リーノにこねられろ!ミラン気質

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アイドルのポーリを見つめるフランチェスコ君!


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ミランのパスタ
(Pasta=食べ物の『パスタ』と『気質』のダブルミーニング)
ガットゥーゾ、スパゲッティとレッスン
「ポーリはリーダーになる」

ミランのMFはすばらしい更衣室の秘密を話を聞くために、元選手のレストランでディナー:「挽回したい」

ガッララーテ発 賢そうな顔つきで、彼のパパのような黒っぽい目をしている6才のフランチェスコは、その人を見つけるとちょっと笑い、ちょっとおどおどしながら階段を降りた。「ねえ!パパ、アンドレア・ポーリが来た!」。リーノ・ガットゥーゾは彼をなでて、それからその客人に会いに行き、抱き合った。言うまでもなくフランチェスコはミランファンで、彼の人生において一度もカンピオーネたちに会ったことがない。しかし、ポーリは彼のお気に入りの選手のひとりなので、リーノはこの夜、息子がポーリと食事ができるようにいつもより遅くまで起きていることを許していた。その約束はガットゥーゾが数ヶ月前にオープンしたガッララーテのレストラン『Posteria San Rocco』にて。彼ら二人はこれまで一度も会ったことはなかった。しかしそういう距離にかかわらず、フィーリングとはパっと合うものだ。全てはリーノがポーリのことをとてもほめたインタビューから始まった。アンドレアはそれをとてもうれしく思い、ガットゥーゾに会いたいと思った。こうしてお互いを知るため、彼らの共同体:ミランへの愛を分け合うためのディナーが生まれたのだった。なぜならリーノは元選手ではあるが、ロッソネロの色は肌に彫り込まれており、ポーリはミラネッロに新たに加入した一人だが、すでにそこに所属することの大きな意味を育てていたからだ。カラブリア料理の美味と最高品質の魚を味わう中で、アンドレアは自分の好奇心を満たす機会を得ることができた:逸話、習慣、情熱。そのレッスンは役にたつ。

インコントリスタだけじゃない 「この数ヶ月、リーノについてたくさん話されるのを聞いてきた」とポーリは語る。「チームメイトたちはよく僕を引き合いにだす。彼は僕があこがれていたミランの一部のようなものだから、ずっと尊敬してきた。だから恐ろしく結束した更衣室の秘密を聞くために、彼にとても会いたかった」。アンドレアは性格的にはガットゥーゾと正反対のように見える:内気でシャイだ。一方リーノはずうずうしくおしゃべり。しかし二人はピッチでは似ている。プレースタイルというよりもその態度で。「アンドレアは俺のようなインコントリスタ(潰し屋 守備的MF)だけじゃないから好きさ」とリーノは説明する。「ヤツはいい足を持ってる。前線への飛び出しもわかってる。それに心と魂を込めてるのさ。今じゃ有能かつ謙虚な選手を見つけるのはどんどん難しくなってる」。ポーリはこのクオリティ全ての『pot pourri(=ポプリポット ※『ポーリ』とのダジャレ?)』だ。このため、ミランの小さな世界において、短期間で彼のスペースを勝ち取ることができた。彼がサパタ(22試合)と並んで最多出場回数の選手であることは偶然ではなく、今までのところ新規加入者では一番プレーをしている。「リーダーは生まれるものだ」とガットゥーゾは付け加える。「仲間たちがリーダーにするんだ。リーダーシップは内にある。俺は13年の間に、ウルトラスのヘッド、カピターノ、ミラン代表取締役にそれを感じて来た。アンドレアはピッチでの自分のやり方で牽引している。それはファンたちに向かって『Vai(=Go)』と叫んだ、アヤックス戦の夜にも見られたものだ」

ウエイター これがガットゥーゾ自らサーブしたスパゲッティの皿に込められた、ぎっしりの規則付きの叙勲だ。ポーリは困惑して苦しんでいるがそれを隠している。ミランでも世界でも全てを勝ち取ったリーノのような多くのタイトルホルダーをウエイターに持つような毎日ではない。「僕は責任を負うのは好きだ」とアンドレアは答える。「このユニフォームを何年も着ていたいし、重要な役割を勝ち取るという野心を持っている。今は過渡期に来ているというのはわかっている。僕らの誰もが偉大なミランでは先発できなかっただろう。でも僕らは良いサイクルを再びオープンさせなきゃいけない。ミラネッロでは魔法のような空気を吸える。僕は勝ち、ここで成功したいという大きな望みを持っている」。

アヤックス戦から再出発 しかしまずはCLよりもうまくいっていないリーグ戦で挽回しなくてはならない。首位からのポイント差は大きく、目標の(特にもっとも重要な)ヨーロッパの舞台までたどりつくのは容易ではない。ガットゥーゾは自分の分析をしようとする:「昨季のとんでもない挽回の後、何人かがブレーキとなって腕をひっぱり始めたんだ。たぶん『もう充分やった…』と考えて。今年はさらに厳しいことになるだろう。でももし水曜日の意欲を持ってプレーすれば、何かは起こせる。みんなが貢献しようとしたCLの試合からミランは再出発すべきなんだ」

もうひとつのミラン 次にポーリがCLではリーグ戦と比べて違うという態度の問題を語る:「もし僕らがアヤックス戦のようにリボルノ戦を戦っていたら、結果は違っていただろう。勝たなきゃいけない試合はたくさんある。僕らが間違ったアプローチの仕方をしたから、そうできなかったんだ。リーグ戦では望むような結果が出せていない。でもCLでは難しいグループにもかかわらず順当に勝ち抜けた。といっても僕らはいつだって同じなんだけど…。首位からのポイント差は大きい。でも僕は信じたい」。夜も遅くなり、フランチェスコはガットゥーゾ一家に信頼されているサルバトーレの腕の中で眠りについた。さあ帰宅の時間。リーノとアンドレアはずっと前から友人だったように抱き合った。ポーリは目を輝かせてベテラン大黒柱を見つめる。フランチェスコが彼を見たように。誰もが自分のアイドルを持っている。

(Gazzetta dello Sport 13/12/14 第9面)


フランチェスコがかわいくてたまりませんが、リーノを見つめるポーリも負けないほどかわいいなー。

ポーリはかわいい顔に似合わず瞬間沸騰器で、最初の頃はその熱さにハラハラしてたけど、この頃はそのやる気がおとなしげな(若年寄ともいう)チームの中でとっても必要に思えるのです。最後まであきらめないで走り、追いかける姿も。

リーノにリーダの素質ありと認められて、ポーリにはピッチでみんなを鼓舞する役をしてほしいなあ。今はカカがいるけど、そういう人がチーム内で大多数になっていくのが理想です。

リーノ兄貴んとこにみんな話聞きにいくといいね。特にイタリア人の若手たち。ってことはまずリーノにインタでほめてもらわんとw