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アッズーリ、豆腐メンタルならぬバター魂。

さすがガゼッタさんはアッズーリのことよーく知ってる!心配が全部あたって、黄色信号のまま準決勝に渡っていったー。いやそれ以上にスペクタクルな試合になり…まだコンフェデで良かった。W杯前にいろいろネタは出し切っておかないと(真顔)。

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↑コリエレ第1面「イタリア 震えながら4-3」
トゥットはまさかの1面にコンフェデ関連なし!
各紙、メルカートの方が熱いのよね。


プレビューでは気のゆるみを心配してたガゼッタが、この試合をどうレビューしたか。またまたおもしろかったので書いておきます。第1面は下記のとおりの大見出しだけど、記事は次のページにひと見開きあるだけで(通常、試合は4ページくらい使う)、ミランがディ・ナターレに興味!という飛ばし記事と同じボリュームなのがコンフェデに対するイタリアサッカー界の扱いの軽さを物語ってるような。まあ、まだグループ戦でもあるからだろうけれども。

それでもミスしてダメだったミランの二人への厳しい指摘と、『我々』がなんでダメかという自省と嘆きがひじょうにおもしろい。

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↑ガゼッタ第1面「イタリア ハートと心臓バックバク」


Pazza Italia(Pazzaは狂ってる、とんでもない)
33分まで0-2、それから追いつき、ザックは怖がらせ、崖っぷちのアッズーリ、それから4-3に。
代表は最悪のスタートから0-2となり、それから3-2まで挽回。日本が同点とし、ほぼ主導権を得た。
ジョヴィンコ決める:次に進ませるゴール

レシフェ(ブラジル)発

我々は準決勝へ。土曜日、ネイマールのブラジルとグループ1位の座を争う。しかし疲れたよ…君たち…。最初と最後に日本からすばらしい一撃をくらい、残念ながら3ゴールもみまわれた。最初のものはほぼアッズーリだけの原因だ。リオの海岸にまだ頭が残っていた。それもいつものことではあるが。まず2-0となり、結果としては4-3で我々の勝利で終わった。アステカでのイタリア×ドイツ戦(’70メキシコW杯準決勝で延長戦)とは別物だ。アステカの試合は楽しめた。

背走 この夜はまったく悪かった。ひと目見てわかった。簡単なこと:メキシコ戦ではボールのために前に走っていた。今回は日本に置き去りにされて追いかけていた。ザックチームの方が一日休息が多いことと、ペルナンブーコの森林を切り開いて作ったこのスタジアムの熱帯の湿気だけが、マラカナでは魅了したチームのこの変わりぶりを説明できるわけではない。選手たちは(イタリアヴェネト州)マロースティカの名物である人間チェスのように枠にはまり、不動なだけだった。誰もパスを指示しないし、誰も深く攻め込まない。惜しい唯一のシュートを放ったのはバロテッリだけ。いつもはプレー組み立てに職人的な忍耐を見せるプランデッリ・アズーリのすばらしい中盤だが、この夜はてっとり早く(バロテッリという)フェノーメノによって試合を片付けたかったからか、汗を流さず、丁寧な組み立てをしたくなかったようだ。ブラジルの人たちのたくさんの賞賛を背負ったピルロは足に重りがついたようで、それは自身に重く巻き付いていたし、決して離れなかった。灯は一度もともらなかったのだ。

モチベーション不足 暑さと疲れだけではない。マラカナに置いてきてしまったやる気のせいだ。なぜスペイン人たちにはこういうことは絶対起こらないのか? 良い試合の後であっても、なぜ彼らは次々と良い試合をするのか? なぜ彼らはいつも楽しそうに仕事をし、我々のような傲慢さやなまけ癖を決して見せないのだろうか? プラハとハイチ戦後のメキシコ戦のように、なぜ我々は追いつめられないと全力を出さないのだろうか? そしてようやく試合をちゃんとしたと思ったら、次の試合を失敗することを正当化しようと考えているのか? デ・シリオの軽卒なバックパスでブッフォンが足元を狩り、審判がPKを誤審した不運を見ろ。22分に本田が決めた。そしてモントリーヴォが香川の鋭いボレーの前から足を避けて、ブッフォンを再度背後から撃つようなはめになった様子を見ろ(33分)。これは湿気や温度のせいではなく、魂がバターのようにとろけているからだ。前半30分間ピッチの脇で、パントマイムのように腕を広げて「Saliamo! Saliamo!(上がれ!上がれ!)」と懇願していたプランデッリの気持ちがわかる。そして選手たちは言うことを聞かないので、戦術的ムチを試すことに:襲いかかる日本人選手たちの中で糸がほどけたようなその悠然とした歩きでまったく失望だったアクイラーニを下げ、ジョビンコを入れ、ジャッケリーニをトップ下にした4-3-1-2にした。みっともない姿を避けるためにダメージを受けるかどうかは、他の誰でもないアッズーリ自身にかかっているのだ。こうして我々好みに、アッズーリは追いつめられた。実際、ここから走り出したのだ。これは魂の問題だと思わないか?

さらなる試合 また新たな試合が始まる。しかし、はっきりさせておこう:ここまで日本が圧倒したのは彼らの力のおかげでもある。すばらしいザッケローニは才能ある選手たちを情熱的に教育し、チームを完璧に組織化した。ボールがないところでもよくコンパクトになり、彼らのスターたちの助け合いはよりいっそうすばらしかった:香川は不十分なマッジョにとって頭痛の種になっていた。しかし日本はあらゆることに力を使い過ぎていた。最初のゴールはCKからデ・ロッシのヘディングでもたらされた(41分)。それは代表での15ゴール。同点弾は、その前にすでにゴールポストに当てるシュートを打っていたすばらしいジャッケリーニの働きによってもたらされた内田のオウンゴール(5分)。バロテッリのPKで勝ち越し(7分)。しかし追いつめられて壁についていた肩が離れ、再び魂のくさりが下に降りる。再び後退し、相手に希望を持たせてしまう。サイドからの攻撃につぐ攻撃、ザックのチームは信頼とエネルギーを取り戻す。岡崎のゴールで3-3(24分)になったのはまったく当然の成り行きだった。それだけではない。37分にはブッフォンのゴールマウスを守るのに、ポールとクロスバーが一致協力しなければならなかった。マンマ・ミーア…。恐怖がイタリアをコンコンとノックし、そしてこれが結果として本当のイタリアの着火点となった:すばらしいトライアングルからジョビンコの代表初ゴールが生まれる:4-3。我々は準決勝進出。土曜日は出場停止のデ・ロッシ抜きでブラジル戦だ。今回はモチベーションに欠けることはないだろう。

(Gazzetta dello Sport 13/06/21 第2面)


ニヤニヤしますねw 尻に火がつかないと全力が出ないアズーリ病。出場停止のデ・ロッシと共に、残念ながら筋肉系のケガをこの試合で負って、ピルロもブラジル戦に出られない。でもそんな危機感あった方がピリっとするんじゃないか?とまで思わせたりする、やっかいで愛しい人たちであります。

この試合はなんといっても、けしからん(ほどかわいい)イタリアベンチ!

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↑0-2になった時の笑いを抑えられないイタリアベンチw
失点への失笑よりも監督放屁説を推します。「くっせーー!」


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↑こちらはガゼッタに載ってた画像。
「0-2で爆笑。プランデッリは激怒しピッチに叫んで、電気ショックを与えた。しかしディアマンティとアストーリのようなベンチ組は、熱くなった監督の爆発ぶりを前にして笑いを隠せない」


これに関してプランデッリは

「マルケッティがベンチから追い出されて、戻る時にチームメイトを押し倒して、滑ったんだ。ただのおかしなシーンであって、集中や自己犠牲に関して何も非難する気はない」


これとは別にデ・ロッシのゴールで1-2となった時に、興奮したプランデッリが放送禁止用語であるbestemmiaを言ったと映像で検証されており。

プランデッリ「私は人生で一度もbestemmia(冒涜言葉)を言ったことはないと言いたい。それは私が嫌いなことのひとつで、選手たちにも決して許したことはない。私がそう言ったように見えたが、それはおそらくトラパットーニの『’zio Poi』を受け継いだんだ。実際、時々は言うよ。でも私のくちびるの動きで言葉がわかると思うかどうかについてはシーっと黙らせたい」


と苦しい言い訳をw

そんなアッズーリが大好きです!

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↑ガゼッタのパジェッレ。負けた日本の方が良いですぞ。
クリックで拡大。


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↑ブラジル戦の行われるSalvador de Bahiaへ出発するアッズーリ。
ちょっとはマジメモードになったかな? クリックで映像ページへ。