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ネガ記事どんと来い

こう勝てないと、各マスコミの憶測含めたミラン・ネガティブキャンペーンは活気づくのです。なら、いっそまとめてご紹介しちゃいましょう。なお、『選手たちってこんなにいろいろ書かれるのか大変だなあ…』って興味があるのと、こういうのもネタとして楽しむたちなので訳をアップしますが、しょんぼりな時期にツライ記事を読みたくない方は読まない方がいいかも。それと物事をマジメに捉えるお方も。

まずは今日あたりに診断がはっきりするカハのケガ問題。ネガゴシップ王TuttoSportはこんな記事を書いた。

監督はグルジア人を非難
カラーゼは肉離れ:一ヶ月の離脱
エメルソンもKO。そしてティフォージは叱責:「カンピオナートに敬意を表せ」

ミラノ発 カラーゼがそけい部を痛めてピッチから出た時、アンチェロッティは不機嫌な様子に見えた:「診察したのか? 君はリスクはないと言っていただろう」。あきらかにle avvisaglie(悪いきざし?)があった。グルジア人ディフェンダーはうなだれて、ベンチでは彼に伝えられる一言だけが言い渡された:『Stirato(肉離れ)』。デリケートな部分(内転筋)に発生すると、肉離れは重大なケガであることを意味する。つまりカラーゼはグラスゴーへの遠征をパスするだけでなく、一ヶ月かそれ以上のストップをなる危険があるということを意味する。今日、この件の検査で筋肉損傷の実態が明らかになり、診断と回復の予測が立てられるだろう。もうひとつのトラブル、ジダにケガ(左肩関節包に炎症)が起きた後、器質的なことはさらに狭くなり、差し迫ったことのために心配は増している。一方、水曜日のセルティック戦には、カラーゼに代わりボネーラがネスタの隣となるだろう。

エメルソンも昨日もベンチにも入れず、あまり具合は良くない。「パレルモ戦後、くるぶしに問題が起きて、我々は彼に休みを取ることを進めた」とアンチェロッティは報告した。一方ガッリアーニはプライバシーを尊重して「ロナウドとケガ人たちについてこれ以上のニュースは与えない」という選択を記憶している。しかしフェノメノの回復に関しては楽観的な風をよそおっている:「彼は調子良さそうに見えるよ。数週間内には試合を通してプレイできるよう、すぐに戻るだろう。マルディーニもあと少しで準備できる」。それはいずれにしても10月半ばの(代表ウィ−クで)中断時期だろう。

ガッリアーニはチャンピオンズ・リーグ第2戦であるスコットランドでの試合にも希望を見せている:「我々はカターニアとの試合とは違うプレイをしにグラスゴーへ行くのだ」。アンチェロッティはそれは相手の出方にかかっていると打ち明ける:「ヨーロッパではもっとオープンな戦い方をするチームと対戦する」。ロッソネリ・ティフォージのグループは選手と幹部たちがサン・シーロから出てくる時に見えるように駐車場前に旗を広げて、それでもカンピオナートもあるのだという事を思い出させる:「尊敬と誇りを持ってil tricolore(三色旗=スクデット?)に立ち向かえ」。監督はこの願いを共有していると保証する:「ベルルスコーニが我々が満足しきっていると言ったって? チャンピオンズのような重要な成功を得たら、ひと時リラックスしてしまうことがあるということだ。しかし全員の中で、すぐにヨーロッパでもイタリアでも戻りたいという欲望があるのだ」。

CLAUDIO CASAGRANDE

(TuttoSport 07/10/01 第13面)


どうして二人だけの電話の内容が手に取るようにわかるの?!とか、更衣室での出来事をどのノゾキ穴から見てたの?!な憶測記事が載るイタリアスポーツ紙ですが、これもなあ、なんだかなあw またシェヴァ対アンチェの口論の時みたいに、読唇術の達人がアンチェのセリフを解読したんでしょうか。

ティフォージやベル様の心情にはだいたい同意いたしますよ。現場は気を抜かずやっていたとしても、結果が出ないと、みんなを納得させられないのは当然だ。あれだけ辛い時期を乗り越えてのCL獲得しただけに、その余韻に浸れるのがほんのわずかなのは残念でしょうが、それを取れなかった他のクラブ・選手たちの飢餓感・高いモチベーションに立ち向かうには、チャンピオンだぜうへへへ〜と浮かれてばかりはいられない。満足してしまったらそこで終わりだもんね。

でも地獄の底から這い上がった根性持つミランさんたちとはいえ、そんな神のようにパーフェクトな人格でなく、むしろ愛すべき人間臭い人たちですから、今季は絶対コケるだろう…ちょっと小休止してもいい!許す!な気分で(シーズン前には)いたんだけど、いざ試合見始めると贅沢なもんで、カンピオナートでもいいプレイすれ!!!と高い要求しちゃうもんです。だって高給取りだしー!w

とにかく今はカハの診断待ちだ〜。カハには再発しないようにじっくり直してもらいたいなあ。きっとまた彼のCBが絶対必要になる。さて、今現在CBはボネーラもいるけどシミッチはどうなのよ?という疑問ですが、彼がこんな事言ってるようで(TuttoじゃなくGazzettaだけに)心配です。

ディフェンダーの吐露
シミッチは出場できず、こう警告:「一月には空気を変えるだろう」

ミラネッロ発 Grignani(訳者注:シンガーのGianluca Grignani)風に言えば、すでに決意した者の(苦い)微笑み。頭を振り、低い声で自分の鬱憤をポツポツと語る、そんな風に面と向かってじっと見つめたのはダリオ・シミッチだ:「去年、僕は(筆者注:カンピオナートとカップ戦で)30試合以上プレイした。今年は1分もプレイしていない…」。ダリオは一年前を思い返す、そうしないではいられないのだ。ツルベナ・ズベズダとのチャンピオンズ・リーグ予備戦ではいい働きをした。それからカンピオナートでは22試合に出場し、90分間フル出場は16回。感触はとても良かった。ゼロの区切りにまた打ち付けられるまでは。「今年はミランで6度目となるシーズンだ。もし僕にスペースがないなら出て行くよ。いつかって? 1月に、はっきりしてる、でもまだイタリアに残るか、それともリーグを変えるかはわからない。このままじゃいけないってことはわかってる。とにかく僕は代表100試合出場したひとりなんだから」。

タイムリーでない クラブへのメッセージははっきりしている:状況がどうあろうと、新しい年のためにサンタクロースに他のクラブをおねだりすること。本当のところ、シミッチのこの吐露は時期的に最適のものではない。カターニア戦を見れば、アンチェロッティはネスタに一回休みを与えたがっていた。そしてダリオにとっては、試合の流れの中でおそらく出場機会があったことだろう。しかしクロアチア人は仕上げの最後に、監督とメディカルスタッフにフィジカル状態の問題を訴えていた。結果として:召集せず。一方アンチェロッティにとっては、このディフェンダーが我慢してくれることを願っている。カラーゼのケガは、彼が実力を発揮してポジションを奪う機会を与えた。しかし掛け値なしにポジションを取ることが、他の選手がプレイしないことによるのは彼の好むところではない。「こういう状況は感情的に悪いね」とクロアチア人は締めくくる。

ヨアンとクリスチャン それでもシミッチひとりだけが不満足なだけではない。ヨアン・グルキュフの回りにも大きな疑問の輪が回っている。Ploemeur(プロムール)のフランス人は ずっとガッリアーニとベルルスコーニの庇護の羽の下にいる。しかし今はほとんど家で遠ざけられている。『事件』はモンテカルロでのヨーロッパ・スーパーカップの夜にさかのぼる。この後、グルキュフはアンチェロッティに観客席に追い払われたことの不平を言う。これは起こりえる事、このロッソネロ選手には試練が与えられた。カルレットが良しとしない過剰な言葉。そして彼が出場機会を許された時(シエナ戦)、ヨアンは使われなかった。次はいつ? 歯がみしているもうひとりの選手はクリスチャン・ブロッキだ。彼はたくさんのスタイルを持っている。監督に直接不平を言うのではなく、「僕がレギュラーだと感じられたことは一度もない。力を見せなきゃいけないし、いつだって何かそれにふさわしいって事をしめさなきゃいけない。他の選手と違って」という苦い考え。とにかくブロッキはいつでもせいいっぱいのプレーをする事を常とし、それは練習中もである。監督を納得させるために、より良いプレイでの答えを。

MARCO PASOTTO

(Gazzetta dello Sport 07/10/02 第13面)


シミッチの憂いをおびた美男具合にGazzetta記者もメロメローっ!…じゃなくてだ。各国代表しかもキャプテンだという人もサブになってしまうのは、ミランみたいなクラブの宿命。出場したいのは誰だって同じ。でも出場できるのは11(+3)人。その選択が公平かつ妥当かどうかなんて誰も判断できない。世の中の選択が全てそうであるように。

だからホントは不満とかマスコミに言ってないで、今いる場所でせいいっぱいの事をして『俺にふさわしい待遇じゃない』と思ったら、もっといいと思える場を求めたらいいと思うんだ。なまじミランみたいなクラブに入ると、決断までにはいろいろ考えちゃうと思うけど。チーム側から思えば、頼もしいサブメンバーが不平も言わずにベンチにいてくれるのがうれしいのだが。シミッチは一度オフィシャルで「マルディーニやコスタクルタとプレイできてうれしかった」なんてお別れの言葉を言っちゃったこともあるし、いよいよなのかもしれません。残念。

でもヨアンはちょっと別だなw プライド高く血の気の多い暴れ若馬は、厩舎につながれてもう少し調教されないと、他のクラブに行っても問題起こして成長を妨げそうです。なら、ミラン学校にもう少しいた方が。

長くなったので、カカとアンチェの言い争い問題については次の記事で。