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皆レオと共に(ベル爺スネるなよ)

ベル爺暴言問題をおさめるべく、バーリ戦前にガリが仲介役として奔走。さすが30年続く漫才コンビ。

ガッリアーニ:「ベルルスコーニ会長は決してレオナルドを攻撃しようとしたわけではない。単に、(水曜日の)PdLの幹部たちとの夕食の席、つまり政治的夕食の席で、まず、ある幹部が『この選手を獲得し、あの選手を獲得し、さらにこの選手も獲得しましょう』と言ったのだ。ベルルスコーニはこれに対して、『我々はさらに獲得する必要はない、もうすばらしいチームを持っていて、彼らがうまくプレイすれば十分だ』と言った。このことが大げさに伝えられて、我々の監督への攻撃だと取られたが、そうではない。今朝(21日)、私は電話で会長と話し、彼はレオナルドとも話した。決してそんなものはなかったのだが、もし言い争いがあったとしても、それはもうまったく終わった話だ。レオナルドは会長によって選ばれ、契約され、我々の一員だ。彼が良くやって欲しいと思っているし、非常に良くやっている。我々は自分たちの仕事をしている、そう思っている。今日まで、我々はとても良いシーズンを送っていると見ている」

「私はレオナルドに対して、人として大きな愛情を持っているし、監督として大変評価している。しかし、ベルルスコーニも、考えていることは全く同じだ。確言する。昨日の(レオナルドの)言葉には全く同意見で、ミランにおいては自主性を謳歌できるということ、自由であることは認められており、それは今後も続く。なんの問題もない。私に言わせれば、レオナルドが言ったことは決して一線を越えていない。したがって、クラブになんの問題もない。そう確言するよ」

「スクデット? 次のフィオレンティーナ戦を待たなくては。我々はインテルにさらに近づく3ポイントを取りたい。我々の仕事はゆっくりと進んでいる」

(Corrire dello Sport 10/02/22 第5面+Mediaset)


そして、試合後にも念押し。ベル爺とレオ様の間で奔走するガリ、またまたお疲れー! しかし、この人が「我々の仕事はゆっくりと進んでいる」っていうと、なにか裏でしてるんじゃないかって思えて、どうにも黒いね(笑)

ガッリアーニ:(レオナルドの試合後の反応も、ベルルスコーニとの問題が重大ではないか?という問いに)「ノー。まったくノーだ。繰り返すが、レオナルドの反応に関して、そう取られているようにベルルスコーニは気に入らなかったのではなく、政府に問題があったために首相としての職務を行っていたこの数日では、私ともレオナルドとも話ができず、会長としての立場ではいられなかったのだ。今朝(21日)やっと話ができて、日曜日ではあるが、私は何が起きているか話した。それからもちろん、ベルルスコーニはレオナルドにも説明した。したがって、もし問題があったとしても、今はもう全くない。レオナルドは新聞に書かれた下司な興味で言われていた風に取らず、事を良い風に取って、答えた。それが全てであって、何も悪くない。新聞やテレビで何を言われようとも、我々はメディアに対して沈黙したりしない」

(Corrire dello Sport 10/02/22 第5面)


最後に、なにげに箝口令を敷いたインテルにイヤミをいうガリ。まさにカルチョ界の妖怪。で、レオ監督は試合後、どう話したかというと。ブラジル人選手たちのコメントも含めて、以下。

レオナルド:「グループみんなの気持ちがうれしかった」

レオナルド:「この精神が大きな結果を残すことに役に立つ。我々は戦術的観点からブラボーだったし、試合へのアプローチもすばらしいものだった。それに、ボールポゼッションし、試合を支配し、プレイ内容全体もミランらしいものだった。マンチェスターで同じ結果が出せるかって? 同じ精神で行けば…。

ロナウジーニョはたくさんの役割でプレイすることを知っている。それに今は試合の時間経過によってどうプレイするかも理解しつつある。今夜、彼はボールを蹴るたびに決定的仕事をしていた。

しかし彼だけではない。各個人全員がすばらしく進んでいる。難しくすばやいアルヴァレスを止めてすばらしかったボネーラ、センターバックの2人、パーフェクトな中盤、今はゴールを決めるだけではないボリエッロも。私はみんなと格別な関係を結んでいて、それはマルコともそうだ。彼にとって、これは重要なシーズンで、ゴールするだけでなく、非常に良くやっている。アッビアーティは彼の歴史を作った:長い時間をかけて復帰し、PKを止めた。我々は試合を閉めて、2-0で勝利した。試合終了3分前に起きたように、再び試合を閉めたんだ。こうした個々人のストーリーがチームを体現している。

ベルルスコーニとの論争? 今日重要なことはバーリ戦の勝利だ。毎日、私はなぜある事をするかを問い、常に新たなモチベーションと納得のいく説明を与えたいと思っている。アッビアーティを、彼のプレイを見て欲しい。プレジデンテにこれ以上何も言うことはない。私はとんでもなくすばらしい感動を与え続けているチームのことだけを考えている。毎日途方もないプレイを見せ続けている彼ら若者たちと、もっと高みへとたどり着きたい。今日、チームが私の論議に寄り添う表明をしたかったかどうかはわからない。今、このグループが非常に団結しているということは知っている。

このチームは非常に堅固で信頼あるベースが築かれていて、困難な時でもそういう時期を抜け出す何かを与えることができる。

ガッリアーニがベルルスコーニ会長の言葉が誤解されていると言ったって? 私には何も付け加えることはない。私は非常に良く知っている場所にいるのだし、他に言うべきではない。それでうまく行く。私は私の言いたい事を言った。土曜日、私は我々が合意していた事を思い出させること以外はしなかった。私はチームのことを考えなくてはならないし、自分の選手たちを穏やかにしておきたいと思っている。彼らはしなけらばならない事以上のことをやったのだ。ボリエッロのゴールを捧げられたこと? これは我々が非常に結束している証しだ。なにもおかしなことではないよ」

ロナウジーニョ:「今日はインテルに少しでも近づくために、勝利したかった。厳しかったが、一歩進んだんだ。この先を見てみよう。(レオナルドに関する論争について)でもこれは僕、チームメイト、監督、会長、ガッリアーニ、みんなの勝利だ。全員だ。僕らはみんな一緒で、これが最も大切なこと。もしミランが勝利すれば、僕らはみんなハッピーで、もしミランが勝てないと、僕らはみんながっかりで、いろんな事を言われる。そうさせないために、重要なのは勝つ事だ。マンチェスターでは勝てる。僕らは自分たちが楽しめる形を見つけたんだから。たとえアウェイでも、僕らは攻撃的だ。でも、いまは厳しい戦いになるだろうフィオレンティーナ戦のことを考えなきゃならない。その後、マンチェスター戦がやって来たら、どうやって2ゴールを奪うかを理解したいね。

もちろん、僕らはインテルへより近づくために、フィレンツェへ3ポイントを取りに行く。僕らの歩みはとてもゆっくりだけど、自分たちの仕事をし、この先のプレッシャーをいなして行くことを考える。とにかくそれだけを考える。

レオナルドとベルルスコーニとの間にはなんの衝突もないよ。僕らはみんな結束していて、みんな同じ側に属している。重要なのはバーリ戦に勝ったことで、僕らはみんなハッピーで、レオナルドもだ」

パト:「みんなが団結しているとこを見せた。僕らはクラブのために勝利したかった。僕らは謙虚さをもって自分たちの仕事を続けているし、こうして前進するだけだし、道にそっていく。繰り返すけど、僕らは団結していて、このためもあって、ゴールした時、僕らはミステルのところへ祝うために行ったんだ。こういったポジティブなシーズンが過ごせているのは、彼だけのおかげだから。

(ワールドカップについて)「僕は落ちついている。もちろん僕の目標は代表に戻ることで、それを隠すつもりはないけれど、今はミランでベストを尽くしたい。代表に行きたくないなんて一度も言ったことはないけれど、でも今の目標はミランでうまくやることだ。ロナウジーニョは信じられないくらいすばらしい、マジカルだ。でも、最終的にはドゥンガの選択だね」

(Sky Sport+Mediaset+TuttoSport 10/02/21)


こちらのレオナルドの動画では、上記のインタビューに出て来た名前だけでなく、交代選手を含めて全員の名前を出してほめています。

Milan News.itによるミランの結束に関するエピソードとして。ボリとパトのゴール後、選手とスタッフ全員が監督と抱き合い、最初のゴール後、ボリエッロがレオのところへ「E’ tuo! E’ tuo!(あんたのだ!あんたのだ!)」と行って駆け寄り、2点目にはガットゥーゾがチームメイトみんなをベンチまで連れて行った。また、インザーギ交代の前に、ピッポはチームが疲れている時にピッチにボリエッロがいることの必要性をピッチ脇で監督に指摘し、自分の投入を自ら遅らせたとのこと! おお、誰よりもプレイしたくてうずうずしてるはずのピッポがっ! なんか涙がちょちょぎれる話だ。

結局、この騒動はチームの結束を高め、試合結果も良く、さすがマイナスの要因をプラスに転じるレオ様(と、ミランさんたち!)という結果に。ガリが更衣室でチャンピオンズ・リーグのアンセムを流したように、ベル爺のイヤミもミランさんの尻を叩く効果があったようで、良かった良かったw

レオナルドの話の中で、『こういった問題はグループにとって良くないことだ。しかし、若者たちはこういうことも乗り越える成熟が必要だから、悪いことでさえも避けることはないと思っている』というくだりが印象的でした。おそらく、こういうミランの特殊環境に慣れてない若者、新規移籍組に向けての言葉、特に「ベルルスコーニだからな…」と思えるイタリア人以外の人たち、特にパトに向けて言ったんじゃないかなー…なんて思いました。カカとアンチェの去就を見て、一番動揺したのが彼で、それを代表合宿先まで行って落ちつかせたのはレオナルドだったし。

ジーニョは性格までジャージャービンクスみたいに穏便主義なのがおかしいです。これがミランファミリー内で無難に生きる道でありますが、ボリエッロ、コイツだけは違った。せっかくみんなが(ファミリー暗黙の了解で)事を穏便に終わらせようと思ってるのに、ホントのこと言っちゃった。信念を持って語ったレオと違って、後先なんも考えずに、思うがままに言ってるだけと思うけどさ(笑) いや、こういう裏表ない単細胞(若干ほめてます)嫌いじゃない。

ボリエッロ:「論争は知っていたし、俺はレオと共にいる」

「ベルルスコーニとレオナルドとの間の論争はあったし、知っていた。俺たちに隠すことなんでできない。だから、監督と抱き合いに行ったんだ。彼は品あるすばらしい人物だからな。俺たちにすっげえやる気を起こさせてくれたから、それに感謝したかった。スクデット? ガッリアーニはその言葉は人前で宣言したくないって言ったけど、俺も同様だ。代表へ行くことはまだ目標にしてる。そして、そのために全力を尽くす」

(Sky Sport 10/02/21)


本人もそんなこと望んじゃいないと思うけど、引退後ミランでの再就職はこれでナシだね、ボリ。