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DAI!DAI!監督から美声監督へ?!

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↑今日のガゼッタ1面。
こんなに不仲が報道されてから元さやに戻ったらすごいよねw


今年はこの脚本できたかー!ってもう…ミラン劇場、おかしすぎるのですけど。

これが決定的会談!と煽りまくられていた木曜日のベル爺ガリアッレグリの会合(実質、ガリが両者をなだめる会)。ベル爺からの「選挙の後始末で今週末までサルディーニャ離れられない」という言い訳で消滅。

ミランより良いオファーで待ってるローマへの返事は土曜日までと言われてるけど、ガリは明日のカラーゼ引退試合に行く予定でタイムアップ? いや今日木曜日にガリとアッレグリの会合がミラン本部にあるはずだ! 一方ローマのDSがミラノにやってくる! でもアッレグリはローマのアメリカ資本のプロジェクトに疑問が…いやいやオファー受けるはず!…とかもう、虚々実々、わけわからないことになっております。

ここまできたら、アッレグリ留任でもセーさん就任でも他の人でもー!誰でもなったらがんばれーと応援するのみ…それまでドタバタ劇を楽しもうじゃないかという心境になっております。だってこういうところがとってもミランらしいところだもん。

以下はミランのご意見番、ベル爺もセーさんのこともよーく知ってるビリーの、皮肉もちょっぴり効かせたインタビュー。Sky Sport 24によるもの。

「会合がキャンセルされた? これはかなり不可解な選択だね。私はアッレグリの解任にそんなに確信は持っていなかったが、これでその考えは消し去られたと思う。会長はもうアッレグリと話したくないんだ。

セードルフ? 彼は誰からもすばらしい人間だと見られている。自分でも物がわかった男と思っている。ミランのベンチでも機嫌良くいられると思うよ。じゃあミランでうまくできるかって? ミランに長年居た経験から私が言えることがある。ちょっとサッカーを知ってる者なら誰でも、あそこではクラブが『うまくやれる』と思わせてくれるんだ。クラブに守られているからね。これが現在のクラブの姿で、これがミランの成功の元だ。ミランにはそういう環境を知っている人物が必要だし、セードルフはそれを知っている。

ベルルスコーニの選択がみんなとちょっと違う方向? 最初はサッキやカペッロなど、監督たちに対する会長の選択を受け入れるのは難しかった。それからは選択はガッリアーニが行ってきた。そんな難しいことをセードルフができるかって? 問題は、ほぼ監督経験がないことと選手たちとの関係だけだろうな。クラレンスは人々へのアプローチがとてもうまい。ミランの勝敗を左右する選手たちはバロテッリ、ニアン、ボアテングといった選手たちだ…。その意味でもセードルフ監督という選択はあり得るだろう。彼の肌の色もおそらく助けになる。

バロテッリとセードルフは対立すると考える者もいるって? 私もだ。しかしそういう予測をしたとしても、もちろんセードルフのインテリジェンスを過小評価するわけじゃない。アッレグリはセードルフに助けられてたから、彼らはとても堅く結びついていた。二人は対立していたように見えていたが、アッレグリは決してセードルフのことを軽んじてはいなかった。

それでもやはり私はライカールトが次期監督にふさわしいと思う。ドナドーニ? いまはパルマに嫌な思いをさせたくないと思うよ。遅かれ早かれミランへ来ると思うから。しかしドナドーニが監督にという話は、セードルフであるべきだというような突飛な考えじゃない。ファン・バステン? 我々はみんなその人間性に惚れる。マルコはすばらしい人間だ。彼をどうしたらミランへ連れて来れるか、私にはわからないが。

どこからベルルスコーニとセードルフの関係が生まれたかって? クラレンスがパーティーの時にマイクをとって歌い、いろいろな言語で話し始めたのを思い出す。セードルフと我々は2004年にちょっと仲が悪くなった。あの事件から全てが変わった。我々はとても堅く結びついたんだ。そういうことはファン・バステンとタッソッティの間にもあった。あれから二人の間に友情が生まれ、マルコはイタリアに居ることになる」

(Milan News.it 13/05/29)


セーさんが自分で「物がわかった男と思っている」のところは「そう慢心している」というニュアンスもある単語。ビリーもインテリだけど、セーさんの自信満々度はとてもすごいものねw

そしておもしろかったのが、「ちょっとサッカーをかじった者をみんなデキるやつだと思わせてしまうミランのヘルプ力」ってところ。選手に関してはそういうクラブの守る姿勢はすごく感じていたけれど、幹部やコーチたちもそうなのかあ…と。ミラン内で純粋培養だと、外に出てから苦労するんだろうな(ですよ、パオロさん)。

ミラン出身でもアンチェはセリエBの監督から始めて各所で成功をおさめて(シルバーコレクターだったけど)からミランへ来たわけだし、カペッロはミランユースで長く経験を積んでいたし。だからミランで監督として成功するなら、他のとこで一度は揉まれないと…じゃないのかな。いきなりまだ現役のセーさんはあかん。いやもしかしたら、ビリー言うところの『ミランのヘルプ力』が新人監督でもなんとかしてしまうのかもしれないけど(でもそれでレオ様は失敗した…)。

ちょっと感情にムラがある問題児たちに対して、肌の色(il colore della pelle)も助けになるっていうビリー言葉に、そういう見方もあるのかとハっとしたなあ。ただセーさんは人種差別でブーイングされてないと自分で言ってるし、なにしろインテリ紳士で、サッカー選手としては浮いてるタイプだから、マリオたちが親近感持つかどうかはどうなんでしょ。

あと、2004年の事件がナゾです。2005年ならイスタンブールの悲劇の後、セーさんが『PK戦で蹴りたがらなかった選手がいる』って非難めいたことを言って、それからみんなが一緒のテーブルにつかない仲間はずれになったっていう噂はあった。とはいえ、なにかの事件後、ぐっと仲良くなったっていうのは少年マンガ的展開でいいですねw

ベル爺がどうしてそこまでセーさんに惚れ込むことになったのかを書いたガゼッタの記事は、なんだかよくわからなかったのだけど、その中でおかしな一節が。

「マンチェスター・ユナイテッドに勝利し、決勝進出したお祝いにセードルフは自分の店でパーティをしたが、その席でボブ・マーリィを美しい歌声で4曲も歌った。ベルルスコーニはそれを楽しんだが、『イタリアの曲にしないか?』と言った」


↑ボタフォゴでもボブ・マーリィ歌ってる!


パーティーでマイウェイを歌い上げるセーさんもすごかった。こういう選曲はお偉方の好みかもねw セーさんの『Ale Ale Ale Milan Ale」が響く大耳パーティーなんて幻影がベル爺には見えているのかも…。