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激しい愛のすれ違い

ラツィオ戦の後、レオ監督から火曜日までの休暇をもらったミランさんたち。半数近くがミラノへ帰らず、そのままプチバカンスに行ったとのこと。もう今日は練習開始してるけど、短期間でもリフレッシュは大切ですもんね。

パトは2日間の休暇をマドリッドで過ごしたそうです。ステファニーと共にカカに挨拶しに行き、昨晩はベルナベウで行われた国王杯の観客席に現れたとか。

さて、ラツィオ戦でのこと。スカパーの八塚さん情報では試合前にファヴァッリ、ネスタ、オッドがラツィオの応援席クルヴァ・ノルドへ行っていたとのことでしたが、試合翌朝にはこんな記事があったのです。

彼とファヴァッリにクルヴァ・ノルドからの拍手
オッド:「フィジカルの落ち込みが問題を引き起こす」


ローマ発 ラツィオの元カピターノにとって特別な日。オッドはファヴァッリと共にオリンピコのクルヴァ・ノルドの下へと赴いた。『amarcord(=私は覚えている 北部イタリア・リミニ地方の方言)』の10分間。それからピッチは風上側を取った。(以下、オッドのインタビューはツッコミどころがなかったので省略)

(Tutto Sport 09/11/09 Lombardia版 第2面)


むむむ、まるでオッドが先頭で挨拶に行ったみたいな書き方…っていうか、ほんとにそうかもw ヤツならやりかねん。そしてネスタはいずこ。そしたら、Milan News.itにもこんな記事が。

クルヴァ・ノルドの下にファヴァッリとオッド:ネスタは挨拶し、そこには行かない

サンドロ・ネスタは対戦相手としてオリンピコに戻った最初の時を不快に思ったままで、その時からクルヴァ・ノルドへはもう挨拶をしていない。クルヴァは2002年夏にラツィオからミランへと彼が移籍した後、彼を傭兵のようだと指摘していた。あれから、さらに2人のラツィオのカピターノがロッソネロへと移った。彼らファヴァッリとオッドは、チームメイトのひとりとは反対に、ラツィオクルヴァから温かい敬意を受け取った。

オッドはこのエピソードについて、こう語る;「ネスタは俺たちと一緒に来なかった。挨拶しただけだった。彼はシャイで、控えめな性格で、あんまりおおっぴらじゃないってのを、俺は知ってるよ。たぶん、オリンピコに対戦相手として来た最初の時に彼に刻まれた出迎えのために、不快に思ったままなんだよ。でも、彼はこの環境に深く結びついているのは確実だし、きっと時が過ぎれば、物事は丸くおさまるよ」

(Milan News.it 09/11/09)


オッド、前もネスタの心情を勝手に推測してた気が…w そして、いつか丸くおさまるよ〜ん!とは、なんてお気楽なの。いや、でも、オッドの言うとおり、時だけが解決してくれる事かもしれないけどさ。

ネスタが初めてミランの選手としてオリンピコへ行った試合。クルヴァの反応は覚えてないけれど、とにかくネスタがピリピリしてて、ナイーブな感じだったのはよく覚えてる。

そして、そんな緊張感からか、足がつってしまうネスタ。それをまっさきに駆け寄って直してあげたのがクラウディオ・ロペスを始めとしたラツィオの面々。ミランのみんなはあえて近づかずに、かつてのチームメイトたちに任せているようだったのが印象的でした。

ネスタの移籍はメルカート期限ギリギリで決まり、公式な挨拶はなく、心配で練習場に集まったティフォージたちに「僕が移籍するとしたら、ラツィオのためを思ってだけだ」と言えるのがせいいっぱいで、そのまま移籍して行ったから、ラツィアーレからしたらもうショックなんてもんじゃない。愛が深ければ深いほど、それがうらぎられたという思いから、悲しみを憎しみに変えてしまうティフォージ(特に過激なクルヴァ・ノルドのウルトラス)がいて、彼らから激しいブーイングがネスタに向けられた事は容易に想像できることではあります。あの前年に、チームの不振の責任を問うティフォージのいらだちがネスタを始めとした選手たちに向けられ、ネスタがカピターノとしてそれに対して反論するという当時の状況も関係してるかもしれません。

ネスタはミランに移籍したその後に、当時は倒産寸前で紙くず同然のラツィオの株を自分で購入し、古巣の再建に手を貸そうともしていたっけ。ラツィオを愛する気持ちは同じように火傷しそうなくらい熱いのに、お互いに噛み合わないクルヴァ・ノルドとネスタ。なかなかに、せつないことです。

オッドに学ぶべきことなど、ないっ!とサンドロさんはおっしゃるかもしれませんが、彼のかる〜い要領の良さだけは参考にした方がいいかもしれないよw ああ、でもやっぱりそんなネスタ、想像できないな…。