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求む:悪魔のようなリッカ姫

ミランチャンネルのユーベ戦予告で、ピルロと司令塔対決!なんて煽られてたけど、チームの作りも役割も特徴も違うよねえ…とツッコミ入れたよ。ピルロはピルロ。リッカはリッカ。でも今のミランで大事な選手であることは間違いないよねリッカ…のGazzettaロングインタビューを。

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↑美男っていうより、やっぱり美人と言いたくなる…(クリックで拡大)


ミラン、モントリーヴォで立て直しをめざす(原文は『segui RiMontolivo』rimontare=立て直すとかけている)「僕らにはユーベを苦しめる武器がある。さあ、大暴れしよう(『indiavoliamoci』=悪魔に取り付かれたように暴れる)
アッレグリ、ベルルスコーニ、ピルロ、フィオレンティーナ、ビアンコネリ。リッカルドは声を上げる:「僕がリーダー?やってみよう…」

澄んだ目、はっきりした考え。モントリーヴォはシルヴィオ・ベルルスコーニにすぐ気に入られた。「きちんとした青年だ。彼は将来のリーダーになれると考えている」。心を冷やすような自分への批判に慣れているものはそういないし、それと戦うものも少ない。もしそういう気骨を持っているなら、それを悪い性格だと言うものもいるだろう。そうではなく、もし性格が悪くなければ、誰に対しても言えないないのだと言われるかもしれない。しかしリッカルド・モントリーヴォはあらゆることに慣れている:フィレンツェで長年過ごし、彼が『情熱的な人々』と語るファンたちと相対して、表面的にはわれ関せずという態度を通した。

モントリーヴォは法学生のように見える:ガゼッタ本社へ来た時にはグレーのカーディガンに、特にデザインされていないジーンズ。彼にはタトゥーは無く、髪の毛も普通のカット。彼は言葉を選び、毎回軽口を叩く。危ない見出しにならないことが確実な時だけ。彼は数ヶ月前にミランへ来て、それでほっと安心してしまうようなタイプではない。しかし指揮する素質、それは確かに持っている。「それを持てることを願ってる。ベルルスコーニの言葉は僕に責任を感じさせてくれた」。

—ロッカールームはあなたが移籍してきた時の混乱とは違いますか?

「地に足をつけて落ちつくことが僕らを救うと思う。みんな一緒に困難を乗り越えた。それにこのような状況にいることで、グループはより結びつく」

—重鎮たちが居なくなった穴はまだ大きく感じますか?

「そういうのは内部からよりも、外から言われることで感じさせられるものだ。元からの選手たちは僕をとても愛情深く迎え入れてくれた。確かにパーソナリティを持った人たちが居なくなることは穴を感じさせるものだけど、またそれを埋めて行くさ」

—あなたがその穴を埋めたと考えますか?

「そう言うのはまだ早い。僕は監督とチームの意向に沿っている。リーダーはそうすべきだし、指令を出す以上に自分が手本を示すものだと信じている」

—フォーメーションがたくさん変わっています。あなたはどこがベターだと思いますか?

「僕の理想のポジションは2人のMFの間。ダブルボランチとしてもう1人のMFと並ぶのは僕の特徴とは違う。でもそのあたりはずっと柔軟でいたよ」

—ミラニスタたちはピルロの不在を嘆いています(直訳だと『ピルロの孤児です』)。代表ではピルロが居るため、あなたは他の役割に移っています。そして今度は彼と相対することに。心配ですか?」

「いいや。僕はピルロとは違うから。彼はよりレジスタ的だ。僕はインコントリスタでもあろうとしている。アンドレアはミランで多くのことを成し遂げて来た比類なき存在だ。だから僕は比べられる問題にはならないよ」

—ミランとユーベの間には本当に17ポイントもの差があるでしょうか?

「17じゃなくても同じ。僕らと彼らとの間には信じられない違いがある:彼らはよりクオリティがあるし、よりチームとして完成している。でも僕らには彼らを苦しめる武器がある」

—ではエル・シャーラウィから始めましょう。こういった結果を期待していましたか?

「誰も期待していなかった、彼本人も。でもずっと僕は好きだったよ。彼はスピードがあってピッチに切り込む能力がある。それにシュートは強く正確だ」

—パトは本当に危機にいるのでしょうか?

「彼は特殊な状況にいる。彼に関しては落ちついて欲しい。でも期待されることの重荷は価値があるものだ。彼は途方もない(pazzesco)選手だ。ぜったいあんな風に強烈には練習できない。もし出て行くなんてことになったら悲しいよ」

—今のところいまひとつ煮え切らない才能、パト。あなたも今までずっとひと皮むけないと思われていました。

「フィレンツェでプランデッリの下で、僕は良い結果を出しサッカー選手となった。でも本当のクオリティの飛躍をとげるまではちょっとグレーなままでいた。僕自身の実力を測り、高いレベルにいるかどうか知りたかった」

—ポジティブな答えがありましたか?

「僕は成長している。でももっとやらなくてはならない、みんなと同様に。僕らの多くはまだ期待に答えていない。だから今この順位なんだ」

—ナポリ戦ではアッレグリと愛情深いハグをしていたようですが。

「僕らはすばらしい関係なんだよ。彼は僕がまだあんまりうまく行っていなかった始めの時期から助けてくれた。彼はよく僕と話すよ…」

—では少なくともアッレグリとは話す…。去年は何人かのチームメイトが嘆いていましたが…。

「プランデッリとは話していた。それに彼はまして饒舌ではない。それに僕もおしゃべりな方じゃないしね」

—ピッチでずる賢くうまく立ち回れますか(essere cattivo)?

「よくある批判だね。僕はちょっとクールな人間なんだ。でもこれは別に何の意味もない。僕はどなり散らすようなタイプじゃないが、ピッチでは走る。心が広い人間なんだ(Sono un generoso)、練習でも」

—アスレチックテストでの順位は?

「エル・シャーラウィ以上に走るのは難しいよ。でも僕はいつも先頭集団に居るよ」

—ピッチでは誰と会話していますか?

「エル・シャーラウィ、デ・シリオ。僕らは固定したレギュラーポジションを持つものは少ないし、もっと練習しなくちゃならないと思っている。僕ら全員が」

—まだリーグ戦3位以内を狙える望みを持っていますか?

「その順位を考える前に、強くて堅固なミランに成長させることを考える必要がある」

—水曜日にはメクセスのすばらしいバイシクルシュートのための『餌を与えましたね』。

(笑)「すごいアシストだったね。あんなパスだったら、ミスするより決める方が簡単だ。どうやったらゴールできないんだい?」

—ナポリ戦とアンデルレヒト戦の後、あなたはミランでさらに信頼を得たのでは?

「そうだね。でもミスを繰り返さないためにはまだ不十分だ」

—ユーベ戦では抜け目なく戦うことを考えよ、このアリーゴ・サッキのアドバイスはどう思いますか?

「かんぬきをかけることは考えていない。でもユーベに対してオープンに戦いを挑んだら難しいことになる」

—この一戦に勝利することはリーグ戦にシグナルを与えることになる?

「いい結果を得ることはとりわけ僕ら自身にとってシグナルを与えることになるだろうね」

—フィオレンティーナがこんなに強くなると予想していましたか?

「彼らがこんなにすぐに高い順位になるとは予想していなかった。モンテッラは本当に有能だと思う」

—『もしインテルがあの順位なら、僕らも望みが持てる』とあなたは言いましたが、まだそう感じていますか?

「あれは冗談だったんだよ。でもデルビーでは僕らの方がインテルを上回っていた」

—アクイラーニが以前のあなたのポジションを取り、今のところ、より幸運を得ているようですね。

「そうだね。でも僕はミランでプレーしているんだ」

—そして今回あなたはカンプノウへ行ける…(訳者注:フィオ時代ミランへ移籍したいリッカが「ノチェリーノでさえカンプノウへ行けるのに…」と言った事への皮肉と思われw)

「その話はまだまだ。正直言って、次の試合では他のチームと対戦したい。でも決勝ラウンドのチームはみんな強いよ、チャンピオンズ・リーグの最高のチームなんだから。シャフタールには目を見張るね。ドルトムントは全ヨーロッパにサッカーのレッスンをしてる。でもこの数ヶ月の間にミランがまだもっと強くなっていることだけを願っている」

—チームはどのように成長できるでしょうか?

「クオリティはあるんだ。もっと信頼関係を築くこととオートマチックな動きが助けになる。もちろんあらゆる面で良い結果を出すことが最優先だ」

—あなたはミランに運命づけられている…

「そう、僕がサン・シーロに初めて足を踏み入れたのは父と一緒で、14才だった。あれはミラン×サンプ戦で、アンブロジーニがゴールを決めた。そしていま、彼と一緒にプレーしてる…」

—ユーベからひとり取り去ってください。

「ブッフォン」

—ユーベはスクデットを勝ちとるでしょうか?

「70%だね」

—ミランで決定的な働きをするだろう選手は?

「ボアテングになるよ」

—かつてとは異なり、今サン・シーロはしばしば半分が空席です。

「ああいう巨大なスタジアムが満員にならない状態でプレーするのは辛いよ。ただ、いまはその雰囲気は異なって来ている:ファンたちはメルカートでの出来事のために明らかに怒っていた。彼らは厳しい批評家だった。今は僕らに信頼をおくようになってきている」

—ミラン×ユーベ戦に期待するものはなんですか?

「満員のスタジアム、悪魔のように熱狂した(indiavolato)。そして僕らも悪魔のようにプレーしなくちゃならない。彼らにプレーさせず、ゴールマウスに近づけないよう守備し、攻撃して」

—indiavolatoなあなたは想像つきにくいですが。

「僕はクールだ。でもピッチでは荒ぶるところを見てよ。それも相当だよ。でもユーベ戦ではあんまり荒ぶるはめにならないことを願ってる。フィオレンティーナ戦でサイドからのミス、僕のミスも思い返せば、まだぞっとするからね…」

(Gazzetta dello Sport 12/11/24 第2面)


クールな美人法学生…およそサッカー選手のイメージからは離れているリッカw そうか…ベル爺のお気に入りか(女性の趣味は悪いが、美形サッカー選手の趣味はよろしいですね…)。

ピッチで話してるのが20才の二人なのは気になるなー。アンブロさんやデ・ヨングとは話しづらいのか?w メクセスに関してはジョークでいじっていいという暗黙の了解アリらしいのが、あのゴールを見た時に爆笑したミラニスタたちと同じでおかしい。

ここに来てひとつ階段を上がりつつあるリッカ。まだまだもうひとブレイクできる余地があるだろうから期待しておりますよ。

さて。ユーベ戦で悪魔のような彼が見られるかな…。ゴールして、看板の位置を確認してから、お嬢なせいいっぱいの蹴りっ!なんてシーンよ再び。