帰ってこられたらこっちがショックだ
すがすがしいスタムの引退記事の後にナンですが、この記事w『ココのショックUターン』
ハリウッド俳優になりたいなんて『はぁ?』なこと言って引退し、リアリティショー出演するも途中でナゾのリタイア。かと思ったら、ミランに「俺、雇ってくんねえ?」って電話してたーーーー!らしいココ。弱ってるミラニスタの脇腹をえぐるようなたわ言はヤーメーテー! 頭ヘンになってるガリが、『えーえー補強しますよ?したらいいんでしょ!』って、うっかり契約しちゃったらどうする。
「カルチョは俺の人生なんだ。だからこの仕事を愛してる俺様が自分を捧げられるクラブに戻りたいのさ。どこかって? ミランだよ。だって俺が育ったクラブだもん。もし可能だったら俺はフリーで戻るんだけど」
(Channel4 07/10/30)
『ミランユースでは一緒に遊ばせてもらいましたけど、ココさんの自己認識トンデモっぷりにはさすがの俺でも脱帽っすよ』 by オッド…な気持ち。
Tags: ココ
ヤープ・スタムは不変な漢
← 一番に思い出すのは04/05シーズンCLでのダービー。ありえない高さからのヘディングシュートー! ここぞとばかりに祝福のドサクサにまぎれて頭をナデたり叩いたり、ヤープ地蔵からご利益をもらおうとするミランメン多数。特にネスタは2回も思いっきりペシッとブッ叩いていて、ヤープちょっとムカっと来てたw
私の脳内ではサッカー界「セクシーハゲ」&「人生の伴侶にしたい」部門に上位ノミネートされてるヤープ・スタム。アヤックスCL不出場で、お目にかかる機会なく、このたび引退とは!あああ…すごく残念。彼がラツィオからミランに移籍してきた時は「こんな贅沢していいんだろうか…」とウニイクラ丼にズワイガニを乗せたような豪華DF陣にクラクラしたもんでした。引退の言葉はいつも寂しいものだけど、やはりヤープは最後まで潔かった。アヤックス公式から。
スタム、キャリアを終了
アムステルダム発 ヤープ・スタムが急遽、自身のフットボールキャリアを終えることとなった。35才のアヤックスキャプテンは月曜日のアムステルダム・アレナでの記者会見中にその決断を発表した。スタムは昨シーズン開始からアヤックスの選手だった。
「この決断は突然決めたものではない」とスタムは満員のアムステルダム・アレナのプレスルームで話した。「少し前にMartin van GeelとMaarten Fonteinに、もう十分なモチベーションが持てないと話した。フィジカル的にはもう100%ではないんだ。試合中、相手のことよりも自分自身のことで忙しかった。これは正しいことではない。特に自分の力をあてにしてくれている人に対して。私は60、70%ではなくて、フルに100%の力を注ぎたいんだ。私は事態がもっと良くなることを願って新しいシーズンを始めた。しかし数週間後、それが間違った決断だったことを悟った」。
スタムは家族を取り巻く状況が難しい時期を過ごしていることもあり、しばらくそっとしておいて欲しいと願っている。「将来どうするかはまだわからない」とカンペン出身の男は語る。「私は正真正銘のフットボール狂(a real football aficionado)だから、フットボール界に戻ることなしではいられない。しかし今は、いくぶんかの平穏と静けさを持ちたいと思っている」。
テクニカル・ディレクターMartin van Geelはこの強力ディフェンダーについて賞讃と共に語った。「ヤープの加入で我々は1年半前にとてつもないクオリティを手に入れた。彼のフットボール能力だけでなく、メンタリティゆえに」。Van Geelは一例をあげてそれを説明した。「ヤープはアヤックスで始めてからすぐに、毎トレーニング後、シットアップ(起き上がり腹筋運動)をした。数週間後、チーム全体が彼の例に習ったんだ。彼がチームに与えた影響がどんなものだったかを、これがとても良くあらわしている。ヤープが我々のためにプレイしていた事を誇りに思うし、去っていく彼の姿を見るのがとても悲しい」。
当初計画していたより早く引退となったにもかかわらず、スタムは誇りをもってアムステルダムでの時間を振り返る。「アヤックスはオランダのベストチームだ。一年半前に私をオランダに呼び戻してくれたクラブとMartin van Geelに恩を感じている。サポーターたちにも感謝したい。彼らはアレーナでまさしくホームだと感じさせてくれた」。
記者会見後、スタムは出席していたオランダ人記者たちからスタンディング・オベーションを受けた。このディフェンダーについて何も語らずとも、これが雄弁に物語る。
(Ajax official news 07/10/29)
強くて高くて、見かけによらず早くてうまい。本人はあまりノリ気ではなかっただろう右サイド起用の時でも、ドスドス地響きがするような(でも快速)アガリには、対面する相手選手がビビリ必至の迫力。サン・シーロが『おおぉぉ〜』とどよめくのもたまらなかった。ラツィオの時はマンチーニに本職オッドをさし置いて右に起用されて、マッシモさんをグレさせたほどだったw ネスタ不調の時には、隣のCBエリアまで危険を察知して絞り込み!そこにもスタム、えええっあそこにもスタム?!な勢い。ピンチの後、『おめえら!何ヘタ打ってんだー!』と味方に吠えまくる姿も頼もしかった。サン・シーロでの復讐マンU戦では『ラスト5分にもし失点でもしようものなら全員コロス』とシャレにならないゲキを飛ばして、みんなをピリっとさせた実績もあった。ストイックな漢は故郷オランダでも、最後まで変わらなかったんだなあ。男は黙って腹筋だね。
バカンスはディズニーランド行きという家族思い。ミランを去りオランダに帰る時も、家族のことを考えて…とも語っていた。去る前の05/06シーズン、失点が続くと、別に彼だけのせいじゃないのに(今季と同じように、ボールをポゼッションしていない時の全員のDF面の運動量に問題があったと思う)、イタリア人DFよりもスタムやカラーゼ、シミッチのような外国人DFの方に批判が強く、そんなイタリアに嫌気がさしたのも帰国の理由にあったんじゃないかとちょっとウツでした。この時のスタムの受け答えが今でもお気に入り。時はイスタンブール後の05/06シーズン。4試合終わったところで毎試合の失点、計5失点を問題にされてた頃。でも順位は2位なんだから、今季と比べれば全然マシだったなあ〜と遠い目をしてしまいます。ちなみにその直前の試合は以下のとおりで、メンバーとダメな部分が全然変わってないのはやっぱりスゴ過ぎるw
3a giornata 2005/09/18
Sampdoria-Milan 2-1
18′ Gilardino (Mil)
38′ Bonazzoli (Sam)
58′ Tonetto (Sam)
Dida;
Cafu (Vieri 79), Stam, Maldini, Kaladze;
Gattuso (Serginho 62), Pirlo (Ambrosini 73), Seedorf;
Kaka;
Shevchenko, Gilardino.
スタム:「失敗の責任はいつも私ですか? 私はそこにはいませんでしたよ」
「なにか今、全部のミスの中心には私がいるみたいですが、それは違います。私の頭がピカピカなので、他の人より目立つのが間違いの元です。カツラをかぶった方がいいかもしれません。フリットがプレイしてると思うかもしれないですし」
(Gazzetta dello Sport 05/09/18)
ロナウドのフリットヘアよりは似合いそうですねw
ジョークだって言える硬派、ヤープ・スタム。ミランにストイックな空気をありがとう。
Tags: スタム
第9節 Milan-Roma
リードされると、ミランさんたちカッコイイーーーー!(パルマ戦再びだ〜)
……だったら最初の20分間に猛然とガンバって、2点くらい取ってからのんびりお散歩する作戦の方がいいんじゃないの〜っ!って、もうヤケな感じの観戦でありました。
まだチャンスを作っていた前半でさえも、普通に良くもないが徹底的に悪くもない(これが今季はクセモノな状態。まさに腐っ…以下略)ミランを試合内容で凌駕するトッティ抜きローマ。相手より正真正銘の地力で劣る様を見せつけられるのは、トンデモハプニング得点で負けるよりもジワジワ辛い。
トッティのいないローマは弾むような躍動感、驚きのアイデア攻撃は少ないけれど、その分自分たちの攻撃に酔いしれてお尻が無防備になるようなこともない堅い守備のオトナな戦い方で、対して本来そういう試合をしたいミランはというと、とっても無気力な人生タソガレぬれ落ち葉な退職後のお父さんみたいでしたよ。自分が何をしたいか、何を楽しみに生きたいのかわからなくなってるようだ。個人の高齢化っていうより、チームの精神の高齢化。来季、失ったCL出場権を取り返すべくカンピオナートでマジにがんばるミランが見たいので、ゆめゆめ4位以内に入らないよう、これからは逆応援すらしたいと思ってますよ。これ皮肉じゃなくて、こんな試合を見せられ続けるのなら、かなりマジ。
あーでも今のメンバーで立て直して欲しかった! このローマ戦というモチベーション上げるべき試合でこんなフツーの顔した試合しかできないのなら、ちょっとアキラメタ。とにかくCWCが終わらないことにはカンピオナートに心が向かない(いや、向けようとしていない)のなら、来年ロナウド復活&パト出場でチームの顔が変わり、チーム全体が正しい気持ちで試合に臨むようになったら、逆応援なんていうナナメな姿勢ではない通常の応援しようかな。私を素直なミランファンに戻すように!ヨロシク!
まさかの左サイドマル復活はハラハラドキドキ。運動量はやはり少ないが、安定したボールさばきと良いクロスはさすがな感じ。セル爺のすくい上げるようなクロスも、懐かしく頼もしかったです。カフーのブラジリアンらしいかわし方も楽しかった。今回のジダのソリコミは『秋のススキ』を思わせるワビサビ文様。
9a giornata 2007/10/28
Milan-Roma 0-1
Vucinic 72 (R)
Milan: Dida; Cafu, Nesta, Kaladze, Maldini (Favalli 78); Gattuso (Serginho 74), Pirlo, Ambrosini; Seedorf, Kakà, Gilardino
Roma: Doni; Cicinho (Panucci 84), Mexes, Juan, Cassetti; De Rossi, Pizarro; Mancini (Giuly 76), Perrotta (Brighi 59), Tonetto; Vucinic
Ref: Rosetti
Sent off: Ambrosini 79 (M)
Missed penalty: De Rossi 80 (R)
Tags: 07-08Campionato
CL Milan-Shakhtar
←妙な二人の世界を作る人たち。カハびっくり。そしてゴールは生まれた。
やったーーー!勝ったーーー!サイコーーー!と喜んだ明け方ではあったが、興奮さめ冷静になると、何も変わっちゃいないミランさんだった…と気づくのでした。『チームとしては』最高ではないが、悪くもない。ジェノア戦から今日まで、勝利と敗北あれど、実はあんまり変わってないじゃないかと思う。あたりまえの話だけど、相手の戦い方次第で全く違う顔を見せてしまうのが今のミラン。どんな相手でもドンと来い!な圧倒的な強さはないし、たぶんモチベーション、もしくは勢いってものが持続しにくいんだろう。これがモウリーニョみたいな監督なら、相手に合わせた戦術と(カンピオーネ扱いしない)選手起用で勝利を目指すんだろうけど、ミランにはたんまりの歴史とプライドと仮面家族な建前があるもんだから、『我々チャンピオンがそんな格下みたいな戦い方をするわけにはいかない!自分たちの力を普通に出せば勝てる!』とフンガーと鼻ふくらまして、ドラスティックな変化をさせにくいんだろうなあ。でもまあそんなミランで今季はええんでないの。
さて今日はどんなミランの顔が相手によって引き出されるのか……がわかる前にピルロCK→ジラ小首をかしげたヘッドー!であっさり決まり、セーさんクロス→ジラ羽交い締めされてもヘッドー!も続き、早々に見てて安心な試合に。……と思ったんだけど、いつにも増して守備に回った時のボール奪取するラインが後ろの方なので、すぐゴールを脅かされてハラハラする〜。雨降ってるし。カラチさんのグローブが油まみれかもしれないし! いつもはジダが前に出ないキーパーで、さらにDFラインの瞬発力スピード不足を補うためもあるのか、先行してない場合でもMFも下がってDFと一緒に後ろの方で守る場面が結構多いミラン。最高にイイ試合をする時はセンター付近でのリーノ&ピルロ&アンブロの守備がすばらしいんだけど、中盤はチェックせずに早めに戻り、ゴール前でガッチリ守ることにしている試合も実は多い感じがする。今日もピッチ1/3内に集まってスペースを消すミラン選手のラインは、さすがにきれいだったが、ゴールに近いと何が起こるかわからないから恐いのよー。いやもしかしたら、シャフタールの選手たちをおびき寄せておいて、一気にカウンター!のホイホイ作戦だったのか?!
←カラチさんはジダと違って、試合中もしゃべりっぱなしでうるさいそうですよ。
イタリアらしい連動したディフェンスで守りきれば深い位置でもいいんだけど、この試合ではデリケートなゴール前でちょこちょこ小さなパスミスがあるので、イヤな予感。これが貯金されて大ミスにならないでーと祈ってたら、わーーー!オッドちゃんヤっちまったよw それでもそれを他の選手が致命傷にならない結果にしてしまえるところが、ああ…チームスポーツっていいもんだ。良かったな、マッシモ。みんな、オッドのクレジットカードで好きなもん買っちゃえ!
・チームの姿は変わってないが、何人かの『個人の調子』は良かった。カラチがイケる!というビルバオ戦後の新聞記事には期待半分、『またイタリアーノってば、評価のアップダウンが激しすぎ〜』と疑い半分だったのですが、疑ってゴメン!良くやった! 試合前に久々にカラチのインタビュー記事があったのですが、「今季はもう4試合出場しているので調子がいいんだ」という彼の言葉に、サブメンバーの調子を維持する大変さが感じられましたです。
・セーさん、引き続き好調。というより、これはいよいよこの状態がホンモノか。ゴール決めた後もふんわりシュートを2回も試すなんて、このゴールキーパーいじめw
・ではリーノはというと、ヒゲを剃って期するものがあるのか、確かに右にまで出張るほど走り回ってはいたが、ニラミをきかせてパスの出しどころをなくしたり、協力してボール奪取したりの場面はまだ少なめ。ブランドンとのにらみ合いもまだまだ迫力不足。アンブロと比べると、彼は一人ではボール奪えないんだね。やっぱりこのフォーメーションでの自分の価値を考えちゃってるんじゃないかなあ。でもカウンター発動の華麗なスルーパス2発の他にも、いいパスや攻撃にからむ動きがあり、少し元気は出て来たみたいでなによりです。
・ミラン内にモルフェオ役を作れていないジラ。これでピルロとうまくいくといいんだけど。とりあえず流れの中じゃないけど、変なカッコでイイゴールってのが復活したのは良かったですよ。でもカカの快速カウンターに並走してるのがセーさんやリーノって! ジラはいったいどこーっ!ベッタンバッタンしてる走り方からして、君は足めちゃ遅いんかい。ゴール後のカッサーノばりライダーキックがおとがめ無しなのはキャラ得?
・ということで、まだまだカカに愛あるパスをもらえないジラ。カカがジラをオトリにしてセーさんにパス!で惜しいチャンスの後。あまりにも必死にパス欲しそうだった顔に同情したのか、ナイスオトリ!の意味なのか、セーさんとしかやらないハイタッチっぽいことをジラにしてあげるカカ。なにもかもスローだけど前進する意欲は満々なジラだから、もう少しガマンして上げてくださいねw
・失点後のぴょんぴょんと、ドリブルしたはいいけど誰もフォローしてくんないのかよ!と右サイドまで迷走するサンドロさんが久々におちゃめ。オッサン化は断固阻止するように。
・ゴール前でパスミスしたアンブロの後すぐに映る、パオロさんの心配そうな顔アップ。リプレイを見てるらしい視線。何か言いたげな口。スイッチャーが言いたいことはわかるが、イジワルだw ちなみに今回召集からはずれたのは膝はOKだけど背中が痛かったので自主休みとのこと。
Group Stage - Matchday 3 2007/10/24
Milan-Shakhtar Donetsk 4-1
Gilardino 6(M)
Gilardino 14 (M)
Lucarelli 51 (S)
Seedorf 63 (M)
Seedorf 69 (M)
Milan: Kalac; Oddo, Nesta, Kaladze, Favalli (Bonera 60); Gattuso, Pirlo, Ambrosini (Emerson 82); Seedorf, Kaka’; Gilardino (Serginho 75)
Shakhtar Donetsk: Pyatov; Srna, Kucher (Hubschmann 17), Chygrynskiy, Rat; Ilsinho, Lewandowski, Fernandinho; Jadson (Castillo 63); Brandao (Gladkiy 74), Lucarelli
Ref: Medina Cantalejo (Spa)
Tags: 07-08CL
ガス欠フェラーリなミランは走らない
サッキ先生のミランへのお小言。ちょうどオフィシャルにはスポンサーAudiの車を囲むミランさんたちの姿。日曜日にはフェラーリの劇的優勝。そんな時期に合わせたようなイタリア語版のたとえが秀逸だったので、再度記事アップ。
「ミランはガソリンぎれのフェラーリ」
サッキ:「選手たちは満足しきっている。それに燃料ギレ、つまりモチベーション不足だ」会長以外の全員—ミランの危機はモチベーション不足から生まれる。これは長く続くベルルスコーニ時代の最初の監督で、ロッソネロのクラブとは長く続いた成功によって結びついてるアリーゴ・サッキの意見だ。「ベルルスコーニ会長は私の時のようにはあまり観戦に来ない」とサッキは言う。「そして会長の姿というのは重要なものなのだ。ロッソネリはあまりにも満足しきっている。プレイする喜びもなく、何かしたりアピールする欲望もなく、プレイは遅く、ぎこちなく、誇りもない。ミランはすばらしい監督とすばらしいスタッフを持っているが、まるでガソリンぎれしたフェラーリのようだ:この場合の燃料とはモチベーションによって作られる」。
(Sky Sport 07/10/23)
サッキ先生だってモチベーションを失ったチームを変えるために、やっぱり辞めさせられたんだし、2度目もさんざんだったらしいし。そういう状況では選手を変えるよりは監督を変えた方が簡単。このへんは身をもって良くわかってるお方。そしてガリが「今のミランには『ビアホフ』がいない」なんて言い出してますが、いよいよあの暗黒時代のようなサッカースタイル再びかーっ! そういえばザックが余ってますけど…そ れ だ け は ヤーメーテー!
Tags: サッキ