マイホーム監督オファー待つ
晴れて監督となる準備も整ったけど、家族第一の元遊び人は、マルティナが留守がちになるから、かわりにアキッレのそばにいられるように家の近くのクラブじゃないとオファー受けないそうです。そんな働く妻に理想型ダンナのビリー、インタビュー。

「私、モウリーニョ、マルティナ」
新監督コスタクルタ:「pirlaのセリフで、インテリスタ(=モウリーニョ)は俺をとりこにした」ミラノ発 魔法の言葉は共感だ。コヴェルチアーノで述べた論文において、アレッサンドロ・コスタクルタはインテルの記者会見において使われたジョゼ・モウリーニョの言葉とそれを結びつける。水曜日から、コスタクルタとモウリーニョは公式に同業者となった。ビリーはまだ最初のベンチにいつ座るのかはわかっていない一方で、ジョゼは世界で最も高給取りで有名な指揮官であったとしても。「偉大な監督と普通の監督との違いは共感だ」:これはコスタクルタが論文の中に書いたことだ。モウリーニョのモットー、アンチェロッティの宣言のように思える。モウリーニョとアンチェロッティは2人で3度のチャンピオンズ・リーグ優勝を果たしている。コスタクルタは勝者だ:勝者の監督にインスパイアされるのは当然のことだろう。
—コスタクルタ、試験前、試験の最中はどんな気持ちになりましたか?
「夜の間は不安が大きくなった。朝になってすぐに起きて、それから論文を講じる時間になって、とてもドキドキした。スポーツ心理学について話したんだ。3年間共に勉強してきて、私にとても期待を寄せてくれている人にいいところを見せたいと思っていた」
—コヴェルチアーノでは何を習いましたか?
「人的資源のマネージメント:この観点にずっと関心を持っていた。それに私はミランの監督たちを観察して学ぶことを始めたから。アンチェロッティはグループをマネージすることにかけては、信じられない能力を持っている」
—監督をする準備が整っていると感じていますか?
「とても意欲があるよ。サッカーを教えるためにピッチの中にいるところを想像すると、とても興奮する。しかしそれがすぐに実現するのは難しいし、すぐに実現するとは言わない」
—なぜですか?
「クラブの会長の多くは、初めての経験となる監督にチームを任せることを怖がる。それにこれからの数ヶ月、マルティナが(おそらくローマで?)舞台に出るんだが、私はアキッレが乳母のもとで成長することを望んでいない:自分がそばにいたいんだ。だからもし私が監督をするのなら、家の近くでするよ」
—(監督する)カテゴリーに制限を設けますか?
「いいや、そのプロジェクトだけが重要だ。今季は家族的な必要があるから別だけれど、そうでなければ外国のクラブもいい。オファーを閉ざすものは何もないよ」
—チームに向けたあなたの最初の言葉はどんなものでしょうね?
「それは何度も想像した。サッキの言葉を思い出す:『我々は驚きを追い求めるだろう』とアリーゴは言った。私は全てに対して準備し、学んで来た。それはマルティナとの最初のデートやアキッレに話す言葉も含めて。何か驚きを与えるのは難しいよ。でもこういう場合、言葉は本能的なもので、学んで出て来るものじゃないな」
—あなたが監督をするだろうことを、アキッレにはもう話しましたか?
「彼にしてみれば、事態はあまり変わりないんだ。アキッレの関心ごとは2つ:できるだけ私と一緒に過ごしたいということと、インテルのユニフォームを着て家の中を走り回り続けることだから」
—監督にとって一番難しいことは何ですか?
「全員を満足させ、みんなを巻き込むこと」
—モウリーニョはそれがとても好きでしょうね。
「彼は本当に有能だ。あの『pirla』のフレーズで、彼は正式にアンチェロッティに次ぐ私の2番目のアイドルになったよ」
※訳者注:就任記者会見を流暢なイタリア語でこなし、記者たちをうならせたモウリーニョ。「(あなたの就任で移籍して来るだろう)ランパードやエッシェンのような選手がイタリアサッカーに適応できるでしょうか?」という先走った質問に、「何を言わんとしているのか?」とトボけて答えるモウリーニョ。なおも記者が「もし彼らが移籍して来たらという質問ですが…」と食い下がると、「Well…. something something “Io non sono pirla”(私はアホではない)」とわざわざ思いっきりスラングを交えて答えたので、みんなに大ウケしたのでした。pirlaの意味は…各自お調べ下さい(笑)
—ユーロが投げかけた戦術的メッセージは何でしょうか?
「もし偉大な選手を手にしていたら、彼らのテクニックを最大限に活かす。もしそういう選手がいなかったら、チームで最大限の早さで動くようにさせるということ」
幸運を祈ります、ミステル。
G.B. Olivero
(Gazzetta dello Sport 08/07/04 第13面)
今回のインタビューは優等生的で、あんまりビリーっぽい辛辣さがなくって残念(笑) 記者会見では「スペシャルなクラブに来たのだから、もう私をスペシャルと呼ばないでくれ」と言った『元スペシャルワン』モウリーニョを、あえて『2番目』のアイドルと言ったところがちょっとニヤっとする。
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