来年はきっと新しい
選手のみなさんは昨日の試合が終わったら、速攻スーツケースを持ってバカンチャに飛び出していってるはず。日頃の記事からは浮いているゴシップっぽいバカンス情報記事がGazzettaに載る季節となりました。これ、やっぱり追っかけ需要のためなのかなあ?w
※追記 こちらのニュースによると、アンブロがマイアミ組に後で合流、カカもマイアミ行き。しかも、なんと家を買ったとな! 彼はちゃんとキモを押さえておるの〜。今冬のマイアミではマルによるカピタノ選抜大会が開かれるんでしょうか。リーノ&ピルロも参戦しなくては!
↑同じフライトに乗るマイアミ組。
↑選手たちのバカンス先一覧。私だってあったかいとこ行ってやるー!お、温泉とか?
世界最強デルビーは飛行機で飛び去る
マイアミへの同じフライトに、イブラ、マテラッツィ、マルディーニにネスタ。さらにはヴィエリ。トッティ、インザーギとロッキはモルディブへ。しかし今回はコルティーナ(ヴェネト州のリゾート地)が一番人気。それは妻たちが決定する。なぜならこれは彼女たちの時間なのだから。夏と同様に、カンピオナートの時は終えられる。まずはすばらしい休息。ピッチへは1月半ばに戻るが、それとはしばしの別れ。セリエAのチームの多くは1月2日に予定がある。いくつかの例外はある。その特別な1チーム。カリアリの会長マッシモ・チェッリーノは決して容易さを受け入れたことはなく、いまやそんなことはとんでもない:31日にはAsseminiで働き始める。1日の午後には練習だ。今の順位ではこう考えるのみだ:「仕事に励め」。
暖かさ カリアリの選手たちは他のチームの同僚たちをとてもうらやましく思うだろう。世界で一番イカレた飛行機に乗るフェノメノたちのことを考えるだけで十分だ。ミラノからマイアミへと向かうボーイングには、スターの一団が乗っている:インテルのイブラヒモビッチと、妻と3人の子供を連れたマテラッツィ、ミランのネスタとマルディーニ、ヴィオラのボボ・ヴィエリ、ラツィオのマウリにパルマのカルドーネ。かの地に家を持つ者あり、非常に豪華な宿泊先を取ったり、ちょっとキッチュなhotel Delanoに泊まる者あり。マイアミでは既婚者にとってもお楽しみに事欠かないだけでなく、独身者にとってもである。そしてアバクロンビーでの買い物は『絶対不可欠』だ。
モルディブ モルディブへの一団も1チーム。ダイビングはサッカー選手には推奨できないが、インザーギ兄弟はきっと楽しむ方法を見つけるだろう。モルディブ・ビーチの常連はイラリーとクリスティアンを連れたフランチェスコ・トッティ。シャネルはおじいちゃんと家でお留守番だ。パヌッチも到着するだろう。そこでは妻マルティナと一緒のラツィオのトンマーゾ・ロッキとのカルチェットの試合があるだろうか? それは誰にもわからない。カルチェットはお約束である。キーパーにはいつだってフランチェスコ・トルドがいて、ブラージ、バローニオ、アレッサンドロ・ルカレッリも数に入れることができる。ダニエレ・デ・ロッシは広範囲をめざす:モーリシャス諸島だ。
山々 長旅の問題と1月初めに時間通り戻れなくなる恐れから、何人かの選手たちは山を選ぶ。Blu di Cortinaでの夜とhotel Posta前の散歩は、いつでも注目に値する。ステファノ・ベッタリーニは数人の実業家と共に、イベント『Stelle sulla neve』を企画した。ショーガールに囲まれるのは全く悪くない:Pamela CamassaにPamela Prati、Nena Ristic,、Ludmilla Radchenko、 Barbara MateraにAnna Falchi。サッカー選手はアクイラーニ、コッラーディ(しかし美しい同伴者Elena Santarelliがいる)、アマウリ(彼は結婚して幸せだ)、ボリエッロ(ベレンと共に)、そしておそらくマッシモ・アンブロジーニ。加わる『新顔』はフィオレンティーナのパッツィーニ、そしておそらくモントリーヴォ。はじける準備万端だ。しかし視線が:そこには彼らを監視する会長もいる、それはラツィオのクラウディオ・ロティート、そして監督、エレガントなロベルト・マンチーニも。Madonna di Campiglioもはずせない:ファビオ・ガランテが君臨する。それから女の子の誕生を待つアリーチェを伴ったアルベルト・ジラルディーノ。彼らと共にダニエレ・ボネーラと妻パオラ。他の期待される選手たちは:トリノのMFシモーネ・バローネと結婚式直前である婚約者Carla Duraturo。そして代表アタッカンテでバイエルン所属のルカ・トニはMarta Cecchettoと。
ヨーロッパ ヨーロッパの各都市とニューヨークは他の選択だ。ニューヨークにはロジーナ、モンターノにローマのジュリ。彼はラス・ベガスに行く計画も。しかしパルマのダミアーノ・フェロネッティは女性とニューヨークへ行き、それからアリゾナで野球を見て、2008年はロンドンで祝うという、まさに旅行をする。ロンドンにはデッセーナも滞在。一方他のパルマ選手、チガリーニはパリを選んだ。マッシモ・オッドは妻クラウディアと共にマドリード。カンナバーロは新年は自宅。それからブラジル人、アルゼンチン人、ウルグアイ人がいる。彼らはみんな両親と家に。そしてバカンスのグループに加わらないのはジジ・ブッフォンとアレーナ・セレドヴァだ。跡継ぎがもうすぐ生まれるのだ。
(Gazzetta dello Sport 07/12/24 第14面)
またアバクロかいっ!『パオロ冬のマストバイはアバクロに決まり♥』かいっ! 煮しめ色をセレクトするネスタはまだしも、パオロさんは相当そのライン苦しいと思うよ。
ミランは1月2日よりドバイで合宿。スポンサーのエミレーツの関係か。ちなみにインテルもドバイ。ユベントスはマルタ。パトは合宿には参加せず。ロンコ医師の診察を受けにブラジルへ戻っているロナウドの元にはミラントレーナーが派遣され、合宿にも参加する予定。彼のケガについては精神的なフォローが必要とのことで、アンブロが悩んでいた時と同じようなメソッドがほどこされる模様。
今年のミランは案の定というか、予想どおりの展開になっておりますが、予想より悪くはなかったので良しとしますかー!(エラソウ) 今年は長短さまざまなサイクルが一気に閉じた年。来年は新たなサイクルが、小さくてもいいから始まりますように。
セレブ・カルチャトーレと比べるとしょぼいですが、私TERZINO、年末年始は旅に出ます。更新はしばらく停止するかと思いますが、またのぞいてみてください。今年始めたブログですが、たくさんの方から反応をいただき、とてもうれしかった。ありがとうございました。管理人ってけっこう孤独な気持ちになることもあるのでw、その一言が力になるんです。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
メリークリスマス!&よいお年を!
Tags: オフな話|管理人より
第17節 INTER-MILAN
→「え?僕の引退花道?」とパオロさんが誤解しそうなインテルさんたちの出迎え。プレミアにならったらしい。
このあいだからゆるんでる涙腺が、試合終わったとたんにダーっときた。負けて悔しいのもあるんだけど、それよりもこのコンディション、このメンバーでよくやった!よくやったよー!ミランっていう涙。ミランが本来の力を出せずダメダメでやられたんじゃなくて、インテルと地力に差があることを認めざるを得ないっていう悔しさもあったなあ。なんでインテル、お笑い要素皆無なんですかーっ!w ただ少なくとも前半のピッチには、戦う11人がいた。あいかわらずオッドのクロスはヘボだったが、彼も彼なりに戦ってたんだろう。守備は良かったよ! だって相手は未だ無敗の強豪なのよ?w
いつもはファウルが少ないミランさんたちも柄にもないキツいタックルかます、ゴツゴツした試合。ああ、こんな試合が見たかった。やっぱりデルビーはこう殺伐としてなくちゃ。カカのカウンターは相変わらず鋭くて、イエローを誘発。39分、しつこくマークするマテを、あのデカいマテをブンっとなぎ倒してなおドリブルで進むカカ!力持ちー!w でもイエロー2枚目はもらわないように他の選手がチェックに行く、ナイス連携を見せるインテル。あんたたち強過ぎのくせに、抜け目ない。ミランはサムエルが負傷退場している間に、キチクになって容赦なく攻めるべきだった。
18分、しなるようなフォームで放ったピルロのキックがきれいに入った時は、CWCで見た夢が続くのかー!と錯覚しましたが、現実はそう甘くはなかったのね。やっぱりシュートは無理と思えてもゴール前ではバンバン撃つべきだよなあ…なカハの股間を抜けちゃったクルスのゴーールーー! それに対して、ミランはなんだかキレイにゴールしようとしてた感じ。51分にゴール前でピルロが『打てる!』と思ったタイミングでスルーーーした時は「ええええええええー!」と大声で叫んでしまいましたよ。そんなとこがちょっと前のアーセナルと同じくヘタレな感じ。そこで打たずに、まだパス回すかよっ!みたいな。前に何人いようとブチ抜くゴツいストライカー、ミドルも思い切り良く撃つ無茶めなミッドフィルダー希望。…ってそんな人ミランに来てくれるのかw そんなミドルが打てるはずのセーさん、今日は衝撃的な大声出したところで気力を使い果たしてましたな。ボカ戦で見せたワンタッチパスが全然見られなかったあ〜。
ネスタ対イブラは何度もあったけど、59分のボールを巧みにかっさらった場面はしびれましたよ。その後、決勝点を上げられてしまうわけですが、あのマルが中央に返したクリア、あきらかにセルジーに柔らかく返して攻撃に結びつけようとしたボール。大きくラインを割るセイフティクリアにしておけば…とも思うけど、しばしば守備はぼんやり君になるセルジーの背後からダッシュしたカンビアッソをほめるべきか。WEB上の見出しでは『バッボ・ジダ(Babbo Natale=サンタクロース)、インテルを幸せにする』なんてのもあり、ジダの反応に批判が集まりそう。どのポジションでも、敗戦の責任を一人で負わされるのは辛いもんです。
後半はみんなヨレヨレ、ミスパス多発に、『あ〜らよっ』って感じの雑なプレイ。特にリーノを失い、アンブロは攻撃にあせって前に行くと、ピルロはインターセプトを狙われるかよわさ全開になってしまいました。インテルはピルロもカカも、両方つぶせる力があった。
そうさ、完全に力負けさーーっ! 後半から出た3人のうち2人が、つい先日カターニア戦にフル出場していて、しかも若くもないエメルソン&セルジーニョなんだからなあ。でも泣ける試合で良かった。せいいっぱいなプレイを見られて良かった。39才のバイシクルなんてのも見られて良かったw 次は勝ってやるーー! 今はわりと清々した気分でクリスマス迎えられそうです。来年だ!来年ー!
17a giornata 2007/12/23
Inter-Milan 2-1
Pirlo 18 (M), Cruz 36 (I), Cambiasso 63 (I)
Inter: Julio Cesar; Maicon, Cordoba, Samuel (Materazzi 37), Maxwell; Zanetti, Cambiasso, Chivu; Jimenez (Pele’ 79); Cruz (Suazo 86), Ibrahimovic
Milan: Dida; Oddo, Nesta, Kaladze, Maldini; Gattuso (Emerson 46), Pirlo, Ambrosini; Kakà, Seedorf (Serginho 58); Inzaghi (Gilardino 46)
Ref: Morganti
Tags: 07-08Campionato
クリスマスプレゼントはデルビーで
↑アンチェロッティはクリスマスツリーを飾り付けする
いよいよインテルがセリエAで負ける日が来ましたね!(←景気づけ) Gazzetaもデルビー祭りなので、脈絡なくいろいろ貼ってみます。まずは先発予想。

ということで、インテルさん、ミランの両翼が穴ですよっ!w この頃あまりにもインテル強いので試合を真剣に見てないのですが、最近のマンチョのチームはサイド攻撃強烈なんでしょうか。とにかく何度も最後最後うざくてすみませんが、これで最後かもしれないパオロさんデルビーなので、ドキドキしながら正座して見ます!
オッドとマルディーニ、ディフェンスの両翼
ミラネッロ発 パオロ・マルディーニはこの試合もプレイするだろう。ヤンクロフスキは昨日膝に少々痛みを感じ、これによってアンチェロッティは最後の迷いを捨てた:ディフェンスの左サイドにはカピターノが入るだろう。左の先発にはオッドが戻る。これで最後の練習前にただひとつ残った選択はリーノ・ガットゥーゾだ。ガットゥーゾはヨコハマでけがを負い、この一週間、練習をしてこなかった。昨日はチームメイトと練習し、問題は取り除かれた。しかしそれが全てではない。その不確かさを追い払うために、きょう最後のテストが行われる:試合の重要性を考慮して、アンチェロッティもガットゥーゾもリスクをおかすようなことはしたくない。
一方、攻撃陣にニュースはない:アンチェロッティはコッパ・イタリアで、避けられなかった実験的フォーメーション(大多数が休息が必要だった)の後、今回はワントップの下に2人のトップ下というクラシックなロッソネロの形に戻る。カカとセードルフと共にピッチにいるのはフィリッポ・インザーギだろう。彼はヨコハマの決勝で腿に打撲を受けたが、いまは回復している。昨日インザーギはロッソネロでの200試合を表彰された。ガッリアーニの祝いの言葉:「彼は少なくとも300試合まで到達するよ」。そしてピッポは:「僕はまだ多くのことをなし遂げたい」。
(Gazzetta dello Sport 07/12/23 第9面)
ヤンクロさんがガリの圧力で、「膝、ちょっとい、痛い、い、かな?」なんて言わされたんじゃないことを祈りますw

↑各ゾーンでのマッチアップと、その対処方法など。ミラン前線ではインザーギとサムエル。コルドバがセードルフとカカを見ると予想。中盤ではカカの動きをカンビアッソとキブで封じ、ヒメネスがピルロを見る。インテル前線ではネスタとカラーゼでイブラ対策。ほんとは一番恐いクルス対策はどうする?! オッド、「ミランユースだったから、ずっとミラニスタだったもんね〜」なんて(見え透いたウソ)言うなら、おめえデルビーに燃えてコウモリ男を返上しろよっ!w

↑各界100人の勝敗予想。インテル42人、ミラン34人、引き分け24人。下の方にあるマン・オブ・ザ・マッチ予想は、インテルが、イブラ(40%)、カンビアッソ(12%)、ジュリオ・セーザル(10%)、その他(スアソ、マテラッツィ、キブ、サネッティ、サムエル、コルドバで16%)。ミランは、カカ(47%)、セードルフ(17%)、インザーギ(16%)、その他(ピルロ、ジダ、マルディーニ、ガットゥーゾで20%)

↑両者先発メンバーのいろいろデルビー。上が最高、下が最低。左から身長、体重、年齢、年俸。イブラ、あらゆる意味で凄いんだ。一番年寄りで一番少ない給料のマル、がんばれっ!w
Tags: インテル|オッド|マルディーニ
宇宙一を賭けたデルビーですよ
←セーさん始め、ウカレてる今のミランさんたちの心中はこんな感じだったりして。でもインテルさんたちはミランを負かして、宇宙一を狙ってますよ、きっとw
セーさんが「現時点でインテルはイタリア最強のチームだ」と持ち上げれば、マテラッツィは「ミランは世界王者だから、彼らの方が有利だ」なんて、心にもないことを言い合うデルビー前哨戦。今の余裕の成績のせいか、いつもオヒスなコメント出してくれて楽しいマンチョのコメントがおとなしいのが残念です。
デルビー前夜22日Gazzettaで対決記事を書かれたのはイブラとカカ……じゃなくてネスタだったーっ! 中身は特に目新しい本人のコメントとかないのですが、メディアからネスタがどういう性格だと思われているかが興味深かったので訳アップ。イブラの方の日本語訳はGoal.comにあります。

↑POTERE IBRA(イブラの力)とGOVERNO NESTA(ネスタの統治)。
両方とも支配する力という意味もあるけど、
その方向性が『攻め』『守り』と違うニュアンスの2つの単語。
英語のPOWERとGOVERNMENTO。なかなか適切な日本語訳は難しい。
ネスタの統治
今やそれはまさに、さらなる世界
ヨコハマでのすばらしい試合、マルディーニの夕暮れ:ミランディフェンスの新たなリーダーはインテルと再会、返すべき借りがある:昨シーズンは4ゴールミラノ発 あれから一年後には、もうひとつの世界大会。しかもそれだけではない。なぜならミランは全ての国のチャンピオンであるタイトルを持って日本から戻ったのだから。それはアレッサンドロ・ネスタにとって、もうひとつのワールドカップ。彼は2006年12月にはフィジカルの回復に多大な疑問符が付けられていたのだから:ワールドカップでは脇役となり、マイアミでフィジオテラピーを受けた長い時期を過ごすことになった。マイアミでのクリスマス、それを皮肉る者もいた。しかしネスタにとって、それは笑えるものではなかった。「僕はまだワールドカップでの失望を乗り越える必要がある」と語った。「そして肩をまた手術しなくてはならないとわかった事はさらに不意打ちのような衝撃を受けた」。しかしそれから彼は帰って来た、そしてもうストップすることはない。
継続性 ネスタはミランの06/07のシーズン終盤のキーマンの一人であり、新シーズンを開始してからも依然として優秀であり続けている。パオロ・マルディーニのキャリアは終焉を迎えており、たとえネスタの名前が新リーダーの論議に上がらなくても、来年のディフェンスを統率するのが彼であることは明らかだ。それはすでにそうしているのだが、さらに常時そうすることになるだろうし、とりわけ今は代表に別れを告げ、ミランに専念しているのだから。「この勝利は途方もなくすばらしい。でもこれは代表のワールドカップとは比べられない」とボカジュニアーズへの勝利の後、彼はヨコハマで話した。「本当に(W杯に)出場できなかったことは、ずっと尾を引く残念なことだ」。
不運 ネスタはバランス感覚の持ち主で、それを忘れることはない。彼は自分の仕事を愛しているが、それが過度になることはない。決して一度も論争に上がることもなく、注視されるようなコメントを発することもなく、un personaggio(重要人物 or 変わり者)と見なされることもない。ピッチ外のネスタは消えている男( l’uomo invisibile)なのだ。このような性格によって、その激情はコントロールされている。ネスタはデルビーには慣れている:ローマデルビーを経験しており、ミラノデルビーは心配なく経験できた。彼は世界で最も重要な選手としてズラタン・イブラヒモビッチをマークしており、この一番危険だと周知な選手をマークするのは初めてでもなく、これが最後でもないだろう。ネスタは最近では2006年10月28日に彼と対戦した。それはあまりうまくいかず、それは彼だけではなく、ミランにとってもであった(4-3でインテルの勝利)。Gazzettaによると、イブラは7点のパジェッレを付けられた:「ネスタを飛び越すエレガンスさ、そして3ゴール目に飛ぶキック」。ネスタは6点:「イブラヒモビッチを封じ込めようと試みた時、ただ不運だった」。
決闘 長い月日がたてば、ネスタが暗黒の日々の中で灰色の時を覚えていると誰が知ろうか。もしそれを少なくとも覚えているならば、試合の中の試合を追い求めたりしないことは確かだ。たとえインテルの最もエキサイティングなアタッカンテと、ミランの最もエレガントなディフェンソーレの比較というようなやり方で彼らを見ることを避けたとしても。イブラがボールを触るといつも何かが起こる。選手たちはみなそれを知っているし、ロッソネリの幹部もそれを知って、1年半前に獲得したかった。しかしネスタは現実的な男であり、ボールの詩人たちには慣れている。それはトッティとの間で長いこと見て来たものだからだ。いまは一年前と異なり、彼の調子は良く、イブラヒモビッチと対戦することも苦痛ではない。途方もない難事の夜は最高潮のものに。
ALESSANDRA BOCCI
(Gazzetta dello Sport 07/12/22 第7面)
ネスタがミランDFラインの統率を取るようになったのは、02/03シーズンデルビーでボボに鼻折られたマルが、マスクつけて復帰したローマ戦、視界が不自由な彼を気遣うようにラインを統率したのがひとつのきっかけと記憶している。それまではラツィオでライン仕切ってたプライドあるネスタに対抗して、有無を言わせない感じでがんばってたマルだけど、あれで堅い牙城が崩れた感じだったなあ。その後二人がCBの時、攻撃の起点になるパスを出すのはマルの方が多かったけれど、オフサイドを取る動き、ラインの上げ下げ、CKでの指示など、二人が同じように出していたように思う。しかし、しばしば前に行きたがるSBの血が騒ぐマルの、後ろをカバーをするネスタが徐々に統率権を手中にしていった感じ。ここにビリーが加わっての最終ラインは、誰が誰を指示するという上下関係などではなく、高度なレベルでお互いを理解していた阿吽の呼吸のように見え、後ろの方を見るのがそれは楽しみでした。
それから徐々にマルの膝が耐えきれなくなり休みがちになって、スタムやカハがその位置に入るような時は、統率リーダーは完全にネスタとなった。いまやネスタがラインを仕切っているのは明らかで、カハとのコンビネーションもうまくいき、こうしてミランは理想的な形でマルディーニを失うことになったんだと思う。本当に今季のネスタのキレは神ですよ。
それでも『新リーダーの議論に上がらない』とか、『見えざる男』とか言われちゃうサンドロ・ネスタ!w ピッチ上でエレガンテなら、まあそれでいいんだけど。でもなあ……デルビーと言えば、今はローマ相手にも、移籍当初のような激情を見せることがなくなり、じゃあそのかわりにミラン選手としてインテル相手に激情を見せるかっていったら、当然そんなこともない。それでも確かにあるであろう(と信じたい)デルビーへの熱い激情の行く先を、屈託なくほとばしらせる機会が彼にあらんことを…と思います。まったく勝手な思いではありますが。『彼は自分の仕事を愛しているが、それが過度になることはない』ってのが、ちょっと寂しい。
だから、オデコが1.5倍くらいになった水色ネスタが、デルビーで沸騰するオリンピコのベンチから、残り15分でのっそり立ち上がるとこなんて見てみたい気もいたしますw その前に、ミラノ・デルビーでイブラをヒイヒイ言わせてやってくれー!
※オマケ Corriere della Seraの『ミラノデルビーどうなる?』アンケートはこちら。圧倒的にインテルかと思ったら、意外にミランにも期待感が!
Tags: インテル|ネスタ|ラツィオ
カカの弟と呼ばないで

↑「カカの弟だから心配してんのか?」
「うんにゃ、ジダの弟かもしんねえから心配してんだよ!!」
下記の記事に添えられたヒトコマ漫画。イタリアーノはやっぱり辛辣だ〜w
カターニア戦後に現地メディアから酷評されたらしいジガン。偉大なる血縁関係を持つ苦悩をブチまけるの巻。
コッパイタリア、カターニア戦のミスの後
「カカJrじゃなくて、ジガンと呼んで」ミラノ発 それは、高い身分である血縁を誇る者が直面しなければならない、つらい定めである。息子か兄弟かは重要ではない:非常に有名な者との血縁においては、いつだってそう扱われるものだ。それはアイデンティティの危機をまねく。善かれ悪しかれ。ロドリゴ・イゼクソン・ドス・サントス・レイテはジガンとして知られている。しかしなによりもまず、彼はカカの弟なのだ。
価値を知る 重苦しい継承。特に、ミランのユニフォームを着ての公式戦デビューで『失敗』した後では。カターニアのゴールは彼の2つのミスによって生まれ、翌日ディフェンダーは苦さとプライドの狭間で心かきむしられた。「僕は自分の価値を知っている。それに監督やチームメイトが僕自身のことをどう考えているかも知っている」と2シーズンセリエBのリミニにいたセンターバックは話す。「あれはサッカー選手として裁かれるようなミスじゃない。僕はセリエAのレベルにあると思っている。とにかく進歩する大きな伸びしろがあると思うから」。
お願いだ ジガンは特にお願いがある。それはみんなに対して、ほとんど懇願のようなものだ:「もうこれ以上カカ・ジュニアと呼ばないで、彼の兄弟として見ないでくれ。もうたくさんなんだ。僕は確かにピッチの外ではそうだ。でも試合中は自分のアイデンティティを持っている。僕はジガンと呼ばれるし、全然違う役割がある。ミランには毎年クラブが獲得したたくさんのヤングスターがやって来る。そう、僕は経験を積み、成長するためにここにいる。ネスタとカラーゼのポジションに立つわけじゃない」。
すばやい慰め ジガンがただのジガンでいられる場所、ミラネッロについて語る:「練習では誰も僕を小さいカカなんて考えない。みんな僕を申し分なく受け入れてくれた」。そしてカターニア戦の敗北後、それぞれに慰められたと話す:「監督は僕がうまくやったし、2つの不運なエピソードに会っただけだと話してくれた。コスタクルタもほめ言葉をくれたし、ネスタは同じようなピンチで、多くの場合あのようなボールは相手のゴールにならないと説明してくれた」。ではカカはなんと言ったのか? 「僕はプレイするのに適切な分別を持っているし、たった1試合なんだからヘコむことはないって言ったよ」。思いやりのある兄である。
(Gazzetta dello Sport 07/12/22 第9面)
ミラネッロは温かいね〜。おだてて育つ選手もいるしね。ジガン、兄の七光りを思いっきり利用して大きくなればいいじゃないか! アンチェは元より、CBの先輩たるビリーとネスタが慰めてるのもいいもんだ。で、ふと思う。未来の後継者たちを温かく見守っていたなんて書かれていたマルディーニさん。本職はSBだからビリー&ネスタに任せたのかもしれないが、正直者過ぎて、おせじなんて言えなかったんじゃないですかい?w ガリによると、やはりマルは指導者にならないようだけど、ほめて若手を育てるのには確かに向いてなさそうです。
Tags: カカ|コスタクルタ|ジゴン|ネスタ|マルディーニ|ミラン流