126回のアッズーロに感謝

今日のGazzetta dello Sportと全国紙Corrire della Seraの1ページを使って、FIGC(イタリアサッカー協会)がマルディーニへの感謝の広告を出しました。FIGCの公式サイトにもニュースがあります。下段にはデビューから、あの韓国戦までの126試合が記されています。
今日6月30日で正式にミランとの契約が切れるので、サッカー選手パオロ・マルディーニとはこれで本当にお別れです。私もまだやっぱり実感がわかないけど、マイアミで黒コゲになってるご本人はどんな気持ちなんでしょうね。
実際にFIGC会長アベーテはマルに盛大な引退試合を持ちかけたのですが断ったそうで、きっともっと時間がたって、マジ試合じゃないとプレイできない!という『選手』の気持ちが薄れた頃に行われるかもしれませんね。
あらためて、お疲れさまでした。ミラネッロに戻って来たら、自分の子供みたいな年の選手がいっぱいで、ビックリするよ!w
Tags: アッズーリ|マルディーニ
ミイラ復活の呪文をプリーズ

コンフェデはW杯の準備なんだから勝敗はいいじゃーん!と、第三者的に見てた私ですら能天気に笑い飛ばせないような、問題点だらけの内容だったので、さぞやイタリア国内では大変だろうなあ…と現地ニュースサイトをめぐってみると、「サイクルは終わった(グサッ!)」とか、「もうこれ以上望めない(グサグサッ!)」とか、ここ数年ミランの記事に書かれていたようなタイトルが並んでおる。それでもクラブは新たな投資で新たなサイクルを始められるけれど(ミランはお金ないけどねっ!)、国の代表はそういうわけにもいかないから大変です。アッズリーニが好調に前に進めるといいんだけど。ちょっとでも出場するのを期待していたサントンは、ジジ曰く、練習中にケガしたようです。
前半のブラジルの足元のうまさ、ポポーンとすばやくつながるパスに、素早いカウンターでカカとFWだけで得点。ああ、好調ミランってこういうブラジル風味なところがあったよなあ…と感じたのは、カカが無理にゴリゴリ行かないで、FW化する以前のような攻撃の仕上げの役をやっていたからか…(そして自分でも何回かバイタルエリアから打って、FW化する前のようにはずしておりましたがw)。この試合みたいに(やる気になった)セレソンでは一緒に走り込んだり、自分でエリア内にドリブルで持ち込める仲間がいるから、あまり自分だけが走りにがんばらなくても良いカカ(だからセレソンのカカを見ると、ミラン側から見てた以前の私はお門違いの嫉妬というか、とても寂しくなっていたわけですが…)。その美しいプレイ姿に、素敵ー!とため息、あ〜でもミランでは見られないのか…とため息。ドゥンガ、次はパトを先発させてくれないかなあ。
アッズーリは…あそこで足を出さなければ反対側に来ていた選手にフリーで決められていたので、オウンゴールはいたしかたなしといえども、きれーいにジジをかわす『シュート』を流し込んでしまうドッセーナさん、なにかと彼は派手にヤってくれるお方。でもあの後、猛然と後先考えず上がって良いクロスを上げ、1点を取ろうとしてた姿は、しょんぼり意気消沈のアッズーリの中でとても好印象。グロッソと共に、大舞台で良い方に『ヤってくれる』キャラだといいです。守備はア〜レ〜なので、ミランに来てくれるという噂にはえええええですが、よそで見てるぶんにはいいのw
あと、ペペとロッシという、やはり途中交代の選手がなんとかしようとがんばってた。これって、代表でのポジションに意欲的かどうかもあるのかなあ…と思ったり。ピルロも良かったメンバーの一人だけど、そうするとデロッシが後ろに消えてしまうようで、なかなか難しいのね。後半、アメリカが3-0となって、イタリアがあと1点取れば次に進めたため、最後までがんばれー!とテレビの前でヤキモキしていたのでした。
期待していたリーノvsカカは実現しなかったけど、ディフェンスしたザンブロの脇腹を、笑いながらむぎゅっと踏んづけた黒カカは見られました(笑)

↑ベンチではがゆく吠えるリーノ

↑ベンチには安心感あるペルッツィ兄貴もいたのです

↑カカまでピルロを勧誘しないように!
コンフェデ限定のアッズーリユニの色は1930年代のユニの色を復刻したもので、イタリア建国時の王室、サヴォイア家の家紋に使われている青色。このちょっと薄い青が元々の『アッズーロ』だそうです。そんな高貴なユニともこれでお別れなんて悲しい。
ちなみに、ラツィオの代名詞である『celeste』は「快晴の空の青」、『blu』は晴れた夜空の「やや暗い青」、イタリア代表やナポリの代名詞である『azzuro』はその中間の「晴れた空や海の青」だと、手持ちの辞書に書いてありました。『Principe Azzuro』とは「おとぎ話で女主人公と結婚する王子、もしくは理想の夫」の意味だそうで、「それ俺のこと?」ってトッティがイラリーに言って、殴られてたらいいよw
Tags: アッズーリ|カカ
ミイラアッズーリでカカ包囲
いよいよイタリア×ブラジル戦。Gazzettaの予想フォーメーションは以下のとおり。

やっぱりなんといっても、カカとミランの旧友たち、特にリーノの激しい愛が炸裂するのか注目しちゃいます(…パンツも)。リーノは長期離脱から復帰したばかりだから、まだ90分は無理なのかなあ。
以下はGazzettaによるカカのインタビュー。記者の書き方にも未練が見え隠れして、クー。
カカは我々を賞する「僕はあなたたちのカルチョに全て借りがある」
「イタリアでは決定的であることを学んだ。ピルロとガットゥーゾ? 彼らを批判するなんて無礼だ」プレトリア発 彼は携帯で楽しんでいる。そしてCenturion Hotelの部屋で、イタリアの古い友人たちにひきつった笑顔を見せる。彼は決してそう望んではいなかったが、バカンスからは遠ざかった日々が確実だ。ブラジル人カンピオーネの日程は予定でぎっしりだ。イタリアとの試合、もし可能なら決勝戦。それからまだ背番号の入っていない白いユニフォームを着て、ベルナベウを一周する。8番?10番?22番? それはレアル・マドリーのマーケティング専門家が決めるのだろう。すでにリッキーは5番を断っているのだから。そして非常に効果的であっただろう、ジダンとの引き継ぎの経過。
責任 そう、7月がやってくる。そうして彼は妻と子供と共に立ち去るのだろう。一方、アッズーリとの試合がある。そしてみんな、カカが『カカらしい』プレイをするのを期待している。言ってみれば、それは『la differenza(格段の違い)』だ。「僕はこのセレソンのリーダーの一人だと感じている。その責任に僕はおびえない。でもこの国ではみんなが重要なんだ。ラミレスとアンドレ・サントス:彼らはアメリカ戦に出場し、すばらしかった」。
—あなたの友人、ピルロとガットゥーゾはとても批判されました。
「冗談でしょ? 彼らはアッズーリの歴史を書いた。たぶんドイツW杯を忘れてしまったんじゃない? 僕らは100年前じゃなくて、2006年の事について話しているんだ。残念ながら、カルチョでは記憶することがないんだ。彼らのようなカンピオーネたちはコンフェデレーションカップでまずい試合をしたからって、議論の的にはできない。尊敬の念に欠けているよ」
—ガットゥーゾからのひどいディフェンスチェックを警戒していますか?
「リーノは決して傷つけようとディフェンスしてこない。それはハードだ、でもフェアなんだ。だから、対戦相手も彼の事を忌むべき敵ではなく、好敵手のように見る。もちろん、スライディングやファールなんかは予想しているけど」
—ブッフォンがアッズーリはこの大会に興味がないと言いました。
「それはほんとの事を言ってないよ。イタリアはブラジルと同様に、ピッチへ降り立てば、いつだって勝利を得たいと思う。いつだってだ」
—リッピはカッサーノを招集しないために、ずっと批判され続けています。
「イタリア代表監督は偉大なプロフェッショナルだ。その選択は彼だけが持つ権利だよ。カッサーノは重要な才能だけど、ハイレベルなサッカーに身を置いているためには、才能だけでは不十分だ。もっと他の何かも必要さ」
—特別なマークをされると思いますか?
「マンマークではないと思う。でもきっと特別な注意は払われるだろうね。僕をフリーにさせ過ぎることはないと思う」
—あなたは才能のラベルと共にブラジルを立ち、イタリアでカンピオーネとなりました。
「セリエAは僕にたくさんのことを教えてくれた。戦術的な観点のほぼ全てを。イタリアサッカーではピッチ内でのポジションを見つけることを学んだし、僕が決定的でいられるゾーンがどこかを理解した」
—どこがコンフェデレーションカップで優勝するでしょうか?
「主役はいつもと同じ:スペイン、ブラジル、イタリアだ。最もサプライズだったのはエジプトだね。セレソン内でもちょっと疲労がある。これは当然のことだ。でもドゥンガはたくさんの代わりの選手を持っている。今現在、マイコンとダニ・アウヴェスとどっちが強いか決められるポジションにある人がいるかい?」
彼はポルトガル語で別れの挨拶する。イタリア語で挨拶する。一方、スペイン語はまだ習わなくてはならない。なんの問題もない。しかしそれはチャリティーのため、バカンスの後に…。
(Gazzetta dello Sport 09/06/21 第9面)
エジプト代表に敗れたから、W杯優勝メンバーが多いベテランアッズーリは「ミイラ」って批判を受けてるらしいんですが、ミランならいつも『年寄り』とか言われてるからあまり痛く感じないw リッピが「ミイラ? たいした影響はない。時にミイラは包帯を解くものだろう」と批判をかわしてるのがナイスです。包帯を解いたミイラアッズーリ…怖いから見てなさいよブラジル(笑)
これ読んで思い出したのが、ピルロファンの方のブログで知ったウソwikipediaの『アンサイクロペディア』イタリア版のマルディーニ編。まあとにかく、こちらを見てくださいよ、パオロさん、ベンチで大往生です、カルチャトーレとして本望です(いや、お呼びがかかれば、きっとゆら〜っと立ち上がるよ)。他の選手の項目も楽しそうだし、ヒマがあれば訳してみたい!
いくら丼好きなS様、そちらにご連絡する手段がないようなので、勝手に紹介させていただきました。もし万が一この記事をご覧になっていたら、上の『CONTACT』にある私の連絡先にメールいただけないでしょうか。ぜひお聞きしたいこともあるので、お手数ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
マルの年寄りネタは英国『Guardian』紙が読者に募集したってのがありましたが、その当ブログ過去記事はまだ消失したままであります。去年の9月に私の操作ミスでブログ記事の多くをサーバーから失い、WEB上のキャッシュから記事&コメントを拾えるだけ拾ったのですが、その後もう一度ブログにアップする気になれずじまい。時々思い出したように作業するかもしれません。で、この記事だけアップしなおしましたので、読みたい方はこちらへどうぞ。
Tags: アッズーリ|カカ
いささか間の悪い

今日のGazzettaのアッズーリ記事末尾にはこんな広告があって、ぶはっと吹いた。『LIDL、カンピオーニのクオリティ』だそうです。ルカトニ、そんなとこでニッコリしてないで、早くケガ直せよー。ドイツのソーセージ持って、悪魔のような顔で微笑むオッドさんの広告も、今後見られそうな予感。
Tags: アッズーリ|オフな話|トーニ
寝ながら人をくう
いい天気の日曜日。ボサノヴァ・コンピアルバム『@Jazz Cafe』シリーズは大好きでいくつか持ってるのですが、今日は『bossa edition』を聞いてイイ気持ちになって、年寄りの猫みたいに半日うつらうつらしてしまいました。気持ちいいんだ、これが。そうそう、年寄りの猫みたいといえばピルロ! 何度見ても、君の顔には三本ひげを書きたくなるよ。
↑モンテネグロ×イタリア 9分とかなり長いハイライト動画。
↑試合後のインタビュー。パッツィーニ、ピルロ、カンナバーロ、ブッフォン。
しかし昨日のピルロはもちろんねぼけてなんかいなかったようで、MVPな採点が軒並み。絶妙クロスはあげるし、クッキアイオぎみのPK決めるし。なんてニクいヌケヌケとしたキック。ある意味ジラの呪いが解けたパッツィーニもジラっぽいゴールを決めて、『ッチッチ』軍団モンテネグロに0-2で勝利! ピルロの試合後のコメントを。

↑でもやっぱり寝ております。
「モンテネグロ戦はWカップへの道のりにおいて重要な試合だった。僕らはここに来て、良い結果を残さなくてはならないとわかっていた。PKのクッキアイオ? あの時に思いついた。ゴール裏からはすごいプレッシャーがかかったんで、それを軽くしたんだ。今度は水曜日にすばらしいチームであるアイルランドとの対戦が待っている。たくさんのカンピオーネたちと、僕らのことを良く知っていて、困難に陥らせることをなんでもやってくるだろうトラパットーニのような監督を擁する。でも僕らだって同じようにするけどね」
(A.C.Milan.com 09/03/28)
あんな人をくったようなキックで決められたら、よけいにゴール裏からのプレッシャーが凄い事になると思うのですが(笑) そして水曜日はトラップ率いるアイルランド戦がバーリで。注目していたドッセーナはベンチ入りせず。彼はグロッソみたいに、大舞台で「ええええ君がそんな大仕事を〜!」というサプライズを起こしてくれることを期待するのである。

↑モンテネグロサッカー協会会長サビチェビッチにイタリアサッカー連盟副会長アルベルティーニと
お偉いさんになったグランデミランなお二人。デミちゃん、イタリア男らしく濃い美男だ。
MONTENEGRO-ITALIA 0-2 (primo tempo 0-1)
MARCATORE: Pirlo su rigore all’11’ p.t., Pazzini al 29’ s.t.
MONTENEGRO (4-3-2-1): Poleksic; Pavicevic, Batak, Basa, V. Bozovic; Drincic, Pekovic (dal 34’ s.t. Vujovic), Boskovic; Vukcevic (dal 44’ s. t. Zverotic), Jovetic; Djalovic (dal 26’ s.t. Beciraj). (M. Bozovic, Pejovic, Tanasijevic, Novakovic). All. Filipovic.
ITALIA (4-2-3-1): Buffon; Zambrotta, Cannavaro, Chiellini, Grosso; Palombo, De Rossi; Quagliarella, Pirlo (dal 36’ s.t. Brighi), Di Natale (dal 9’ p.t. Pepe); Iaquinta (dal 14’ s.t. Pazzini). (Amelia, Gamberini, Motta, Rossi). All. Lippi.
ARBITRO: Atkinson (Ing).
NOTE: stadio esaurito, spettatori circa 11.500. Ammoniti Palombo, Cannavaro, Batak, Pekovic, Pavicevic. Recupero 2’ p.t., 3′ s.t.
Tags: アッズーリ|ピルロ