヴェーラに専念している様子。プリマヴェーラのレギュレーションがよくわからないのですが、カップ戦のようなものをやってるらしく、今はベスト8を争っている。昨シーズン、赤黒プリマヴェーラは4強に入れなかったようです。
で、そのベスト8を賭けたミラン×ユベントスの大事な一戦に「ミランとフィリッポ・ガッリにとって良いニュース:ブレッソ(ユーベ戦の舞台)のピッチに今日、パロスキも戻って来る」とGazzettaに書かれていましたよ。ケガでもしてたか、それともトップチームにメドがついたのでプリマに戻ったってことかな。未来のミランのセンターフォワード、パロスキゆっくりとじっくりとがんばれ。
※今日のアンチェロッティ記者会見でFW獲得の話題に関連して、「パロスキ? 我々が起用できる選手がまずわかってからだ。その上で、彼にとってより良い居場所を決めることになるだろう。我々のFWは4から5人となる予定だ、まあ見てみよう」との発言。
Tags: パト パロスキ
デルビーいろいろ
デルビーこぼれ話。

最高の雰囲気だったサン・シーロ。インテル側クルヴァはスクデットと青黒で塗り分けられてた。ホームのミランが掲げる巨大幕はシンプソンズのホーマーがテレビの前で酔っぱらってる絵。壁にはヨレたスクデット。両脇の人文字はモスクワでのCL決勝が行なわれる日、『21-5 ‘08』。そして下の文字は『センテナリオ(100周年)の今年も…ずっと同じシナリオ』。今年はCL優勝を絶対する!と意気込んでいたインテルが決勝に行けず、またいつものようにテレビ観戦するしかないだろ!と煽っているわけですが、ミランだって行けてないのにねえw 今年はあんまり威勢の良いことが言えなかったらしい。インテル側のバナーにはやっぱりロナウドのあの事件をからかうものが。『’Campione dell’ano』。『’Campione dell’anno(年間チャンピオン)』のもじり。
彼女にもフラれ、スポンサーTIM(ブラジルの携帯電話会社)からも契約解除され、傷心のあまりお母さんの家に籠っていたロナウドですが、昨日ブラジルのインタビューに答えて反省の弁を述べたそうです。詳しいことは再び『ブラジル・サンパウロから世界へ、そして渋谷』さんの記事をご覧ください。この言葉と、ベルルスコーニがデルビー後に述べた「彼は本当に直すことを考えなければ、肉体的にも精神的にも」というコメントを合わせると、ミランでのロニーは6月で終わり、フラメンゴ移籍かもしれないですねえ。アホな子やなあ。Gazzettaに「彼の家族の一員が明かしたところによると、フェノーメノは聖書を読むことに捧げている、おそらくカカのアドバイスで」とあって、これには思わず笑ってしまいましたw カカ、ナイス。
そして、「あんなことしてもロナウドは僕のアイドル」と言っていたパトですが、デルビー前は「出番があると思うけど、ゴールしたらまたハートを捧げる」と自信満々。でもベル様にはそのパフォーマンスが物足りなかったらしい。
「パト、私の要求に応じてくれ…」:会長の叱責はまさにこんな風に始まった! ベルルスコーニはピッチに入る際にソフトタッチで臨んだパトを叱った。
パトへのシルヴィオ・ベルルスコーニの評価はよく知られたことだ:それはさておき、ミランが悪い流れに乗った時、ロッソネロ会長は、鳴り響くゴールの激発でブラジル人ヤングスターがチームの運命を決定づけるべきだったと主張した。にもかかわらず、デルビーデビュー戦だった18才は昨日のデルビーのピッチへ入る際に、『ソフトな』入り方だったのは、ベルルスコーニにとって全く気に入らないことなのだ。更衣室にいた者は、パトに対して長いお説教があったと語る:a Berlusconi, certi palloni regalati ai cugini proprio non sono andati giù…。
(Goal.com 08/05/05)
ベル様の説教、こわ過ぎる。
Tags: インテル カカ パト ロナウド
コスタクルタ監督カモーン!
ビリーの監督修行が来シーズンから始まるらしい!
コスタクルタは修行のためミランを去る
ビリー・コスタクルタは新たなキャリアを始める。QPR、PSG、レンジャーズとコンタクト26年を経て、アレッサンドロ・コスタクルタはミランを去る。元ロッソネロ・ディフェンダーは監督としてのキャリアに着手するつもりだ。そしてその将来のシナリオは(ミラン)内部には開かれない見込みで、外国で経験することになるかもしれない。彼の意向はガッリアーニに伝えられた。すでに数ヶ月前、コスタクルタはブリアトーレのクラブであるQPRから関心を持たれていた。その面談はおそらく非公式なもので、来シーズンについてもっと深く語り合う語る機会があるかもしれない。
ビリーへの他のオファーは(グラスゴー・レンジャーズをおさえて)パリ・サン・ジェルマンだ。このフランス首都のチームは自らを助けるべく最後まで戦うだろう。勝ったり負けたりのシーズンで、このリーグ戦での窮乏に対して、国際カップでは偉大な足跡という対価を得るように見えた。PSGはリーグ・アンのカップ戦でランスに勝利し、準決勝に到達した。はたしてコスタクルタはエッフェル塔の下の—そしてヨーロッパの—ベンチで最初のシーズンを始めるのだろうか。いや待てよ、それともどこかイタリアのクラブがその眼と耳を開ける(彼の存在に気づく)のだろうか。
(Sport Mediaset 08/04/17)
ビリーの監督としての腕は全然わかんないけど、いろんな人の話からすると期待大らしい。そして今回のように外国のクラブの話が出るように、英語、フランス語もできる強みがある。遠くもない将来にコスタクルタ監督がミランのベンチに居るかもー!と期待してましたが、このままミランだけに留まるそんな温室育ち、箱入り息子ではイカーンとも思ってましたw だからちょっと寂しいけど、ミラン外の環境を知って、それを澱がたまりやすい旧家ミラン(笑)にフィードバックしてくれる事の方を期待しちゃう! 『傾きかけた老舗旅館に帰って来た、凄腕マネージャー奮闘記』みたいなドラマかドキュメンタリー的展開が、将来あるのかもしれないしねw
昨日の練習ではパトが全体練習に復帰。しかし今度はセードルフがジム練習となっている。レッジーナ戦はボネーラ&アンブロジーニが1試合出場停止。Gazzettaの予想としては、DFはカフー、ネスタ、カラーゼ、マルディーニ。MFはガットゥーゾとピルロの他はグルキュフかブロッキが入るかも。前線はいろんなバリエーションが考えられ、4-4-1-1でインザーギ、ワントップとカカのトップ下で、セードルフが4MFのポジションに。4-3-1-2なら、インザーギ&ジラルディーノでカカのトップ下。セードルフはピルロの横。パトはいずれにしてもベンチスタートの予想。セーさんの回復具合がカギかもなあ。
オフィシャルを見たら、ドラソーがミラネッロを訪問。練習を見学したと書いてあった。先日は蟹男さんこと、パオロ・ディ・カーニオ(ミランのパオロさんと同い年)もミラネッロを訪問していたし、引退した元ミラン選手の懐かしい訪問が続いた。蟹男さんはラツィオとチャールトンのイメージが私は強いけど、ミランにも所属していたと知った時はへ〜と思ったな。両者とも監督業を目指しそうだ。
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