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タッソの秘蔵っ子デ・シリオ

前に「優秀なCBはいわば上質な素材でできた黒のベーシックシンプルなカットソー。どんな戦術でも必要とされ、地味に見えながらここの質が高くないとチームは本当に長くトップの座に居られない。一方FWはそのワンアイテムで見た目を一新してしまうインパクトある流行のアイテムのよう」みたいなことを呟いた気がしますが、ネスタ&マルディーニからミランを好きになった経緯もあり、DF、特にCB萌え〜偏愛であります。華やかなFW陣は時の流行のように短くも派手に活躍してくれればある程度満足だけど(彼ら自身もチームを変えることでモチベ高めること多いし)、守備的な人たちはできるだけ地味〜に長〜いおつきあいをしたいのです。

だからどうしてもCBに対して求めるレベルが高くなってしまうけれど、今のCB陣のバラエティ豊かな個性を楽しみながら(これはこれで楽しいデスヨホントw)、できればユースから生え抜きでイタリア人世界的CBが出て来ないかなあ…というのは長い目で期待しています。SBもCBもできればイタリアンな伝統を受け継ぐ若手をユースから。

と!そんな時にSBで、なんとマルディーニ以来の!一度もクラブ外回りしないでトップチームに定着しそうな若者が! しかもマジメそうで美しく育ちそうなミラン顔w まだまだ守備は危なっかしいけれどクロスは良いもの持ってるし、アバーテやアントンという先輩ミラン育ちSBと競い合って育って欲しいものです。

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↑成長途中だから顔や表情が短期間ですごく大人になった。
やっぱり性格って顔に出るのかな…DFらしくマジメそうよ。


ミラン関係者も揃って期待。バレージも「私はデ・シリオがミランで長いキャリアを積んでくれることを願っている。彼にはそうできるクオリティがある」と。

以下、タッソッティのコメントが載るガゼッタ記事とマルパパことチェーザレ・マルディーニのコメントを。

ミラン、デ・シリオはマルディーニをコピー
そして新たなる前進

元カピターノのように、ローンに出されずにユースからセリエAへ。タッソッティは彼を推す:「彼の中に私を見るようだ」

ミラノ発 その象徴たるものは先週ガッリアーニが企てたフランス人の獲得である。過去にロナウド、ロナウジーニョ、イブラヒモビッチのために飛行機に乗って来たガッリアーニが、今回はフランスで17才のエムベイェ・ニアンを電撃獲得した。以前からの(何度目かわからないぐらいの)ミランホームでの変化の兆候。いまガッリアーニは大きな希望であるひとりの未成年にとっての第一人者として奮闘している。それがこの節約の時期に勝つためには最良のプロジェクトであり、投資だからだ。この17才8ヶ月のニアンはもちろんチームで最年少となる。しかしチームには彼よりもちょっと年上の他の若者たちもいる。少々の誇りと少々の必要性を込めて、アッレグリがよく述べているように:「我々は92年生まれの若者を先発させることを許しながら、スクデットを取りに行く唯一のチームだ」と。

方向転換 その1人がケガのアバーテに変わって現在右SBで先発しているマッティア・デ・シリオだ。そして彼はロッソネロのカラーにとても濃い歴史を持っている。それは多くのファンに愛され、首脳陣たちに誇りを与えるもの。実際、マッティアはパオロ・マルディーニ以来の、ユース出身でローンに一度も出されたことなくトップチームに(特に重要な戦術的計画の中心に)定着するようになった選手である。Esordienti(U13のユース部門)からの正統な道のり。コスタクルタはミランに戻る前にモンツァへ行き、アルベルティーニはパドヴァからだった。デ・シリオはサイドハーフや左サイドバックもやっていたプリマヴェーラで目覚ましい活躍をし、すばらしい自然な若芽のミランとして見いだされた。ガッリアーニとアッレグリがすでに昨季が終わる前に公表していた委任の一つである。

最高のテスト ミラネッロでマッティアは例外的な保護者を持つ。アッレグリの副官の勤めを果たすが、守備部門で起きること全てにも目をくばっている人物。そのマウロ・タッソッティがデ・シリオについて語る時、彼にとってデ・シリオが他の選手とは全く違っていたとすぐ気づかされたと言う:「まさに、彼は私と同じポジションでプレイしてるので、特別な目で見守っている。それに彼は私と同じ背番号だしね…」と『タッソ』は冗談を言う。そしてマッティアのマジカルな瞬間がいかに訪れたかを語る:「ずっと我々は彼を信じていた。その道のりの始めから。私たちとの最初の練習からとても印象づけられたし、したがってトップチームに定着させるのは当然の結果だった」。タッソッティはこうも言う:「彼はとてもまじめで穏やかな青年だ。代表にも早く到達できるようがんばっているが、もっと修行を詰む必要があることはわかっている。とてもすばらしいテクニックとフィジカルを持ち、アスレチックテストでも全て基準点以上だ」。それからこう告白する:「そう、私は彼の中に自分を見るようだよ。ちょっと私の特徴を持っている。アスレチック的な強さとテクニックのミックスだ。そして同じく耐久力も」。

またさらにベビー デ・シリオ、エル・シャーラウィ、ニアン。彼ら若きロッソネロはチームの平均年齢を下げた。ミランがオフ開けに集合した時は27.18才。メルカートが閉まった今は26.31才。約1才も下がった。そして一年前と比べて3才以上の若返り。新たに再出発するのなら、本当にそうする必要がある。

(Gazzetta dello Sport 12/09/07 第13面)


タッソに見守られてるなら安心ですね!(『デ・チャラ男』にならなそうな性格みたいだしw)。いきなり無免許運転と先輩の名を騙るウソ!なんてバロテッリ流をかましたニアンはちょっと心配ですけどね…ミラン学校で躾されるかな?w

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↑チームの平均年齢の変遷


チェーザレ・マルディーニ「デ・シリオは順調に育つだろう。しかしパオロと比べるのは早い」

ミランの元選手にして監督のチェーザレ・マルディーニもマッティア・デ・シリオを賞賛:「デ・シリオは間違いなく見込みある若者だ。フィジカル的にはもうできあがっているし、これら最初の試合でピッチに立った時のパーソナリティも気に入った。感触としては、とても前途が開けている若き選手だと言えると思う。

彼がパオロの足跡をたどれるかどうかはわからない。2人を比べることはしないよ。デ・シリオはまだ非常に若いし、もっと力を見せられるだろう。しかし彼はマジメで謙虚な若者なのが気に入っている。私は彼の家族を知っているが、デ・シリオを助けるすべを知っているすばらしい人たちだ。それがスタートラインにおける最高のベースとなる」

(ilsussidiario.net 12/09/07)


さすがにパパはパオロと比べるのはまだ早いと釘を刺してますねw 純粋なユース出身の優秀なディフェンダーというのはバレージ→マルディーニと続く偉大なる系譜…とミラニスタのロマン魂に火をつけるもの。つい有望な新人が出てくると大騒ぎになりますが、プレッシャーに負けずにすくすく育ってください。アバーテだってユース先輩として負けずにポジション争いしてくれるはず!と期待しておりますぞ。