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『オバマ』セードルフ、10の改革

ミランの10の掟と言ったらこちらがおなじみだけど、今回はセードルフ監督になって変わった10個のポイント。

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↑「ミラン再生のためにセードルフの十戒」


足、メンタル、クラレンスの改革の始まり
1ヶ月半ですでにミランのほぼ全てを掌握。モチベーションを上げるビデオや2度の記者会見も

改革は大騒ぎすることなく始まった。あらゆる場所に彼の印を残すため、来る日ごとに小さな改革を重ねた。クラレンス・セードルフは決してありきたりな選手ではなかった。ひとたび監督になったら規格どおりの道を選ぶと想像することは難しい。こうしてミランでの1ヶ月半で多くのことが変わった。それはテクニカルな観点のものが大部分だが、実戦的でメンタル的なものもある。以下が教授の10の改革だ。

1)バイバイ、ガンズ
最初に変えたことのひとつはサン・シーロでのピッチ入場とウォーミングアップ時の音楽だった。セードルフは、盛り上がるビデオを選手たちに選ばせた。これはチーム全体のポジティブな気持ちを与える。こうしてガンズ・アンド・ローゼズの『Sweet Child O’ Mine』からMacklemore & Lewisの『Can’t Hold Us』に変更。

2)バレリーナへの花束(責任感)
クラレンスにとってモチベーションはとても重要だ。このためナポリ戦のモントリーボの不在時に起こったように、最も在籍年数が多い選手にカピターノバンドを与える慣習を変え、責任を感じてもらおうとメクセスの腕につけた(しかしピッチでは望んだ効果が得られず、選手グループ内にいささか不平を生んだ)。

3)心のひだ
精神的助けは尊重してしかるべき。こうしてセードルフはミラネッロに心理学者ブルーノ・デミチェリスを呼び戻した。選手たちを助け、彼らの望みと要求を知るために、デミチェリスはカペッロとアンチェロッティと協力した人物だ。監督は順位を上げるために感情やメンタル面についてとても注視している。

4)力の結束
クループの結束という点で取り入れられたもうひとつの改革はロッカールームでのハグだ。監督はヴェローナ戦で最後に成功を収めた後にそれを命じ、それからは毎回繰り返されている。

5)2回の記者会見
クラレンスはいつもすばらしいコミュニケーションをする人物だった。アウェイの場合、前日のミラネッロでの恒例の記者会見に加え、遠征先でも地元記者たちにも質問する機会を与える会見も行っている。

6)朝練にさよなら
もちろん新たなことはメンタル面だけではなく、実際的なことも。例えば練習の時間。この時期はダブルセッションをしない週で、チームはいつも15時から練習を始める。それは次の試合開始時間にかかわらず。試合をした翌日の午後もそれを繰り返す。一方、アッレグリの回復トレーニングは厳格に朝からだった。理由? セードルフは選手たちに、朝もう少し休息する機会を与えたいのだ。午後早い時間にトップギアになれるように。

7)クールダウン
クラレンスが来てからはクールダウンの日に続いて、週に一日はかなり手応えのあるアスレチックトレーニングに割り当てている。普通は(ジム練習をよりいっそう行うために)もしそこからクールダウンのセッション時までに間がなければ、それはしばしばリーグ戦の前々日に当てられていた。この日は戦術テストに厳密に割り当てられたテクニック的な前準備の日だった。一方、セードルフはその戦術テストを前日の仕上げ練習までくりかえし上塗りしておく。

8)仕上げ…外国で
練習の話でいえば、CLでマドリードへ遠征した時もセードルフが始めた新たなことがあった。試合前日、アッレグリは最後の軽いウォーミングアップをミラネッロで行い、午後に出発することを好んだ。一方、アトレチコ戦の前日、チームはマルペンサ空港を10時に出発し、カルデロンで練習をした。帰りも変化があった。試合当日の夜出発ではなく、翌日帰路につき、マドリードを13:30に出発した。

9)部門の再統合
試合前の変化。テクニカルミーティングはもう(もしくは少なくとも、それ単独だけでなく)一回のブリーフィングではなくなる。テクニカルな課題や任務は守備、中盤、攻撃と、部門ごとに取り組む。

10)遮断の少ないミラネッロ
もちろん、戦術テストの山場になれば、ミラネッロは全てのメディアにとって(時には『内部』の人間でさえも)不可侵となる。みんなミラネッロから離れなければならない。しかしそうでない場合、セードルフはピッチのサイドから練習の一部に立ち会うことを自由に許す。

(Gazzetta dello Sport 14/02/22 第12面)


7番目の練習については、ちょっとよく訳せなかったのであやふやです。負荷をかけたアスレチックトレーニングは週1度で、戦術練習は前日まで何度もくりかえして仕上げて行くというメリハリをつけたみたい。

メンタル面を大切にするセードルフ監督。誰よりもモチベ次第で『ブリキのセーさん』になったり『黄金のセーさん』になってた彼らしいなあ、と。

全般的に選手にもスタッフにもメディアにもできるだけ気持ちよく仕事してもらおうという意図が見えますね。セーさんの経験上からだろうな。

いつも楽しいウォーミングアップの(一見お遊びみたいなw)動画見てると、大笑いしながらお互いの動きや気持ちと合わせていこうと自然となってるのがいいなーと、このところ毎日見てなごんでます。ピッチでも少しずつ攻守の連動がでてきたので効果あり?

試合前後のハグはちゃんと映像希望。