Tag Archive for 'デ・ヨング'

デ・ヨング「我戦う、ゆえに我あり」

来季ELに行けるかどうかという意味ですっごく大事になったデルビー。という順位まで、よく戻って来たね…とも言えるのですが、やっぱりデルビーには勝っていただきたい! デルビー前の景気づけガゼッタインタビューは、大ケガ後に平然と復活して黙々とピンチをふせいでくれてたデ・ヨング兄貴。

140503a


「戦えるからユーロデルビーがいつだって好きかって? 俺は準備万端だぜ」
「おかしなこのシーズン後には、俺たちお互いに充分やったかって問わないといけないな」


ナイジェル・デ・ヨングは3ワードで要約できる:lotto, dunque sono(我戦う、ゆえに我あり)。ミランみなにとって奇妙だったこのシーズンにおいて成功した人物。態度を何も変えず、クルヴァのトーテムとなった彼には実りがあった。デ・ヨングはタックルしに飛び込む、常に。「俺はタックルが好きなんだよ」。

—デ・ヨング、敗北した前回の戦いの後に、このようなデルビーを迎えるとは想像していましたか?

「いまは状況が違っている。シーズン前半のデルビーではずっと中盤をケアしなくてはならなかった。でも今度は違う試合となるだろう。彼らにとっても、中盤に2人の新たな選手と新たな監督を迎えた僕らにとっても。それに、こうしてミランをとても愛してるティフォージが手を貸してくれる」

—ファンたちについてですが、クルヴァが抗議した時、あなたはカカと共に外国人では評価を受けた唯一の選手ですね。驚きましたか?

「常に全力を尽くすところを見てくれれば、ファンは賞讃してくれる。このため彼らのハートに入れたんだと思う。彼らとの関係を持つやり方は時々おかしなものだね、例えばミラン×パルマ戦後のように。でもそこにリスペクトがある限り、うまく行くと思う。俺たちは話し合いを求められたけれど、それはリスペクトあるものだった。だからなんの問題もない」

—ふさわしいやり方だと思いますか? おそらくこんなことはかつて一度も起きたことがないことですが…

「イングランド、ドイツでは違うね。ファンたちとはもっと距離がある。ここではファンはとてもエモーショナルでチームとの相互作用がある。異なる文化であって、理解してるよ」

—批判の時期にあの話し合いが出てきました。でもいまはちょっと好転してきています。今シーズン、機能しなかったことについてどう考えますか?

「ひとつの理由では語れない。俺たちにはクオリティがあった。でも時々チームとして反応できていなかった。シーズン終わりには俺たちはおのおの鏡の前に立って自問しなくてはならない。『俺はほんとうにチームメイトたちのために100%の力を出したか?』って。もしグループのために100%の力を出していなかったら、全てが困難になってしまうから。ミランはイタリアでトップ3、いやトップ2の位置にいないといけないんだ。そう思うし、俺たちはゆっくりとその正しいメンタリティを再び作りだしているところだ」

—ロッカールームの分裂について話してください。

「話すのが好きなヤツはいる、それは確かだ。だが俺にとってロッカールームは聖地のようなものだ。ヴァチカンのように神聖不可侵なもの。最終的には俺たちはお互い顔を向き合い、お互いを信頼しなくてはらない。今年はそれが簡単にはいかなかった。俺たちは議論したり討論したりできる:大人の男であって、子供じゃないんだ。でも外部にそれを漏らすのはルール違反だ」

—よく知られていることですが、シティの時にはあなたとバロテッリとの間にいさかいがありました。イタリアではマリオはまったく成長していないと言われています。

「イタリアではマリオは特別だね。でもマリオはマリオなんだ。それにつねにマリオでいることは簡単じゃない。ここではみんなに注目され、それもずっとだ。でもマンチェスターからミラノに来て、彼は変わったように見える。マンチェスター時代はもっととんでもないふるまいをしていた。マリオには才能があり、有能な若者だ。でも時々、彼を集中させるために目かくししなくてはならないんだ」

—あなたはセードルフが好ましいですか?

「監督であることと選手であることとは違う。でもセードルフは勝者で、彼はクラブを愛してる。時々選手たちと討論になり、彼の友人である俺も議論した。でもそれはクラブにとって良かれと思うことだからだ。セードルフはたくさんのことを学んでいて、論理的だ。監督になってほんの数ヶ月だ。彼はいい仕事をしてると思うよ」

—ゲームシステムに問題が?

「ゲームシステムに不満を言うべきじゃないと思う。監督がそれを選び、選手たちは適応しなくてはならない。もしそれが好きじゃないなら、シーズン終わりに出て行けるかどうか考えればいい」

—あんなに大きなケガの後、代表に再招集されたのは驚きですか?

「いつだって俺は自分を信頼してる。それにサッカーでは望めばかなうものだ。時々身体は俺自身に起きてることはもう充分だと言うんだが、ケガは俺をもっと強くしてくれた。それに今シーズンは自分のクオリティを見せられたからな」

—mediano(MFの中でも中盤底を走り回ってボールを奪う地味な汗かき屋を指すことが多い)であること。美しいサッカーを常に目指さなくてはならないクラブで、『メディアーノ』としての生き方はどのようなものでしょうか?

「俺はバロテッリでもカカでもない。でも彼らのために働くことで自分の生き方を実現しようとしてる。俺はゴールの先回りをし、ボールを奪わなければならない男だ。これが俺の仕事だよ」

—『ティキ・タカ』の終わりはなんだと思いますか?

「ティキ・タカが終わったかどうかはわからない。ボールポゼッションという以上に、とびぬけたアタッカーたちがいたからバルサでそれが機能していたことはわかる。ゴールマウス前にバスを置い(たように守っ)て勝ったからとモウリーニョを批判したのには笑ったよ。誰かが勝つ、それだけのことだ。ヨーロッパでもサッカーには驚きがいっぱいだし、アトレチコが決勝に行くのはうれしい。他と比べれば小さなクラブだが、彼らは他のビッグクラブと常に戦っているからあそこにいるんだ。グラディエーターたちだよ。彼らのプレーを見るのが好きだ。サッカーは結果がすべてだね」

—あなたは2010年W杯後、シャビ・アロンソへのファウルで母国でもとても批判されましたね。

「批判は気にしないよ。俺はそれを吹き飛ばすようにしている。そうすれば批判は過ぎ去る。批判は家族にだけは問題だ。彼らに悪影響が残るから」

—ブラジルでリベンジを?

「このストレスいっぱいのシーズン後に、またW杯で戦える満足を探すよ」

—ヨーロッパなしで終わるかもしれないシーズン…

「ヨーロッパリーグはデルビーの結果次第で行けるし、俺たちはヨーロッパの舞台に立ちたい。だからこのデルビーはより価値があるんだ:これはユーロデルビーだ。やってやるよ。これはエキサイティングな夜。そして俺たちはいける!っていうポシティブな感じを持ってるんだ」

(Gazzetta dello Sport 14/05/03 第14面)