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『habemus KAKA』

ついにこの日が来ました! ミラネッロでのカカおかえり記者会見。イジワルな質問にも余裕で答えるカカに大人になったなあ…という感慨が。

以下はMilanNews.it、MediasetSport、Gazzetta dello Sportなどの記事をつなぎあわせていますので、実際の映像の順番とは違う可能性があります。

爆笑してた場面があそこか〜とわかるのが楽しかったです!(*´ω`*)

↑カカ記者会見(イタリア語)


↑カカ記者会見(英語)


11:50 ミラネッロのプレスルームでは今回のカカ帰還ドラマのガリの決めゼリフ『Certi amori non finiscono..』が歌われるAntonello Vendittiの『Amici mai』が流れている。

12:07 カカとガッリアーニがプレスルームに入って来て、ユニフォームと共にお決まりの写真撮影。記者会見開始。まずガッリアーニの長い(笑)話。

ガリ「ボンジョルノ。今日は我がクラブにとってほんとうにとてつもない喜びだ。4年たってリッキー・カカがホームへ帰って来たことにとてもとてもとてもとても満足している。ミランでの6年間で270試合、95ゴール、チャンピオンズ・リーグと全てのトロフィーを勝ち取った。決して中断されなかったファンタスティックな歴史だ」

ガリ「我々の心の中では彼は決して出て行ってはいなかった。遅かれ早かれ我々がこうできるだろうことはわかっていたよ。挑戦し続けたこの2、3年、我々の望みは彼をホームヘ連れ帰ることだった。多くの試合とゴールによってカカとは情熱的結びつきが生まれた。信じ難いほどの愛情を作り出した。センチメンタルとは導けるものではない。カカはミランファンたちの心の中に入り込むことができた。私はここ数日のような祝辞をもらったことはかつてないことだ。我々はとても幸せだ、誇りに思うし、満足である。日曜日、交渉が行われている時、会長は私に4回も電話をくれた。交渉でこんなことは今まで一度もなかったことだ。この交渉は他でもない、かつてない熱気を持って行われた。ホームへおかえりなさい、リッキー!」

プロジェクターにミランでのカカ思い出ビデオと共に、Antonello Vendittiの『Amici mai』が流れる。

カカの最初の言葉「みなさん、こんにちは。歓迎に感謝します。ほんとうにすばらしい。ミラノへ帰り、ミランに帰って来るのはスペシャルなこと。美しい日です。昨日僕は妻と一緒に、僕らはここで生活していた時のことを思い出していました。10年経ち、今日ミラネッロに着いて、選手たちは新しくなっていた。でも同じ感覚がある。みんなと再会したら一度も出て行かなかったみたいでした。なにもかもがすばらしい」

—ミランがあなたにどれだけ期待しているか想像してください。部屋にあなたのポスターを貼っているチームメイトたちがいることでしょう。彼らを導かなくてはならないことをわかっていますか?

カカ「リーダーとしての役割を期待されているのはわかっている。それにこれは新たな状況だと言える。ここに移籍してきた時、何年にもわたりチームメイトたちから多くのことを学んだ。レアルでも代表でも。今はそれは僕にかかってる。ここで1シーズン、2シーズン、何シーズンもそうしたい(ガッリアーニの方を見て笑い)。彼ら若者たちをたくさん助けたい」

今回の獲得のテクニカルな理由についてガリ「ボアテングの移籍に伴いフォーメーションを変えることを決めた際に、カカが完璧な選手だと考えた。心の問題もあったが、もちろんクラブと監督とが合意したテクニカルな選択だ。我々はCLプレーオフを通過した後、ベルルスコーニ会長と話をした。カカへの愛情という以上に、我々が好むテクニカルな構造へとチームを再構成するために必要な選手を求めたのだ」

ガリ「それは10年前の2003年アンチェロッティ時代、カカの最初の練習後にカルロが電話をしてきた。そして私に『しかしまあ、このフェノーメノをどこで見つけたんですか?』と言ったよ。リッキーの加入は、その獲得に非常に関与したレオナルドとブライダのおかげと言わなければいけない。2003年8月15日は途方もない日だった。今回、私は成功しないと思っていたが、レアル・マドリーは友人であることを証明してくれ、私は感謝しなくてはならない。父ボスコとカカにも感謝すべきだ。リッキーは大きな経済的犠牲をはらってミランへの愛情をはっきりと示してくれたと私は確言できるから。我々はすでに移籍交渉を試みたことがあったが、かなわかった。今年は何かが起こるかもしれないという希望を持ちつつ、確信を持たずにいた。しかし何もしなければ何も起きない。日曜日午後、レアルのオフィスを訪れ、我々は合意に達した。ボスコにたくさんの犠牲をお願いしたから、これは長い交渉となった。これはすばらしい取引だった。我々はカカの弁護士のオフィスにいて、それからマドリー本部へ行き、またオフィスに戻った。夜中の2:35分に白い煙(合意)が。『habemus KAKA』だ(訳者注:『Habemus Papam』=新教皇が選ばれた時の言葉『パパ(ローマ教皇)在り』のしゃれ)」

2時35分に合意が得られた舞台裏がガッリアーニによって明らかにされた後、記者ペッレガッティが「サラブレッドは夜にだけ生まれる」と言うと、ガリが「私は夜の11時に生まれたよ」とジョーク。ここで会場大笑いw

—カカ、あなたの言葉からはピッチに戻る準備がすでに完璧にできていると感じているかのような考えが感じられますが。しかしあなたのコンディションに疑問をいだく人もいます。

カカ「僕のフィジカルはいい。だから悪いところはないと何度も言っている、とは言っても先週までプレーしてたんだから、プレーする準備はできている。親善試合ではあるけれど、木曜日のデポルティーボ戦で2ゴール決めた」

—どうしてマドリーで機能しなかったか簡単に話してください。

カカ「シンプルなことだ:この4年間、ケガとテクニカルな選択のせいで僕はレアル・マドリーで一度もずっと続けてプレーしていなかった。常に練習は続けていた。そしてほとんどケガなく過ごした。僕にとってもこれは挑戦だ」

—ミランに戻ることで年俸を半減以上にしなくてはならなかった:なにがその決断をさせたのですか?

「僕は勝利するミランに慣れている。そしてちょっと変わったことも知っている。でもここにはたくさんの有能な選手がいる。多くがW杯で代表として加わる。このミランはとてもうまくやれると思う。自分のミランへの復帰という選択はこのことをベースにしている。自分の力をチームに与えることができることと、サッカーをプレーすることに戻る喜びが得られるチームが欲しかった」

ジャンニーノでの夜についてカカ「ケーキを切って乾杯した瞬間を撮影したこと? あの時の信じられない感動をみんなに見せかったから」

役割についてカカ「それをあなたに言う前に監督と話したい。僕の役割は多かれ少なかれいつもトレクァルティスタかセカンドストライカーだった。まずは監督の要求を見てみよう」

移籍についてガリ「もしボアテングを放出しなかったら、カカの話が進むのは難しかっただろう。メルカート最終日はいつももっとも実りがある。取引はボアテング移籍の時から始まった。カカはプレーの形を変えていたボアの代わりだ。ペターニャが出て行って、マトリが入った。ボアテングが出て行って、カカが入った。もう我々は4-3-3はできないとわかったので、カカを選択することにしたのだ」

ガリ「この取引ではたくさんの気持ちが込められた。アッレグリとも完全に合意の上でカカを獲得しにいった。ボアテングの移籍で4-3-3から4-3-1-2へとフォーメーション変更するとわかっていたから。これは心とテクニカルな選択なんだ。ベルルスコーニも同意している。愛情をそそいでくれるファンたちに言いたいのだが、我々はリッキーがピッチで手を貸してくれると考えたから獲得したのだ」

レアル・マドリーについてカカ「マドリーでは個人的レベルではとてもすばらしい経験をした:僕はとても成長した。この数年で多くのことを学んだ。レアル・マドリーは最高に偉大なクラブだ。僕はその歴史に加われたことをうれしく思う。この数年に満足しているが、僕の状況としてはサッカーをプレーする喜びが少なかった。プロとしては望むようなものを与えられなかった。アンチェロッティはとても誠実で、今月はとてもたくさんの話をした。でもレアルは他の考えを持っていた。スペースは常に少なかった。カルロとも話をして合意の上で、僕にとってもクラブにとっても出て行く方が良いと決断した」

ガリ「ファンたちが感じているこの感動は私も感じている。できればカカの孤児(カカ移籍で離れて行ったファン)がスタジアムに戻って来ることを願う。2009年に15,000以上だった予約シートが、次の年から決して戻らなかった。あまりにセンチメンタル過ぎると言わないで欲しい。カカのような特徴を持ったmezza puntaが欲しかったから、カカを再獲得しにいったのだ」

—あなたのスペインでの不遇にモウリーニョがどれくらい影響していますか?

「この数年彼と仕事をしたけど、彼の信頼を得ようと努力を続けていた。いつでも起用に答えようとしていたが、他の考えがあったようだ。でも僕に多くを与えてくれた監督だよ、ピッチ内外で。彼のせいじゃない。僕にも責任はある。とにかくマドリーではとてもすばらしい経験をした。キャリアの絶頂でプレーできなかったのが残念だ」

カカ「シェヴァとは何度も話してるよ。この夏もマイアミでも会った。マドリーの経験がモウリーニョのせいだなんて言わない」

バロテッリと他のFWたちについてカカ「僕らはうまくやれる。マリオはすばらしい選手だ。とてもよくやっている。移籍してきたマトリ、ロビーニョ、とても才能あるエル・シャーラウィともね。ミランには最高にすばらしいFWたちがいる」

コンディションについてカカ「プレーする準備はできている。継続性についてはピッチでのプレーを見て欲しい」

本田についてガリ「メルカートは一日で終わる、期待しよう。1月のメルカートのことはもっとあとで話そう。カカは2年間残る。カカの獲得と本田との関係はいっさい無い。本田のことは1月にわかることだろう。カカのギャラクシーの話はない。なにも関係なく、2年契約だ」

ミランの競争力についてカカ「ミランはイタリアで優勝できるし、ヨーロッパでもとてもうまくやれると思う。僕らは勝利してきた選手たちだ。イタリアでもヨーロッパでもプレーするのに慣れている」

数字についてガリ「国際的レベルでここ最近5年間、チャンピオンズ・リーグのグループステージにいるのは7クラブだけで、その中にミランはイタリアで唯一入っている。イタリアではここ最近5年間で最もポイントを稼いでいるのがミランの378ポイントだ。それに次いでユベントス358ポイントとインテル354ポイントだ。これで我々が最優秀であり、これを知ってみらいたい(記者たちに向けて)。これが数字の掟だ。ミランが3年前にスクデットを取ったことを思い出して欲しい。2年前は4月までトップにいて、最後ユーベにかわされてしまった。2013年は3位に到達した。ミランの歴史の再構築。我々は精神的服従を持つのに理由はないことを常に思い出さなくてはならない。ミランの歴史的誇りと存在感を取り戻したい」

ベルルスコーニについてカカ「連絡をとった。とても満足していたし、お祝いを言ってくれた。挨拶だけで特別なことは何も言わず、ちょっとしたことしか話さなかった。彼と話ができてとてもうれしかった」

交渉の場面の契機についてカカ「僕の父はとても有能で、自分の息子の利益を守ってくれる。父は17時にミランと話を始めて、真夜中に家に帰って来て僕に取引条件を説明した。それから時間をくれたので僕は妻と話し合ってベストな選択をしたんだ。父ともまた話して、彼は理想的なのは変えることだろうと言った。こうして2時30分に僕はガッリアーニに5回も電話したんだけど、電話に出なかったんだよ(笑)。旅行中の彼の友人(プロンゼッティ)を通して彼と連絡をつけようとした。ガッリアーニから電話がかかってきた時、冗談を言ってやった:『寝てたんですか? もうミランに行きたくないって言いたかったんだ、おやすみなさーい…』、それから僕はほんとのことを話した。僕が条件に合意したこと、ミランに戻ることを告げたんだ」(ここもめちゃくちゃ大笑いw)

2009年の売却についてガリ「あの時はミランが決断した、カカではない。一方シェヴァは出て行きたいと願い出て、ずっとそう言っていた。ミランはペレスのとても熱心な口説きを受けていた。1月にミランとカカは今年のベイルの金額よりも上の数字に抵抗したんだ。あの時は我々にとってもカカにとってもこれが正しいと感じていた。こうして事は進んだんだ、過去を振り返るのは無用だ」

目標についてカカ「良いプレーに戻り、このミランで勝利するために可能なあらゆることをするつもりだ」

代表についてカカ「スコラーリとパレイラとは良い関係にある。でもミランに行くと決める前に彼らには話をしていない。最後に話したのはイタリアとロシアとやった親善試合の時だ」

カカ「ミランは常に勝利をめざさなくてはならない。それが今シーズンやらなくてはならないことだ。そうしたらひとつのチームとして勝つ」

レアルでのポジションと競争についてカカ「毎回よくポジションを変える4-2-3-1でプレーしていた。でも通常僕は自分がしやすいところでプレーしていた。フィジカルに問題を抱えていたし、それに居場所がなかった。エジルやディ・マリアのような他の選手がいたから。そして徐々に出場機会は減っていった。チャンスには悪いプレーをしていたとは思わなかった」

ガリ「カカは13時にチームとランチをとる」