聖なるドラゴンの最期
カルロは全ての話は月曜日だと言うけれど、あなたの最後の采配だと思って、しかと見させていただきます。
ヴィオラ戦の招集メンバー。
Dida, Kalac, Perucchini,
Antonini, Darmian, Favalli, Jankulovski, Maldini, Nesta, Senderos, Zambrotta,
Beckham, Flamini, Gattuso, Pirlo, Seedorf,
Inzaghi, Kakà, Shevchenko, Ronaldinho, Pato.起用不可: Abbiati, Bonera, Kaladze, Cardacio, Borriello, Viudez.
非招集: Mattioni
出場停止:Ambrosini
ネスタ、呼ばれたーーーーーーーーーー!しかも公式記事では太字だーーー! ベンチ入りだけでもしてくれー! 心配されていたベッカムも招集。リーノも出るかなあ。アンブロさんを筆頭に、招集外の人もフィレンツェ行ってるかなあ。
以下がGazzettaの予想フォーメーション。最期までクリスマスツリーで行くのか、カルレット。

今晩の試合後はどんな結果になっても放心状態で、新たな記事はすぐに書けないと思いますので、試合後なにか叫びたい方、しみじみしたい方、ボヤキたい……という結果はないと信じて!このエントリーにコメント書いていただけるとうれしいです。
マルディーニ引退を「『il mostro sacro』との別れ」と表現している記事があった。『il mostro sacro』、聖なるモンスター、もしくは巨匠。『ドラゴンハート』マルディーニにとって、どうか善き最期でありますように。ミランの来季に光が(特にネスタを始めとしたケガ人たちに)見えますように。
Tags: 08-09campionato
温かきヴィオラ
いよいよ今晩はいろんな意味での最終戦。マルディーニの最後の試合であり、おそらくカルロさんも…。そしてベッカムともしばしの別れ(来季1月にフリーで獲得予定)。ファヴァさんとアンブロの契約延長するのかも気になるし、レンタル組のシェヴァとセンデロ君のお買い上げも不透明なまま。あまり出番のなかったウルグアイコンビとダルミアンにはレンタルの噂。セーさんは「シーズンの終わりに別れはつきものさ…」なんて意味深なセリフを吐いてるし、カカとピルロのメルカートの噂は「聞こえないもーん」と無視してますが騒がしい。フィオ戦はマルだけでなく、いろんな人との別れの試合になるかもしれなく、鼻セレブを買い込んで、号泣に準備しとりますよよよよよ〜。
ヴィオラのクルヴァがマルを温かく迎えてくれることはお伝えしましたが、プランデッリ監督も「マルディーニは最後のバンディエラ。彼は常に相手に対しても敬意を持つ偉大な選手だった。日曜日、我々は彼に拍手を送るべきだ。彼にふさわしい歓迎を、ファンにはして欲しいね」とコメントすると共に、デッラ・ヴァーレ会長もこんな事を。
アンドレア・デッラ・ヴァーレ:「マルディーニのために、大いなるトリビュートを用意」
彼らの事(いつものようにアウェイの洗礼を浴びせる事)をやるようヴィオラに要請したミランウルトラリーダーの言葉にもかかわらず、フィオレンティーナ会長デッラ・ヴァーレから発表され承認されたように、アルテミオ・フランキスタジアムはパオロ・マルディーニに対して大いなる敬意を捧げるだろう:「マルディーニは大きな感謝に値する。このためクラブとしても、ささやかではあるが、彼に敬意を表することを考えた。我々の目標は4位かそのくらいだったし、そこにはもう到達した。今度のミラン戦では、その順位にふさわしいか、我々のファンにさらなる満足を与えなくてはならない」
(Milan News.it 09/05/30)
うれしいですねえ…。そして問題の『Curva Sud Milano』のリーダーはこんな事をテレビでアピールしていました。
マルディーニ問題:クルヴァ・スッドはSportitaliaで平和を『アピール』
十分に明らかな寛容のシグナル。一歩ゆずったわけではないが、少なくとも和解の意志:ミランのクルヴァ・スッドのリーダー、ジャンカルロ・カペッリ (通称『il Barone=ボス』)とジャンカルロ・ロンバルディ(通称『Sandokan』)はパオロ・マルディーニへの非難に関しての彼らの観点を、Sportitaliaのテレビ番組『SoloCalcio』にて説明した。
「サッカー界以外のマルディーニの友人たちは、カピターノのための派手な演出を用意するように俺たちに頼んでいた:俺たちはそうすることもできたが、そうはできなかったな:マルディーニとの問題? 全ては今はもうみんなに知れ渡ったイスタンブールのエピソードから生まれたんだ。それからパオロは、最近の法律で禁止されたドラムやなにやをスタジアムに新たに持ち込めるようにクラブと話をつけるのは、俺たちが自主的にするように求めた:俺たちはこのために5人の代表者と共にミラネッロへ行ったが、この約束はまだ果たされていない」
非常にささいな問題、加えて、ぞっとさせる:「俺たちは人としての敬意を求めてるんだ。クルヴァとの関係はずっとそうだったか、決してそうでなかったか:カフー、セルジーニョ、アルベルティーニのような人々を例にあげることができる。俺たちとずっと距離は置いていたが、俺たちのグループに大いに挨拶もしていた」。問題は選手としてではなく、人間としてのマルディーニにあるという主張だ。しかしミランとサッカーに良いこととして、視点を修復するよう、少なくとも試みてはみるようだ:「フィレンツェでは選手としてのカピターノに対して、彼の最後の試合に感謝して、緊張緩和のバナーを出したい」。
一方、ガッリアーニとはなんの問題もないと言う:「彼はあんな事(ウルトラスからの攻撃を用心して身辺警護をつけている)を言ってるが、俺たちは何も修復することなどない。俺たちはいい関係だ。俺たちのクリスマスパーティーにも何回も来ている」
(Milan News.it 09/05/30)
だったらどんなに人間的にいけすかなくても(笑)、サン・シーロで『選手としての』マルディーニに感謝のバナー出せってーのー!と言いたいですが、まあ少なくともこのまま後味の悪い感じで引退するよりは良いかあ。結局、彼らはイスタンブールで言われた事を広く世間にアピールしたくて、あんな事をしたんですね。世界にミラン・ウルトラスの程度の低さをアピールする結果となったバカタレです。確かに「乞食」はひどい言葉だったのかもしれないけど、心底傷ついてイスタンブールから帰って来たマルペンサ空港で、「あやまれ」とかその他にもいろいろひどいこと言われたら、そりゃキレますって。
マルのことをピッチ内はもとより、外でもパーフェクトな聖人のようにみんなが言うもんだから、「それは違うぞ」と言いたくなるのもわからないでもない。私もさんざんツッコんでますし。でも逆にそういうツッコミどころ満載なとこが良いのになあw
それにしても、イタリアのカピターノって、ピッチ外のさまざまな問題にも対処しなくてはならないなんて、大変です。だから外国人のカピターノってのは難しいんだと思いますが、サネッティはそのあたりのウルトラスとの付き合いとかどうしてるんだろう。ガリは…きっと表立って言えない事がいろいろあるんだと思う…。
さて、そんなドロドロした話はこのへんで終わりにして。先日、CLの勝利をマルディーニに捧げてくれたグアルディオラ監督。『マルをバルサへ!』という話マジだった!…らしい。ソースがTuttoだからあまり当てにならないけど(笑)
プロポーズ
グアルディオラはマルディーニをバルセロナへ呼ぶミラノ発 それはチャンピオンズ・リーグ決勝の勝利にすっかり酔った状態での、思いやりあるおせじだけではなかった。ペップ・グアルディオラはその言葉(「マルディーニはこの20年間のヨーロッパで最も偉大な選手。もし良かったらバルサへ来て」)を事実にしようとしている。木曜日、ローマで初のビッグイヤーを獲得してつかの間、バルセロナ監督は実際にミランのカピターノに電話をするために受話器を手にした。カタランの元レジスタ(=グアルディオラ)はテレビの生放送でそのプロポーズを述べた。もしマルディーニがもう一年プレイするか、幹部のキャリアを始めたいのかを決めたら、バルセロナのドアは彼のために開いている、と。クルヴァの仕打ちに傷ついたロッソネロの3番は、このように素敵で断れないような感動的申し出に満足していた。ヨーロッパチャンピオンからの求愛は検討する価値がある(もうひとりのロッソネロバンディエーラ、デメトリオ・アルベルティーニがカンプノウですばらしい思い出を残したことを忘れてはならない)。
(Tutto Sport 09/05/30 第9面)
素敵なおとぎ話として、喜んでおきます。
Tags: ティフォージ|フィオレンティーナ|マルディーニ
リーノが燃やせ
カカやトッティがディズニーコミックの登場人物になりましたが、今度はリーノが登場。

↑でも、似てないw
残念なニュースですが、ベッカムが左足首のねんざで、フィオ戦に出られないかもしれない。重傷のようには見えないが、診断を待っている状態。その場合、アンブロさんもいないし、ガットゥーゾがプレイする可能性も。リーノの魂で、チームに火をつけて。
ヴィオラ戦の審判は、セリエAの一番重要な試合をまかされることが多いリッツォーリさん。今度は審判の存在なぞ感じさせないジャッジをお願いしますぞ。
Tags: お大事に|オフな話|ガットゥーゾ|ベッカム
理想主義者マルディーニ

↑今朝のGazzetta第一面。ほんとにレオ監督様ですかー?
Gazzettaがスクープとして今日伝えたのが、「ミラン監督にレオナルド、月曜日に発表」。その下には「一方、グルキュフをボルドーに1500万ユーロで売却。ガッリアーニ:『落ちついて、カカは残る』」。さらにその下、「ベルルスコーニはマルディーニについて:『フェスタをすることを説得したい』」。

↑見分けつかないから、そのままヒディンクでいいんじゃない?チェルシーさん。
インテルさんは、右上でどっちがボールがわからないカンビアッソがいるだけですよ。ミラン、話題を振り過ぎでしょうw 左下のジラは「2ゴールで勝利。信じてる」などとお礼参り宣言をしています。それは絶対ヤメテ。

↑美しさにもプレイにも磨きがかかったのになあ。残念。
リーグアンの年間最優秀選手にも選ばれたグルキュフ。ミランにとっては貴重な若者で、しかも顔面偏差値アップ&脱ぎ要員だったのにー!ざんねんだあ〜。でも彼を移籍させてしまったということは、来季のチーム編成について、ある程度めどがたってるってことですよね?そうだと…いいな(信用してない)。
まったく落ちつかないこと、この上ないですが、とりあえずパオロさん案件を終えなくては!
クルヴァを仕切るウルトラスの一大勢力、あの非難の横断幕を出した『Curva Sud Milano』の言い分をご紹介。以下はMilan News.itに寄せられた彼らからの声明文です。
マルディーニ問題に関するCurva Sudの声明
イタリアメディアのいつものやり方を見て、Curva Sud Milanoはミラン×ローマ戦の間に起きたことについて、はっきりさせたいと思っている。
試合の最中に我々はパオロ・マルディーニに向けて『感謝(RINGRAZIAMENTO)』の気持ちの2つのバナーを出した。
最初のものはピッチにチームが入場した時に出した。
『ありがとうカピターノ:ピッチ上の無窮のカンピオーネ しかし自分をリッチにした者へのリスペクトに欠けていた』
それから2枚目は記事に書かれたように、ラストランの時に出した。
『あなたの25年間の輝かしいキャリアはあなたから金目当ての乞食と言われた者たちのおかげだ』
我々のバナーは異議申し立てではなく、彼のキャリアの軌跡の間に、何回も彼が我々ティフォージに対して示して来た態度を強調したかったのだ。多くのエピソードの中でも、チームのそばにいるために青年たちが800ユーロも使った後、イスタンブールの決勝での敗北で戻って来たマルペンサで発した『POVERI PEZZENTI(哀れな乞食)』という言葉は、特に不愉快だと強調したい。(以下よくわからないので省略)
我々の会長へ向けた抗議に関しては、シルヴィオ・ベルルスコーニが直接ミランに関わらなくなってから、クラブはその特徴であった勝利のアイデンティティを失ったことを非難するバナーを出した。
マルディーニと同様に、病院入りになった時から、2006年夏のカルチョポリ事件の終わりまで、首相もずっとクルヴァ・スッドからの全面的なサポートを正当に享受していたが、我々は対立者を支持する者に対しては誰とでも戦って行く。
『我々の最優先事項は真実を知るための裁判をするにいたること。マルディーニのことはその一例だ:敬意は敬意からしか生まれない!』
『Curva Sud Milano』の前には妥協なし
(Milan News.it 09/05/26)
ということで、25年間にいろいろ積み重なったうち、一番の原因はイスタンブール敗北後のマルペンサでの衝突にあるようです。『敬意は敬意からしか生まれない!』ってのは、君らには言われたくないよ。
次は『Curva Sud Milano』の古株リーダー『Il Barone(男爵)』ことGiancarlo CapelliへのMilan News.it独占インタビュー。
—大方の意見とティフォージのほとんど多数派はあなた方を恩知らずだと言っています。
「クルヴァは選手としてのマルディーニを非難しているわけじゃない。彼は偉大なカンピオーネで全てを勝ち取ってきた。クルヴァはマルディーニを人間として非難してるんだ。彼がここ数年、俺たちの仲間に何を言ったか知ってるか?そんなヤツにフェスタをするか? ことあるごとにずっと侮辱してきたヤツを祝うか?(訳者注:マルディーニは一部ウルトラスのチケット高額ダフ行為や、調子が悪い時のチームや一部選手へのクルヴァからのブーイング、暴力行為などに苦言を呈し続けていた)」
—フランコ・バレージを賞賛するコーラスも聞こえました。
「マルディーニがピッチの回りでうんざりしていた時でも正しい言葉を言って、ひどい時期でもミランを代表してくれた人を賞賛するのは当たり前のことだ」
—こういうことが顕著になったのは、96年のミラン×ローゼンボリ戦の後が最初の衝突ですね。
「そうだ。でも最もハイライトは俺たちがバナーに書いた『mercenari e pezzenti(金めあての乞食)』と俺たちのことを言ったイスタンブールの敗戦後のことだ」
—06/07シーズンのデルビー後に話した言葉もトラブルとなった。
「もちろん。彼は俺たちがチームを励まさなかったし、俺たちが自分に都合がいい時だけ応援すると言って非難した。ティフォージのストライキの本当の理由も知らないで(※訳者注 このあたりの話はこちらとこちらで)」
—あなたたちの行動を無分別として、日曜日のマルディーニへのトリビュートを発表した、ヴィオラのクルヴァ『Curva Fiesole』の発案をどう思いますか?
「今、それを知ったよ。フィオレンティーナがやることだし、俺たちが彼らのホームでやることには口をだすべきじゃない。同じ事がインテルのティフォージにも言える」
(Milan News.it 09/05/26)
マルもおとなげない発言があったようだけど、それでも選手として評価しているなら、選手としての最後にあんなことするのは全くいただけないよ。たった一言で人間としてダメと糾弾されるなんて…サッカー選手という枠を超えて大きくなった存在、ミランのカピターノの存在の大変さを感じます。アンブロさん(orリーノorカカ?)がんばれーー!
そして、マルディーニ自身の言い分は以下のGazzettaインタビューで。
マルディーニ「ミランの沈黙にはがっかりした」
「プレジデンテからも誰からも、僕に向けた共感の言葉がない」ミラノ発 熟考から48時間。それから返答。パオロ・マルディーニはまだ待ちたくはない。
—パオロ、なぜフェスタはだいなしにされたのでしょうか?
「わからないよ。本当にわからない。いつだって僕は自分の考えに従って、全ての人を尊重しながら、筋のとおった態度を示して来た。ティフォージの環境には足を踏み入れなかった。でもそれはスノビッシュだから(上品ぶっている)じゃない:僕がずっと背負って来たマルディーニという名字ゆえに、何かを示して来たんだ。それにピッチに捧げて来たことだけで判断して欲しかった:そういう環境とクラブへ向けたリスペクトがどのような形で作り上げられているのかを理解する者がいる一方で、この問題を無法者のような態度だと解釈する者もいる」
—何にがっかりしましたか?
「クラブの沈黙に:なんの立場も取らなかったことが残念だった。いまだなんのコメントもない。プレジデンテ以下、幹部も誰も一言も言わなかった。僕は理想主義者だろう。でもこんなエピソードから離されているのがミランというクラブだと僕は信じている」
—あなたはティフォージにすぐに答えました、非常に厳しい言葉で。
「あれは衝動的なリアクションだった。だからおそらく間違いだろう。でも前から示唆していたことだ:僕は傷ついた人間だった。ちゃんと考えることができなかった:数日前から用意されていたあの行動への返答だったんだ。僕は感情的で弱い人間なんだよ」
—『彼らの一員でないことを誇りに思う』、そう認めますか?
「そう、確かに。僕がミラニスタであり、ロッソネロのユニフォームのために全てを捧げてきたのは否定できないことだ。それにもかかわらず、僕は何回も批判されてきた。カピターノになって6ヶ月後に、僕がカピターノバンドを巻くのにふさわしくないというバナーが掲げられ、家の下には『Meno Hollywood più impegno(ディスコ・ハリウッドに行ってないで、もっと働け』とペイントされた。それが僕にとってどうかって? でも彼らがそうしたことは、僕を成長させたけどね:知的な自由は成熟したし、自分の意見を表明することは決して放棄しなかった」
—息子さんのクリスティアンとダニエルは質問しましたか?
「いいや。でもクリスティアンは理解してたし、ダニエルもだ。彼は賢い。何かをつかんでいた。家では二人とも僕が妻と話していた言葉を聞いていた。このエピソードはとても大きな意味を持っている」
—そしてあなたのフェスタはだいなしにされた。
「すばらしかったよ:本当にかつて夢見ていたとおりだった。太陽、暑さ、僕のデビュー時のような午後の試合。家族と70000人以上の観客でいっぱいのスタジアムが僕を賞賛していた。500人がフェスタをだいなしにしたがったのは残念だった」
—過去のあなたとティフォージとの間の衝突を覚えていますか?
「掛け値なしのそういうのは2つあった。最初のは敗北してイスタンブールから帰って来た時。僕らはすばらしい決勝を戦って、あきらかにリバプールより良かった。空港で僕らは非難された:『俺たちにあやまれ』と。僕は人生をかけてプレイしたのに、20才の若者にあやまれと言われなくてはならないのか? それに何をあやまれと? すばらしいやり方でプレイした試合に負けたことを? ちなみに、あの夜、リバプールはティフォージのレベルでは上回っていた:3-0と僕らがリードした時には英語(の応援)だけが聞こえて、それからずっと大きく、ずっと大きくなって…。そして、空港でひどい言葉を投げつけられて、僕らは衝突する恐れがあった」
—2つ目のエピソードは?
「2007年ヨーロッパスーパーカップのモンテカルロで。ウルトラスは応援しなかった。誰かがそそのかして、応援を許さなかったんだ。それにカンピオナートでも数ヶ月にわたって僕らは信じられないような雰囲気の中でプレイしていた。チームはこの状況に傷ついていたし、僕はそれをGazzettaに実際に話した。それはカピターノとしてのインタビューだった。でもある種のティフォージはそれが気に食わなかった。彼らの数人と物事をはっきりさせる会談が組まれていた。そこではGazzettaで語った事はミランにとって善かれと思うことを説明したのだ、と主張した」
—ティフォージはいくつかの侮辱を叱っていますね。
「イスタンブールから帰って来た空港以外では、一度も侮辱などしていない。とにかく日曜日のエピソードは僕と彼らの間に引かれた線をなぞるものだった」
—あなたを傷つけるために、彼らはフランコ・バレージのバナーを掲げました。
「フランコは試合後の乾杯の席で、僕にお詫びを言ってくれた。僕はなぜだかわからなかった。あんなバナーは見た事がなかったから。僕は彼に言った:『フランコ、安心して:あなたは僕に教えてくれた。顔を高くあげて、変な関係を持つ事なく、まっすぐに歩いて行けと』」
—賞賛の声を上げていた7万人のことを忘れることはできません。
「その愛情はとてつもなくすばらしかった:僕のTシャツをみんなが買ったのを知ってるよ。全ての人に感謝したい。感動? もちろん、それは最初から:クリスティアンとダニエルが僕のそばにいて、家族全員がトリブーナにいて、ローマの選手たちは記念のTシャツを着ていた。涙が出て、回りを見たら、ピルロがそんなきまりの悪いところを見てる。それで、『さあ、みんな。始めないのか、eh?』って言った」
—サッカー協会会長アベーテがしたがっていたあなたの引退試合はやりますか?
「いや、でも僕のそばに寄り添い、本当に何か計画しようとしてくれた協会会長にはとても感謝します。プラティニも僕にすばらしい手紙を書いてくれた。あの非難以外は、全てがすばらしかった。人々が僕をこのように見てくれていることを誇りに思う」
—しかしレオナルドとのいさかいがあったのでは?
「まったく、そんな誤解は驚きだよ。メディアが僕らが口げんかしたという噂を言いふらしていた時、僕は更衣室でレオと抱き合ってたんだから。ビデオカメラで撮られたあの時は、レオは僕に起きたことを重く考えないようにと言って、僕はそういう(重大な)事だと思ってるって言ったんだ。それで終わり」
—フィレンツェでは最後の試合をプレイすることになりますね。あなたが望んでいたように、決定的な試合…。
「そう、僕はそう望んでいた…。人生が複雑なように、信じられないことだ:ローマと2-2となって、ストレートインが決まっていた。でも僕らにはそれがわからなかったから、勝利を目指した。僕らはちょっと輝きが足りなかったね:自分の人生でこんなに暑さにまいったことはなかったよ」
—月曜日の朝はまず何をしますか?
「クリスティアンの試合を見に行く。トスカーナで大会があるんだ。フィレンツェの試合後はそのまま留まる」
—ミランの集合日である7月6日、不本意なコルセットは脱ぐ(重荷を下ろす?)事になるでしょうか?
「あげることができる。でも一言いっておくけど、バカンスでは決して何もしてこなかった。ほんとになんにも。最初は準備コーチに練習してるってウソをついていた。それからはっきりと言い始めた:僕のフィジカルトレーナーは全てのことから引き離すことを要求したんだ」
(Gazzetta dello Sport 09/05/27 第10面)
これはカピターノとしての使命を持ったインタビューというより、かなりマル個人の立場に帰ったインタビューで、いつもよりかなり楽しい。なにより、試合開始早々、涙ぐんで、それをじっと見ていたのが、試合後に泣いちゃった泣き虫ピルロってのがーーーー! きまり悪いのをかけ声でごまかすカピタノ萌えですw
マルの『クラブは守ってくれなくてがっかり』発言、ミランが他のプロヴィンチャのようにウルトラスに脅されたり、車を襲撃されたりして、クラブの方策を左右されるようなことなく、毅然とした態度を取って欲しいというまっとうなカピターノとしての意見の反面、甘ったれなパオロって面もあると思いますw これにすぐに公式サイトで反応したのがガッリアーニ。
パオロ・マルディーニへの公開レター
親愛なるパオロ
私はあなたのインタビューを読んで、あなたの幻滅を理解しました:あなたも知ってのとおり、私はこの2年間、あなたを非難したあれらの人々の行いのために警護されています…。
私は沈黙を選ぶことにしました:それはそうアドバイスされたからだけではなく、考えて、あらゆることを考えて、日曜日のあのようなふるまいにこれ以上の余地を与えないためには、沈黙が最も効果的な武器であると考えたからです。
アドリアーノ・ガッリアーニ
(A.C.Milan.com 09/05/28)
まあ、後ろ暗いガリだからティフォージに攻撃されるのであって、なんだかなあ…って感じですが、現実にトゥラティ通りのミラン本部には、数回爆弾のようなものが置かれたり、ガリなどの幹部あての脅迫状も届いているので、まったく悲しいことですが、へたに刺激できないのです。選手たちもザンブロ以外は沈黙を守ったままなのは理解できる。カカはティフォージへのジャッジは下さず、あいまいなコメントを残しました。これもひとつの処世術。
「日曜日は僕らの子供たちにとっては良いお手本じゃなかった。パオロはとてもがっかりしていたようだった。試合結果と起きた事によって、期待されていたような日にならなかった。昨日のインタビューに関しては、パオロはとても誠実な人物で、口数少なく、でも正しいことを言う人だ。もちろんクラブももっとも正しいと考えて(沈黙)したことだろう。確かにデリケートな状況だ。取り扱うのは簡単じゃない」
(A.C.Milan.com 09/05/27)
でもそんな輩に屈して沈黙を守るクラブに、がっかりする理想主義者マルディーニ。それは青臭いかもしれないけど、必要な人。ただ、ドロドロしたクラブの裏側で苦闘するよりは、パオロさんの再就職先はユニセフ国連大使とか、バッジョから誘われている子供たちとの活動の方が良いかもしれませんよ。
ベル様も今日付Gazzettaで、「パオロは(きついセリフを吐いたのは)ちょっと考えなしだったな。私なんぞ去年は7000万ユーロも資金投入したのに、金を使っていないと批判されとるんだよ、はーっはっはー!」などと、またマルがムキーとなりそうな事を言っております。せっかくグァルディオラの素敵な言葉で機嫌良くなったかもしれないんだから、ベル様やめて。引退試合については…

↑植毛前は後ろ姿にスキあり。
ベルルスコーニ:「ローマ戦ではそういう非難でフェスタがだいなしになったが、その前に負けたことですでにネガティブな日だった。だからパオロには他の機会があるのがふさわしい。彼は真剣勝負ではない引退試合はしたくないと言っているが、その考えを変えたいとまだ思っているよ。我々がしてきたようなすばらしい夜を演出できる。たとえばバレージの時のような。マルディーニはミランにとってとても多くのことを捧げてきたから、少しの影もない、喜びの夜にフェスタをするのが正しいのだ」
(Gazzetta dello Sport 09/05/29 第3面)
と、引退試合をあきらめてない模様。
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美しきかなカルチョ
その大きな存在ゆえに、マルディーニが引退するってことは大ごとだなあ…と感じる、ローマ戦のエピソードから派生したさまざまな騒動。現地ミラノの『ホンマヨシカの週間CALCIOの友』のホンマヨシカさんと『The Milano Times』の小野洋さんのミラン×ローマ戦に関する記事を2つ読ませていただきました。ホンマさんの撮影したアンチェとマルのハグがせつないよー。そしてインテリスタのお二人からは、この試合がどう見えたのか、マルディーニはどう評価されているのか、それがとても興味深かったのです。小野さんが文末に書いている…
「先日シーズン終了間際に監督を交代したユベントスといい、ミランのお家騒動といい、どうも「お騒がせ」はインテル独自のお家芸とはいえない時代になったようです。感慨深いです。」
…には、わはははは〜と力ない笑いが出ます。ミランがネタ豊富なのは大歓迎ですが、楽しいネタがいっぱいがいいなあ〜。03年CL優勝のマンチェスター。試合後の真夜中に始まったリーノ、アンブロ、ネスタ、ピルロ、それに同行の記者たちのカルチェット…とか、そんな最高なネタが。
さて、まだまだ続くパオロさん憤慨の件。あんな場面で自分の6番を使われて、とんだ迷惑だったバレージのコメントをどうぞ。
ロッソネロ元カピターノ 日曜日に彼のバナーが掲げられる
バレージ:「その理由がわからない」
バンディエーラ:「ひどい出来事だ。パオロは常に良い態度でいる」—バレージ、ティフォージのふるまいをどう思いますか?
「楽しくない光景だった。抗議するのにフェスタの機会を狙う者がいるなんて不愉快だ。しかしあれは小さなグループだったことはきちんと覚えておかないと:スタジアムほぼ全体はパオロを祝福していた」
—何がそうさせたのか言えますか?
「私にはわからない。その理由を理解できない。もっと他のやり方ですれば良かったのに:イタリアではスポーツ文化が育たなくてはならない。それにパオロは自身のキャリアにおいて成し遂げた事を誇りに思わなくては。フェスタに関してはまず残念ではあった。でも彼への人々への愛情がとてつもないことがわかったのだから、彼も上機嫌に戻るだろう」
—なぜあなたが巻き添えになったのでしょうか?
「それはティフォージに聞く必要があるだろう:私には全くわからないよ。比較対照するものではないし、とにかくパオロは私と同様にきちょうめんにプロフェッショナルだった。残念ながら、この日全てが残念なことだった:クラブへの抗議、パオロへの攻撃、敗北。全てがねじれてしまった:残念だ。しかしパオロは私、リヴェラ、ファン・バステンと同様に、これからの100年間は記憶されていることだろう」
(Gazzetta dello Sport 09/05/26 第3面)
うーむ、さすが名カピターノ。落ち着いた言葉です。『彼も上機嫌に戻るだろう』と言われているところでバレージにとってのマルの存在って、何才になってもお子ちゃまなパオリーノなんだな…って思いましたw でもパオリーノは上機嫌に戻ってなかった。そのインタビューは、次の記事にでも。
以下はいろいろな人の反応。
ジャンルカ・ザンブロッタ
「フェスタにしなければならなかったのに、あのようなバナーによってさえぎられてしまった。確かに昨日あったことはすばらしい瞬間ではなかった」マッシモ・モラッティ(インテル会長)
「マルディーニへの抗議? 本当に彼にとっては残念だよ。そんなタイプのことは全くふさわしくない」ピエルルイジ・コッリーナ(審判選定委員長)
「あのバナーを読んだ時のパオロのしかめっ面を見た。自分の目が信じられないようなしかめっ面だった」サンドロ・マッツォーラ(元選手)
「起きた事件は私を傷つけた。彼のキャリアをこの目で見て来たから、まだ気分が悪いままだ。パオロはブーイングなんかに全くふさわしくなかったからね」チーロ・フェッラーラ(ユベントス監督)
「彼のサッカーへの別れの悲しみを書いてSMSをパオロへ送ったよ。パオロはこの20年間で世界最強のディフェンダーだったと思う」マウリツィオ・ザンパリーニ(パレルモ会長)
「マルディーニはカルチョだ。残念ながら、バカモノはどこにでもいるものだ」ジャンカルロ・アベーテ(イタリアサッカー協会会長)
「マルディーニはその成し遂げてきたこと、表現していることによって、尊敬に値する。あれはあらゆる理屈を超えて、恥べきことだ。サッカー協会では親善試合でマルディーニを祝福することを考えている」
トスカーナの地元紙によると、『Curva Fiesole』(フィオレンティーナのクルヴァグループ)はマルディーニのために、試合前に敬意を表する用意をしているということ。それはおそらく長い拍手とコーラスとバナーによって。
ステーファノ・サルトーニ(『Fiesole』のリーダー)
「強くてフェアな相手、マルディーニに敬意を。通常行われる対戦相手へのブーイングが始まったら、拍手はやめるよ。それはフィオレンティーナの背を押すものだから。ミランはやらなければならないこと(CL優勝をめざすこと?)に戻るだろう:俺たちはこの試合で、俺たちの選手のハートが見たいんだ」フィリッポ・クッチ(Centro di Coordinamento Viola club会長)
「我々フィオレンティーナにはできることは少ない。そうはいっても、マルディーニは拍手にふさわしい。目覚ましいプロフェッショナルだ」
こんなニュースを聞くと、カルチョって捨てたもんじゃないって思う。フランキでのすばらしい試合、期待します!
さらにもうひとつ。ローマで行われたCL決勝。リアルタイムで見られないので情報遮断してましたが、このニュース読んで結果を知ってしまった…が、後悔はしてない。
バルセロナ監督ペップ・グアルディオラは、ユナイテッドを2-0とやぶって栄冠に輝いた後、RAIのマイクに向かってこう語った。「この優勝をヨーロッパ中から尊敬されているマルディーニとイタリアカルチョに捧げる。ミラノでの彼の最後の試合が最高のものではなかったのは知っている。パオロはこの25年間での世界のサッカーにおいて最も重要な選手だ。もし(引退を)考え直すのなら、バルセロナの場所があるよ」
(Milan News.it 09/05/27)
くー、すでに涙腺がゆるみっぱなしのせいで、また泣いてしまいましたよ。CL決勝が決定した直後のインタビューで、しかも対戦相手どころかCL出場もしていない選手が勝利を捧げられるなんてすごい。でもなによりすごいのは、自身初めての監督経験でCL優勝という状況で、かつて選手として過ごしたローマ、イタリア、そして元対戦相手のマルディーニに対するリスペクトを忘れないグアルディオラ。なんと心の大きな人。かつての監督、マツ爺もスタジアムに招待したそうで、感激だろうなあ。いやいや、ほんとにサッカーの良い面を見られて感動です。ちょっとパオロさんの機嫌も治ったかなw
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