ガーナからアンブロさん後継者

ミラン若返り作戦、その1はアディヤー君でしたが、その2は同じガーナ人の16才MFエドムンド・ホッター君。

2日にはトリエスティーナのファンティネル会長とガッリアーニとの会談にて、ホッターの共同保有権を80万ユーロで獲得。契約が有効になる1月以降、トリエスティーナに留まるのか、ミランユースに入るのかはまだ未定。

ホッターの代理人Leonardo Giustiによると、

「彼は1年半前にイタリアへやって来て、35日間リボルノへテストに行った。しかし合格せず、それから1週間モデナへ行った。しかしその後、どこかで経験を積ませてくれるところがないか友人のDe Falco(トリエスティーナのGM)に頼んだ。ホッターの才能を認めた彼のおかげで、トリエステに留まることになった。

ファンティネル会長とガッリアーニとの間の合意はあるが、1月までは契約にサインはできない。彼がユースからトップチームへ飛び級する準備はできていると思うが、あと一年はトリエスティーナで経験を積む必要があると思う。彼にはミランの他にユベントス、インテル、ナポリ、それから外国のチームからもオファーがあった。

彼は良い選手だし、ガーナ生まれだが、我々イタリア人に近い。とてもまじめで、学校へ行き、最高の成績をおさめている。3ヶ月でイタリア語を完璧に話し始めた。彼には父親がいない。彼のことを常に応援してくれた3人の兄弟と母親がいる:彼は母親の犠牲を見て来て、犠牲的精神とはどういうものかを知っているのだ」

(Milan News.it 09/11/04)

アディヤーの代理人はくせ者ですが、ホッターの代理人はホッターのインタビューからも伺い知れるように、親身になってる感じがします。

トリエスティーナのユース部門責任者Franco Schiraldiは「ホッターのような価値ある我々の若者がビッグクラブへ行くのはうれしいことだ。それは我々が会長から望まれて進めているプロジェクトが最初の実りを迎えたことを意味するからだ。もし彼がトリエスティーナに残ればうれしい。しかしもしミランへ行かなくてはならないのなら、私は同じようにうれしく思うよ…」と、育ての親としての複雑な心情を語っています。

以下、Milan News.itのホッター紹介ですが、1993年5月6日にAccraで生まれ、トリエスティーナで16才でプレイを始め、10月17日のガッリポリ戦でトップチームデビュー。ポジションは恐れを知らない『un centrocampista incontrista』(incontrore=ぶつかる 別名『壊し屋』の守備的MF)。良い足を持ち、左足より右足を好む。ヘディングが得意で、試合を良く読む。プレイの最初の組み立てをするのが好きで、このためディフェンスの前でプレイするのが好き。例えるなら、マッシモ・アンブロジーニ。

彼のとてもマジメにがんばる人柄は、以下のインタビューでもよくわかる。なんか、すごく応援したくなる感じ。

ホッター:「ミラン? 夢が実現した」

ほんの数日前まで、彼は完全に未知の、その他大勢と同様の若者のひとりだった。しかし今、エドムンド・ホッターは天地がひっくり返ったようだ。トリエスティーナでの本デビューをした後、皆が彼がすばらしいことを知り、ミランが共同保有権を獲得した。

—あなたはトリエスティーナで始めて、すぐにミランがやってきました。どう感じていますか?

「満足せざるを得ないよ、ポジティブなすごいニュースだ。こんな重要なチームでプレイすることは、全ての選手にとっての夢だ。でも今はトリエスティーナに集中している。僕は代理人と話すだろうし、全てを検討すると思う」

—この人生のチャンスに、誰に感謝しますか?

「とにかくGMのDe Falcoさんに。彼はトリエスティーナへ僕を導いてくれた。それから僕の代理人のジュスティさん。ずっと僕をフォローしてくれた。でも特に僕をトップチームデビューさせてくれて、プレイさせるという信頼を置いてくれた監督に感謝したい。それから、いつも僕をサポートしてくれたチームメイトたちも」

—あなたのデビューはどんな風に?

「僕はGorgoneと一緒にベンチにいた。5分後、Princivalliがケガをして、ソンマ監督は僕をピッチへ入れた。最初の10分間はすごく興奮したよ」

—ソンマがあなたをピッチへ入れた時、どう感じましたか?

「とにかく、この機会を与えてくれた神に感謝した。それからすぐに僕の愛する人たち全員のことを思った」

—それから、あなたはもう動かなかった(先発からはずれなかった)。

「そう、満足だ。監督の信頼に応えるべく、彼の要求することをしたんだ。このように続けて行きたい」

—そこから、あなたにミラン、インテル、ユーベといったビッグクラブが注目し始めました。

「喜ばざるを得ないよ。夢が実現したんだ。でも繰り返すけど、これは監督のおかげだ。謙虚な気持ちを持って、彼の起用に応えている。でも僕は若くもあるし、彼のアドバイスを常に忘れないように要求される事を続けなくちゃならないんだ。まだトリエスティーナの役に立てることを願っている」

—どのようにしてイタリアへ来たのですか?

「僕の代理人のおかげだ。彼はリボルノで経験を積ませようと連れて来た。20日間テストされたんだけど、僕の価値がわからなかった。それからモデナに1週間行った。でも、たぶん僕が信じられなかったんだろう、そこを出た。最後に、デ・ファルコのおかげでトリエステへ行った。ここではこの機会を与えられ、この人生の機会を感謝することは決して終わらない」

—あなたの人生についての話を、少しお願いします。

「僕はガーナで生まれて、3人の兄弟がいる。そして10才の時に父を亡くした。それから家族は困難に陥った。僕は学校へ行っていたし、母は働いていなかった。これが始まりだった。イタリアへ行くチャンスが来た時、これは僕と家族にとってビッグチャンスだと理解した。僕はガーナに残っている家族を助けるために、ここでプレイしている」

—ピッチでの仕事の他に、あなたは学校でも最高点を取っているようですね。

「そう、でも時には朝のトレーニングがあるから、学校へ行けないんだ。でもできるだけ早く挽回したいと思ってる」

—ガーナを去った時はどんな経験を?

「最初の数ヶ月は難しかった。イタリア語を習ったけど、すごく難しかった。でも今はすごくうまく行っていて、とてもいい感じだよ」

—あなたがイタリアへ行くと言った時、あなたのお母さんや兄弟との関係を考えると、どう考えましたか?

「みんなはこれが僕の夢だとわかってくれて、すごく喜んだ」

—でも、あなたはイタリアで第二の家族を見つけましたね?

「そう、僕がこのクオリティの飛躍ができたのも、彼らのおかげだ。もしこの家族がいなかったら、僕はイタリアでプレイし続ける可能性がなかっただろう。でもとにかく、彼らはファンタスティックな家族なんだ、すばらしい、僕を息子のように歓迎してくれて信じられないくらいだ」

—ピッチの中と外でのあなた自身をどのように描写しますか?

「ピッチではすごく熱心にやる。一方、ピッチの外ではおだやかなタイプなんだ。家にいるのが好きだったり、友だちと一緒に街の中心をぶらぶらしたり」

—それでは家でプレイステーションもする?

「うん。Godeasと一緒に合宿所でもするよ」

—そういう他の趣味から見ても、あなたはとても落ちついている?

「そう、シャイでもある」

—デサイーはあなたのアイドル?

「彼はアフリカン全員にとってのアイドルだ。かれは偉大なことを成し遂げた一人だよ」

—誰にインスパイアされていますか?

「(ユベントスの)シッソコだ。彼はとても優秀な選手で、テクニックもすばらしい。中盤で重要な役割を果たし、決して引き下がらず、常にチームのために一生懸命だ」

—あなたをアンブロジーニに例える人がいます。彼の中に自分の姿を見ますか?

「アンブロジーニは偉大なクオリティと経験を持った、とても重要な選手だ。彼の中に自分を見るよ」

—自分を彼の後継者と見ますか?

「そう願っている」

—あなたの年上のチームメイトたちは、ミランに関する話を聞いた時、なんと言いましたか?

「すごく喜んでくれたよ。でももし僕がこのチャンスを得るなら、とにかくみんなに感謝しなくちゃならない。彼らの経験が僕のやる気を起こさせたんだから」

—ガーナはU20W杯で優勝できると思っていましたか?

「思ってなかった。でも僕の友だちでもあるキャプテンがいて、彼とはよく話していた。みんなとすごく練習して、それですごい事をやってのけたんだ」

—Baduのイタリア行きの可能性についても話しましょう。あなたがアドバイスを?

「ヨーロッパでプレイすることは全ての選手の夢だ。彼がイタリアへ来れると信じてる。

—今の時点で、あなたの将来はどこ? ミラン?

「そうなることを願ってる」

—トリエステには何を残しますか?

「トリエステにはたくさんの事を残す:監督、チームメイトたち、それに他にもたくさん」

(Milan News.it 09/11/06)

うーん、すばらしくしっかりしてるな、16才! なにより、もうイタリア語ができて、イタリアの生活に慣れてるってのが強みですよね。きっと異国の生活に苦労するだろうアディヤーにとっては、心強い同郷の人だ。

デサイーとくれば、ウェア。ホッターとアディヤー2人で、久々のミランのアフリカンパワー再現なるかっ!とワクワクです。


Tags:

シソコ事件Part2は回避!?

ここ数日騒がしかったメルカートの話題。当ブログの関連記事はこちら

まずはガリが2日のミランチャンネルでポロリ獲得発言した、ガーナの20才FWアディヤーの件。

その後、3日にはMilan News.itも『ドミニク・アディヤーとは誰なのか、一緒に発見しよー!』なんていう、獲得にウキウキした紹介記事なども掲載。

ところが4日19時(以降、記事ソースはMilan News.it)、『アディヤーの件、全て座礁』として、交渉がストップした事が伝えられる。クラブとの合意は得られていたが、その後トゥラティ通りのミラン事務所を訪れたアディヤーの代理人が、ミランの年俸30万ユーロの提示に対して怒って出て行ったとのこと。

5日朝売りのGazzettaでも、

所属クラブFredrikstadとは140万ユーロの移籍金で合意したが、選手側は年俸30万ユーロに納得せず、代理人であるセルビア人Goran Milovanovicは100万ユーロを要求。高過ぎる。U20W杯のバロンドールでトップスコアラーだとしても、現在の年俸は15万ユーロなのだから。当然、ミランはオファーを取り下げ、ノルウェーのクラブへ伝えた。Milovanovicの要求を満たすことは難しい。さらに、アディヤーはプレミアリーグへ行くのに必要な代表経験を持たないし、スペインでは1月から外国人はもう税制で優遇されない。

(Gazzetta dello Sport 09/11/05 第17面)

これは今夏のシソコの二の舞かー、ガリのおっちょこちょーーーい!と思ってたら…。

5日18時近くになって、『公式発表だけを残して、アディヤーはミランの選手』との一報が。

その舞台裏はというと、怒ってミラン事務所を出て行った代理人、午後にはアディヤー本人を伴い再び訪問。100万ユーロから50万ユーロへと要求額を引き下げて、ミランもこれに同意したとのこと。外国の市場でよくある値段交渉と一緒ですねw

2013年6月までの契約となる模様。今シーズン終わりまでは年俸25万ユーロ。来シーズンから50万ユーロ。さらにグッドニュースとして、アディヤーはガーナの正代表に招集され、ガーナのサッカー協会はガーナU20チームの活躍を表彰し、総額50万ユーロと(各選手には約4600ユーロ。ガーナ中流階級の所得の半年分)トヨタの車が授与されたとのこと。

6日にはガッリアーニがミラン公式にて、アディヤー獲得について語る。

「彼はここミラノへ2、3日のうちに来る。彼はおとなしい青年で、彼の代理人の言うとおりにするんだ。そして最初、彼の代理人は交渉をぶち壊すようなあまりに過大な要求をして来た。それから出直して来て、ミランのオファーを受けたんだ。青年はメディカルチェックを行っているところで、それがもし通れば、今夜か明日7日の朝にも1月2日から有効となる契約にサインすることになるだろう。アディヤーはひとつのチャンスだ:確かにまだその真価を全て見せなくてはならない選手。しかし我々は彼の移籍金と年俸のコストは価値あるものだと考えている。つまり、もし3度目があるとしたら、U20W杯のトップスコアラーはサン・アントニオを魅了した新たなアグエロやメッシになるということだ」

(A.C.Milan.com 09/11/06)

091107b
↑ゴール後にアフリカンなダンスをするアディヤー(右)。
アヤシくって、ミランでも見たいw

アディヤーとはどんな選手なのか。Gazzatta dello SportのWEB版によると、

ガーナ人は変化に富み、パスをし、狭いところでもうまくやる、非常に違いをつくれるやり方で、モダンなプリマプンタの役割を演じる:比較するとしたら、ヴァレンシアのダヴィド・ヴィジャに似ている。

(Gazzetta.it 09/11/06)

この記事はこちらでほぼ全文訳されています。livedoorの日本語訳記事は(エラソウな言い方になりますが、Goal.comとかひどい時があるので)ほぼ忠実に翻訳されているので安心して読めます。

ただいま、イタリア現地時間7日のお昼12時ですが、まだ発表がないのが気になる〜。しかもシソコの場合はメディカルチェックも済んで、悪魔の契りを結ぶためにジャンニーノで一緒に儀式の食事までした後に破談ですから。もしかして1月2日まで油断ならないんじゃないのw

シソコのあの不可解な結末。どう考えても、現在のクラブのトップであるガッリアーニが了承していた契約を(歯の問題というウルトラCな理由で)土壇場で破棄させたのは『あのお方』以外にいないわけで、今回のアディヤー君がベル爺の特殊なお眼鏡にかなったことを祈りますよ、ほんと。


Tags:

心の片隅にずっとミラン

091107a
↑シェヴァにはチャンピオンズ・リーグが良く似合う。

チャンピオンズ・リーグ、見るの楽しくて忙し過ぎる! 先にルビン×バルサ戦を見たので、次に見たディナモ×インテル戦は絶対ディナモがんばれー!と思い観戦してたら、うひゃーーー!シェヴァが技ありゴールを決めたーーーっ! モウ氏の泳ぐ目を見られて、すっごくうれしいです(イジワルw) 「これは僕のデルビーだ」って言ってたとおり、シェヴァはやってくれました。結果はまあアレでしたけど、この試合で若いディナモに足りなかった「経験」ってヤツを与えることのできるのは君だよ!シェヴァ。期待してる。次の試合は2試合とも壮絶なことになりそうで、必見であります。

ミラン×マドリー戦後のカカのSKYへのコメントなどもメモメモ。

「すばらしい歓迎だった。温かくて、期待どおりのものだった。ここサン・シーロではすばらしい時を過ごしたし、いまひとたび、感動的な夜を過ごす事ができた。ティフォージみんなに感謝したい。僕にとっては簡単じゃなかった。簡単じゃないだろうと身構えていたし、そうわかっていた。こんなにすごく感動すると、あまりうまく表現できないよ。でも僕は自分の試合をしようとしていたし、それはできたと思う」

「ここ2試合(ヘタフェ戦とミラン戦)では、ケガ人がいるにもかかわらず、一定レベルのパフォーマンスができて、僕らは良い試合をした。まず僕らは個人能力のおかげで勝っていた。今度はグループの力を探しているところなんだ。チームのためにプレイする選手だけでは足りない。プレイのオートマチズムを創り上げるのには時間が必要だけど、レアルは徐々に作り上げつつある」

「(ミランについて)このグループはとても強い。一年を通してたくさんの試合があって、ずっと調子が良くはできないけれど、でもチャンピオンズ・リーグではミランはいつだって存在感がある。プレッシャー? ミランとレアルは常に勝利しなくてはならない2つのビッグクラブだ。プレッシャーは同じだよ。僕自身としては、(マドリーで)うまくスタートできた。それからチームは難しい時期に入ってしまった。そして僕らみんなはそれを改善したんだ」

「サッカーとはおかしなものだ。たちまち事態が変わる。思い出せば、3試合前にはロナウジーニョとパトは悪く言われていた。でも今は改善して、見直されている。より継続性を得た今のジーニョは決定的だし、パトはすごく成長している。僕に言わせれば、彼はまだ若いのだから、重い責任を負わせないで欲しい」

「(ボリエッロの『カカはもう数年前のようじゃない』発言について、微笑みながら)試合前にミランのロッカールームへ行って、マルコに会って、この事についても冗談を言ったよ。彼は、あれは自分が言いたかった事とは違うと言った。とにかく、何も特別なことはないよ。なんの問題もない」

(Gazzetta.it 09/11/03)

ミランのロッカールームを訪問したカカ。みんながとり囲んでワイワイやってると、ふとカカが振り向いてニッコリ微笑みながら言う:「マルコ、僕のどのへんが変わっちゃった?」 輪の外にいたボリの背中を冷や汗がツーっと落ちる…ってとこまで妄想したw

「サン・シーロに戻って来て、今夜はすごい感動だ。ティフォージの拍手は僕に大きな喜びを与えてくれた。心に刻まれる夜だ。チームやティフォージに思い出してもらえるのはすばらしい喜びだ。レアルではまだチームの形がまだできていない。昨日、ホテルでマルディーニと会った。今日の試合前にはみんなに挨拶するためにロッカールームを訪問したんだ。イタリアにはすごく恋しいものがたくさんある。特に試合後のサン・シーロの拍手が」

(Milan News.it 09/11/03)

もうカカの『僕の』チームはマドリーなわけだけど、心の片隅にミランがずっとあって欲しい。きっとカカならそういう思いやりがあり、ミラニスティの心にも同様にずっとカカがいる。そんな素敵な関係がこれからもかいま見られるといいなあと思います。

ミラノにいらしていた『達人』から教えていただいたのですが、マドリー戦後のミラン選手たちのご機嫌は上々。特にジーニョがすっごく愛想が良かったそうです。わざわざミラノから知らせていただき、ありがとうございました! ジーニョ、ノってきてるねw イイヨーイイヨー。


Tags:

俺たちのじゃないリッキー

※22:50 マルディーニのコメント長いバージョン追記。

レオのマドリー戦前の記者会見から抜粋。

それぞれの選手について:「ネスタは今日の午後もまだトレーニングしなくてはならない。しかし、我々はとても楽観的だよ。土曜日、ガットゥーゾは交代した。それはまだ時間がたっぷりあった時間帯で、彼は守備の最前線にいて、もう一枚イエローカードをもらう恐れがあったからだ。彼もケガから回復していた。しかし、私はとにかく、ナポリ戦で交代させる前にイエローをもらってしまったアバーテの件を考えたんだ」

カカについて:「カカ? 彼とは連絡したよ。たくさんのことを話したが、試合については特別話さなかった。賭けもしない。彼はミランをとても身近に感じていて、ミランに起きていること全てを追い、結果を追っているから、挨拶以上のものだった。しかし、我々は具体的な試合のことは話していない」

「選手が環境やチームを変えた時、それになじんだり、受け入れたりしなくてはならないのはノーマルなことだ。特にチームのシンボル的選手だった場合、誰にとっても簡単じゃない。カカはミランのバンディエラだったし、このような環境を離れて、一からスタートするのは簡単じゃないよ。同じことがバルセロナを離れたロナウジーニョにも言える。しかしとにかくカカは常に危険な存在であり続ける」

「彼は若手としてヨーロッパに渡り、ブレイクし、ミランで絶大なキャリアを築いた。彼は大きな人間的資源を持ち合わせていて、レアル・マドリーでうまくやれると信じている」

(A.C.Milan.com 09/11/03)

レオ様ってば、そんな事バラされたら、カカはマドリー内で立場悪くなりませんかい?w(これが柔和な顔して黒レオってヤツか)

カカに関するGazzettaの今日の記事。

カカ「歓迎を期待している」

ミラノ発 最後の荷物がちょっと前に運び出された。引っ越しは終わり、今はパトが彼の家に住んでいる。リカルド・イゼクソン・ドス・サントス・レイテの新たな人生。彼は雨の日にミラノへ到着し、震えて語り、よそのクラブと一緒によその人としてホテルに眠る。空港に、道に長く、そしてスタジアムにはファンたちが。レアルによって整理されているMelìaの外には子供たちのグループがいるが、特にJonas Brothersを待っている。サン・シーロにはスペイン人だけ。リッキーと呼んだ時には、そう呼んだ記者たちに手で挨拶し、微笑み、落ちついた様子だった。ベンゼマ、ドレンテたちとのパス練習の終わり。ボールを失った者は罰として腕立て伏せをするが、土をつけるのはいつもドレンテだった。

歓迎 カカが戻った、ビバ、カカ。これが多かれ少なかれ、ティフォージの歓迎だろう。ある者はそうでないと見せかける。涙は終わったと。ミランは勝ち、チャンピオンズの振り付けを考える者がいる。リカルドはポジティブな青年だ。「この数年間にあったことを考えれば、僕はすばらしい歓迎を期待している。僕にとっては難しい試合となるだろう」。レアルにとって、彼にとって、すでに暗い線は越えたように見える。ボリエッロが彼はもう昔のようではないと言ったことを、彼に伝える。「それは冗談だよ。彼は友だちだし、僕のことをよく知っている」。

彼が元気がなくなって、マドリーを選んだことを後悔しているかどうかはわからない。レアルでカカはうまくやっている。しかし新たな状況に適応しなくてはならない。「ここでは全てファンタスティックだ。でも大きなビジネスみたいだね」とレアルの練習場Valdebebasを訪れた直後にこう話した。「ミランは、言うならば、もっとファミリー的だった」。そして、ミラノではまだファミリーの一員だ。サン・シーロには家の一部があり、そこにはカカの両親がひんぱんな国際的出入りの拠点としている。友人たちもいる。昨晩、Melìaホテルにはカカと共に、パオロ・マルディーニがいた。元ロッソネロカピターノは、このホテルで賞を受け取るためにやって来たのだ。そしてライバルの監督ではあるが、決して敵ではないレオナルドもいた。

インテリジェンス 「私は否定しないよ。この数日、私はカカと連絡を取っていた。私たちはたくさんのことを話したが、試合のことは話さなかった」(以下、公式のレオナルドのコメントなので省略)。

彼の監督ペジェグリーニも語る:「カカは時間が必要なだけだ。リーグ戦を変えるのが何かわかっている」。しかしカカ、レオナルドはこう言う、「どんな状況でも、彼は高い理解能力を持っている」。このために、サン・シーロでは少々ブーイングが聞こえるのもわかっているだろう。そして、暗い線であろうとなかろうと、たくさんの者が彼を惜しみ続けていることもわかっているはずだ。

ALESSANDRA BOCCI

(Gazzetta dello Sport 09/11/03 第3面)

なんと!あのカカの家に新婚さんパトが住んでるのか〜。ミラノ在住のatcご夫妻さま。ぜひパト家とDORIAジムとアンブロ&ビリーのレストランSolferino通りのL’Amour(マルのお気に入りで、ミラン選手も良く行くらしいです)の探索、お願いしまっす!w

それにしてもアレッサンドラ記者、センチメンタルな記事がお得意。やっぱりミランは特別に家族的で、選手にとっては居心地がいいのかな。ドレンテ君は愛すべきネタキャラだねw

ミラネッロに行った時に大変お世話になり、私が勝手に達人と呼ばせていただいております方(ご存知の方も多いと思いますが、インザーギ家のTifosoというよりAmicoで、他のミラン選手とも親しいお方です)が、いまミラノに行ってらっしゃるのですが、カカが泊まっているホテルの外で待っているファンたちはレアルというより、みんなカカ目当てで、「これだけティフォージから愛されてた選手も珍しいと思う」という事です。試合が始まったらブーイングもあるかもしれないけど、きっとミラニスタは歓迎してくれますね。

カカは「冗談で言ったんでしょ」と軽く流していますが、何も考えずに話してそうなボリの問題発言は以下のとおり。

「カカはもう昔のようじゃない。それに俺たちにはロナウジーニョがいる」

「友だちでブラボーなヤツが出て行っちまったのは、すげえ残念だった」:マルコ・ボリエッロは歯に衣きせずにリカルド・カカのミラノへの帰還について語る。「俺たちはカンピオーネを失ったんだ。たとえヤツがもう昔みたいじゃなくてもね。とにかく俺たちにはロナウジーニョがいる。彼は昨年と比べると40-50%アップしているよ。ジーニョはずっと俺のチームに居て欲しい:ロッカールームじゃ、俺たちをすっごく陽気にしてくれるし、活気づくんだ、そう思うね。Un pezzo di pane」

(Milan News.it 09/11/02)

わははー、もうボリって超KYなんだからー。さすがはピッポを横に置いて「サッカー選手は30過ぎたらダメだよな〜」的なことを言ってのけた男。冗談なのか、ナチュラルボーンおバカなだけか。きっと後者(笑) ジーニョとボリ、波長が合ってなによりですが、それはピッチの中だけにして。

091103b
↑昨日、ホテルでご対面。

そしてまたなんか受賞しに行ったら、カカに会ったというマル。この大一番を前に語ります。

元カピターノ
マルディーニ:「私のミランは勝つための全てを持っている」

ミラノ発 今夜、パオロ・マルディーニはミラン応援のためにサン・シーロに居る。

しかし昨晩、彼はレアルの泊まっているホテルに(受賞のために)居て、友人であるカカ(と妻カロリーネ)とも会った。「ミランは勝つための全てを持っている」と元ロッソネロカピターノは語る。「ファンたちの応援と自分たちのスタジアムでプレイするアドバンテージがある。ロナウジーニョはとても良くなり、特に最高の力を出そうとしているように見える。カカは飛び抜けた選手だ。しかし決まったポジションがないから、アウェイの試合では苦しむだろう。彼もすばらしい試合ができるよ、5-0のミラン×レアル戦の思い出は快い:私は21才だった。ファンタスティックな試合だったね」。

(Gazzetta dello Sport 09/11/03 第3面)

カカがいないとチャンピオンズはダメだって言ってたのにーパオロさんも調子いいーw

GazzettaのWEB版に、マルのコメントのもう少し長いバージョンが。

マルディーニ、レアルを賞賛
「ミランは勝つための全てを持っている」

パオロ・マルディーニがレアル宿泊ホテルを訪問し、『ギャラクティコ』を固まらせた:カシージャスはミランの元カピターノと一緒に携帯カメラで永遠の思い出を作るために、コーヒーを半ばで席を立ち、セルヒオ・ラモスも同様にした。ほどなくして、カカがやって来て、キスし、挨拶し、肩を叩いた。サン・シーロのビッグマッチまであと少し。この訪問は緊張感をゆるめるためには予想外の喜びとなったとすぐにわかった。「レアルは経験と、好印象を与える選手たちを持っている。カカを有している。彼は破格だ。しかし、」と、マルディーニは微笑む。「勝つための全てを持っているチームがミランなのだ」。

ヴェローナ後 マルディーニは受賞のためにメッリア・ホテルに居たのだが、快く試合についても語る:「私がスタジアムに居るかって? もちろん。私たちが5-0で勝った試合のことはまだとても良く覚えている。私は21才で、すばらしい試合をした。観衆にとっても、他の人たちにとっても。オランダ人たちがいて、アンチェロッティがオープニングゴールを決めたんだ。おかしな感じだけど、でも、ミランは何事も決してなおざりにせず、とても良く練習していたチームだった」。そして今日は? 「ミランはレアルに対して勝つための全てを持っている」と、元カピターノは続ける。「ロナウジーニョは良くなっているように見えるし、特に全力を出しているようだ」。マルディーニによれば、特にある2試合がロッソネリのシーズンのターニングポイントだったと言う。「それはヴェローナでのキエーボ戦と、ローマ戦の勝利だ。チームは正しいバランスを見いだした。だかしかし、監督が変わった時は勝利するのに数ヶ月は欲しいものだ」。これはミランにとっても、レアルにとっても価値がある話だ。どちらの監督が優れているかは、ピッチが決める。

(Gazzetta.it 09/11/03)

ただのファンになっちゃうカシージャスとラモス、かわいいヤツらよのう。緊張感をゆるめたのが、吉と出るか凶と出るか。ジダのファンブルは完全にレアルの緊張感をゆるめて、olgaさんのこちらの記事(ネタが楽しい!)の、

「噂通りミランはちょろいちょろい、うへへ~」と高をくくったことも事実だと思います。そう考えればやっぱりあれは「作戦」と呼んでもいいのではないだろうか(笑)。

ってのに、大賛成です!w マルも、もっといろんなレアル選手をただのファンにしちゃって、ふにゃふにゃの骨抜きにしてくれれば良かったのに。


Tags:

ベテランと若手のMIXミラン

メルカートで決定事項が3つ!

昨日、ベッカムの1月からシーズン終了までの期限付き移籍が公式決定! ただいまベッカムはMLS Cupに集中しているとのことで、近々メディカルチェックのためにミラノへ来る予定。チームとは昨シーズン同様、12月28日からの冬合宿で合流。

こちらのサイトの記事によると、イケメン・ベッカムさんのモジャ髭の影響で、ギャラクシーのチームメイトも髭を生やし始めたそうですよ。さすがファッションアイコン。ピッチではそんなファッショナブルなところなどみじんも見せずに、泥臭くプレイするその姿がカッコイイのだ。そして、あの美しいクロス、待ってます! でもこれで、右サイドはベッカム、リーノ、アバーテ、フラミニと、ミランの火薬庫じゃないか。ネスタもだ(笑)

デイヴィッドが大好きなマルの近頃のクマ髭は『カッコいいから、デイヴィッドのマネしちゃおー』っていうミーハー心からなのでは…という疑念が払えない。

次に、ガリがポロリと明かしていた、20才のガーナ人FWドミニク・アディヤーの獲得。こちらも昨日決定し、前の記事に書いたように、あとはイタリアへのビザがおりたら、メディカルチェックをしにミラノへ来て、正式発表。来年1月からの起用となります。推定移籍金は140万ユーロ、推定年俸は30万ユーロ。

以下は意気込むアディヤーのコメント。

「僕はサビオラ、メッシ、アグエロ(U20W杯でMVP)と同じような結果を残した。今はそのキャリアもなぞりたい」

(Milan News.it 09/11/02)

晩成型のイタリアーノに比べて、早熟な選手が多いアフリカン。もしかして即戦力かしら?と期待しちゃいます。パトやロナウジーニョの代わりということですが、確かに3トップをするにはサイドアタッカーが足りなさ過ぎですもんね。ディ・ジェンナーロもがんばるのだぞ。

また同じガーナ人の16才エドムンド・ホッター。ポジションはMF。ミランは少なくとも一ヶ月半前から追っていたけれど、わざわざセリエBの試合を視察しにきたバルセロナを始め、パレルモやインテルなども興味を持ってきたので、交渉を早く実らせたかったようです。そして昨日2日、ガリは所属チームであるトリエスティーナのFantinel会長と会談し、80万ユーロで共同保有に合意。セリエBのトリエスティーナではすでにデビューを果たしていて、これからどちらでプレイするのかわかりませんが、ミランではプリマヴェーラ所属になる模様(今日のGazzettaによれば、今シーズン終了まではトリエスティーナにいるとのこと)。

手堅くベテランカンピオーネの助けを借りながら結果を残しつつ、着々と若いミラン計画が進んでいてなによりです。


Tags:
Page 1 of 5012345678910»...Last »