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露と伊の間には暗くて深〜い河がある

CSKA会長からルール違反だと非難されたらしいミラン。以下はロシア『Bobsoccer.ru』が掲載したバカンス中のCSKAギネル会長のインタビューを、潤滑さん(@junkatsu)が和訳したものです(引用許可ありがとうございました!)。

*ギネルは休暇中だが連絡は簡単にとれる(Max「現に今日こうやってインタビューを簡単にできている」)

*本田関連の騒動、噂には辟易している。

*ミランが適切な結論に達してこの件を終結させてくれると期待していたがそうではなかった。

*我々は既に3週間前に見解を示した「本田は放出しない、例え500万、1000万でもだ。それが結論だ」。

*CSKAは欧州のトップクラブに選手を移籍させた実績もあるし、その用意もできている。ただし交渉にあたって倫理上のルールが守らなければならない。礼儀を欠いた態度は断固として拒絶する。

*最初にミランがリークされたのは今年の初めだが、当時(ミランは)交渉の権利さえなかった。

*過去1年半にわたり交渉を迫っていた代理人には何度も忠告をしたが、契約切れ数ヶ月前になったら我々が態度を変えると思っているのなら大間違いだ。

*ミランは7月1日にサブチームの選手と本田のレンタル移籍をオファーしてきた。このような暴挙にどう対応しろというのか。

*さらにミランは理解に苦しむやり方で本田を獲得しようとしてきた。

*我々が会談、交渉に臨む余地はある。ただしミランが礼儀に基づいて振舞う場合においてのみ、だ。期限内に正式のオファーを出し、代理人を使ってCSKAに圧力をかけたり選手自身に軋轢を生じさせたりしないこと。

*本田はもちろん状況を理解している。ワグナーの例をとってもわかるようにCSKAが移籍を容認する用意はできている。ただし、大事なことは我々に敬意を示し、交渉の基本的なマナーにのっとるということだ。

(Bobsoccer.ru 13/08/08)


私も上記記事をweb翻訳にかけてみたのですが、上記に付け加えるとすると

「建設的話し合いをするよう一年半にわたり我々に迫って来た『イタリアの代理人』には何度も警告してきた」


ということで、CSKA側はイタリア側(つまりミランの)代理人(おそらくブロンゼッティとデ・ヴェッキ)が1年半も前から非公式に接触をしてきたことを非難してるようです(でも選手への接触じゃなくて、まずクラブへの問い合わせなら別にいいと思うけどw)。

一方、ミラン側の言い分を代弁するブロンゼッティは、以下のインタビューでは「本田代理人ヒロが6月にまずミラン側に『ミランへ移籍したい』と接触してきて、それから7月3日、ガリの指示を受けてSDガンディーニが交渉を始めた…」と言っております。その他、いろいろ食い違う両者の言い分。

本田代理人(ブロンゼッティ)による真実
「ミランは無作法? CSKAが気が変わりやすいのだ」


ミラノ発 「本田に関して、ミランが筋を通していないのではない。CSKAが心変わりしたのだ」。これが本田のイタリアでの(交渉に関する)代理人エルネスト・ブロンゼッティの発言だ。CSKAギネル会長の非難の後、今度は彼が事実を最構築する。

「6月なかば、本田代理人ヒロは、彼の弟ケイスケのミランへ行きたいという夢をかなえる手助けを求めて、私に接触してきた。私はファブリツィオ・デ・ヴェッキと共に働き始めた。私はすぐにガッリアーニへ電話すると、彼は関心がありそうだった。しかしガッリアーニはまずはテクニカルスタッフと相談したかった」

—それから展開があった。

「そう。ガッリアーニとは7月3日にミラン本部での会合の約束をとった。契約満了日の6ヶ月前からのみ、選手には新たなクラブを探せる自由が与えられるという規定の日まで、全ての出来事を待ったんだ。こうしてミラン幹部たちと話し合うため、ミラン本部に全員が集まった」

—しかしCSKAとの接触があったのはいつ?

「それからすぐだった。ガッリアーニはその日の午後、欧州クラブ協会(ECA)の仕事で前から知り合いだったギネル会長に問い合わせるよう、ガンディーニ(ドロー会場でおなじみのミランSD)に頼んだ。そしてその問い合わせはすぐだった。続いてババエフSDにも関わるように」

—その効果は?

「CSKAは数日の熟考の期間をとった。それからおかしな計算の答えを返してきた。彼らによると本田は2000万ユーロの価値がある。しかしもうすぐ契約満了だから500万ユーロでいいと言うのだ。この見積もりに対して、ミランは300万ユーロのオファーを出した。これが不十分だと考えられた」

—それから何が起こりました?

「CSKAはケイスケの代役にブルガリア選手を獲得したが、彼(ゲオルギ・ミラノフ)はケガをしてしまった。そしておそらくこれがCSKAの心変わりさせた理由だろう。実際、両クラブ間がはっきりした態度で、高いレベルの関係をすぐに築いたのを見れば、なぜ今頃CSKAがミランをこうして非難するのかが理解できない。それにあんな風にガッリアーニに言うのはあちらこそ無作法だ。彼ガッリアーニは有能なマネージャーだが、ハートがある:私は36年前から彼を知っているし、あらゆる方面で良い関係を広げ続けている」

(Gazzetta dello Sport 13/08/11 第14面)


うははw だからメルカートなんてどっちもどっち、闇の中。なにが事実か…なんて、当事者に近い立場の人でもわからないんじゃないかな。

最後のブロンゼッティのガリほめ言葉を見ると、このブロンゼッティ発言ガゼッタ掲載も、裏からミラン指示の可能性あり…なんて深読みしてしまいます。

とにもかくにも、本田の夏はまだ長い!…冬まではもっと長い…

※おまけ

これも潤滑さんのtweetで知った、Corriere dello Sport記者を経て、現在『Sportitalia』コメンテーターのAlfredo Pedullàの記事『E’ UNA BARAHONDA』。

『baraonda』は「大騒ぎ」という意味なので、この単語も今後ダジャレ見出しに使われるだろうなw

本田について書かれているところは以下のとおり。

ペドゥッラ「(ナポリやユーベの話の続きに)これは(シブチンで有名なwラツィオ会長)ロティートのモットー『ラクダを見るなら金を払え』に多かれ少なかれ等しい。おなじみの夏らしい苦悩だ。本田の件は『baraHonda(=大騒ぎ)』になっている。メルカート作戦の大騒ぎで進めるのが不可能に。ミランが1月に本田と接触していたために、ロシアの会長は怒っている:それは本当だ。誰も本田を(ミランに)つなげていなかった1月9日から、私は話していた。しかし交渉の余地があるかどうかを問い合わせるのは違反ではないだろう。

何があろうと契約がある限り、CSKAが選択を明らかにし決定するのは自由だ。しかし時が経っても価格は上がらない:だから遅かれ早かれミランは本田を手に入れるだろう」


ペドゥッラの『Sportitalia』はディ・マルツィオの『SKY』よりはメルカート予想や情報の精度が低いと思うのと、「俺が言ってたとおりだろ?」って言ってる人のうさんくささには定評があるのでw、上記も話半分に読みました。少なくとも1月にはミランの本田ってくらいに思っておきます。