ビリーは110点満点男

ちょっと気になったニュースをメモメモ。

1)かねてからLega Calcio(イタリア・サッカーリーグ協会)より要請があった「リーグ外からの新規EU外国籍選手は1シーズンで1人」という枠を「2人」に変える件は、今日Figc(イタリアサッカー連盟)によって了承された模様。これに関連してGazzettaでは各クラブのEU外国籍選手の空き枠が一覧表になってましたが(1チーム内での登録比率に制限がある?)、ミランはセルジーニョの引退とカカがイタリア人になったことで2人の枠がありとのこと。以前の記事ではセルジーニョとオリヴェイラがいなくなったので2人だとなってましたが、どちらにしても最大限である2枠を使えるということに。これでメルカートに変化があるのか期待!

2)ミランオフィシャルに出た『アレッサンドロ・コスタクルタはUEFAのファーストカテゴリーのプロ監督修士試験を110点で進級した』というビリーの記事。詳しい事は以下のようなことらしい。

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コベルチアーノで試験
コスタクルタとフェッラーラは110点で進級
ビリーとチーロ、賞讃と共にコーチへ

評価という事ではほとんど変わらない。ビリー・コスタクルタとチーロ・フェッラーラは何年もサッカーを教えて来た:練習で、試合で、フェンスの向こうからも何ヶ月も前から、選手たちがユニフォームパンツをはく一方でジャージをはいて。しかし昨日からは、彼らもよく知られた『pezzo di carta(卒業証書)』を壁に貼ることになる。他の学位とは異なり、この重要な卒業証書は監督という仕事をするためには不可欠のものだ。2人のうち、ビリーは急いで監督のベンチを探す一方、ファッラーラは代表でマルチェロ・リッピの監督術を習うだろう。コスタクルタはすぐに独立し、フェッラーラはグループで働くことになる。しかし両者ともサッカーを教え続けるだろう:これは大切なことだ。

論文 昨日のプロ監督になる修士の最終試験において、ビリーとチーロは110点で進級し、賞讃された。コスタクルタは『監督と人的資源の管理』に関する論文を議論し、一方フェッラーラは『マンマークとゾーンで行なうディフェンスにおける、相手をマークするコンセプト』を説明した。それぞれのプロとしての選択を反映した二つの論文。ビリーはベンチでの経験を彼本人がしようと準備しているため、その論文の視野を広げた。チーロはユーベのユースと代表のテクニカルスタッフとして動き回る予定なので、ファンタジックなマーカーであった自分の過去にまだ留まっている。

転換点 今、希望はこのような二人の教育者によって、イタリアサッカーがディフェンスの問題を取り除くことに成功することだ:ここ数年、伝統的に偉大なストッパーとリベロを輩出してきた我が国のディフェンダーに才能の低下がみられる。これはかつてなかったことだ。ビリーとチーロ、110点で賞讃すべき監督たち、ぜひこのことを考えて欲しい。

G.B.OLIVERO

(Gazzetta dello Sport 08/07/03 第8面)

ディフェンスが強くないイタリアなんて困る〜ので、先輩ディフェンダーの方々、どうぞよろしくお願いしますよ。ちょっと前に、イタリアディフェンダーの質の低下に関するフィリッポ・ガッリ(今シーズン、ミラン・プリマベーラ監督から、ビリーの後任となり、トップチームの副官へ)のインタビューがあったので、時間があったら読んでみたいです。それにしてもビリーの論文、いかにもミランっぽいなあ(笑) 彼もアンチェみたいな調整型監督になるのかも。他に監督試験に合格した中にはトリッチェッリやラヴァネッリの名前もあり。

フェッラーラの他に、ペルッツィも代表スタッフ入り確実とも。

3)カジラギは北京オリンピックへ行くアッズリーニを発表。オーバーエイジはラツィオのロッキ1人。ミランからはエンポリから来たアバーテ1人選出なんだけど、彼はまたミラン外のクラブへ出されそうな気配があり。大活躍してミランに残れるといいな。合宿はローマで7月6日から。7月22日には最終調整試合となるルーマニア戦。

Abate (Milan), Acquafresca (Cagliari), Bocchetti (Genoa), Candreva (Udinese), Cigarini (Parma), Coda (Udinese), Consigli (Atalanta), Criscito (Genoa), De Ceglie (Juventus), De Silvestri (Lazio), Dessena (Parma), Giovinco (Juventus), Marchisio (Juventus), Montolivo (Fiorentina), Motta (Udinese), Nocerino (Palermo), Ranocchia (Arezzo), Rocchi (Lazio), Rossi (Villarreal), Russotto (Treviso), Sirigu (Palermo), Viviano (Brescia)

予備選手:Alfonso (Venezia), Bassi (Empoli), Curci (Siena), Andreolli (Vicenza), Canini (Cagliari), Marzoratti (Empoli), Pisano (Cagliari), M Rossi (Parma), Bolzoni (Inter), Galloppa (Siena), Guarente (Atalanta), Morosini (Vicenza), Lanzafame (Palermo), Osvaldo (Fiorentina), Pelle’ (AZ Alkmaar)

080703b.jpg←顔面偏差値はじゅうぶん合格ですな。名前が長い!

4)マウリツィオ・ガンツの息子15才のシモーネアンドレア・ガンツがミランのユース Allievi(15〜16才のカテゴリー)に入団。オフィシャルによると、『父マウリツィオは98/99シーズン、ピアチェンツァ戦での決定的なゴールを決め、ミラン16回目のスクデットの主役のひとりとなる』。どんな選手だったのか検索してみたら、なかなかに濃いキャラの典型的イタリアンアタッカンテなのですね。今年10月で40才ですが、06/07シーズンまでC2のプロ・ヴェルチェッリというクラブで現役だった。それにしてもインテルとミランを2度ずつ隔年で移籍したなんて、不思議な感じです。で、今回の件ではこんな記事が書かれることに。

ちびガンツはインテルを避け、ミランへ行く

ミラノ発 カカのユニフォームを贈られて、1993年組のガンツは考えを変えた:「インテルはもう無し、ミランへ行く。僕の心のチームだ」。そしてパパ・マウリツィオはインテルのユースチームでの経験が彼の息子の今日を作ったのもかかわらず、それに口出しすることはできなかった。Vincenzo Cicoriaが会長のクラブMasseroni Marchese(アマチュアのセリエC3)のフォワードとして、ガンツの子は父である監督によって(3年間)育てられていたが、ベッペ・バレージ(昨季までインテルユース責任者)へメッセージを贈る:「この決断は少年の最終結論だと私は説明されている」。アリエド・ブライダは感情がわき上がらせることを断ち切る。ガンツの子シモーネアンドレアは、ミランがMasseroni会長に向けてすでに契約金を決めたがっているような、将来を約束された才能の持ち主だと考えられている。そうなったら、おめでとう。

(Gazzetta dello Sport 08/07/03 第8面)

…ということはまずは小さい頃はインテルのユース、それからアマチュアチームMasseroni Marcheseで3年間プレイ、最後の1年間は父が監督、そして今回ミランのユースに入ったってことでしょうか。お父さん同様、インテルとミランの両方に入った経験があるってことになるのか〜。今回ガンツが入ったAllievi(15〜16才)には、17〜18才カテゴリーのPrimaveraとBerettiの2チームのように、Allievi RegionaliとAllievi Nazionaliの2チームがあって、Allievi Nazionaliの方がランクが上です。ガンツはまずAllievi Regionaliからスタート。

ちなみにガンツ父は引退した後の07/08シーズンはC3のMasseroni Marcheseで監督。このたびアンチェ息子ダヴィデが契約したのが、このクラブであります。

下記はオフィシャルに載ったパパ・ガンツの言葉。

「私に似ているなんていうのは全く本当じゃない、という事だけは言える。シモーネアンドレアはフィジカルが強くて、ゴールのことだけを考えるのではなく、チームのことも考える」

(A.C.Milan.com 08/07/03)


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2 Responses to “ビリーは110点満点男”

  1. sola Says:

    >『監督と人的資源の管理』

    ウハハさすが長いことアンチェロッティとやってきただけのことはありますなぁ。
    アンチェもずっと「マルディーニよりコスタクルタの方が監督にむいてる」なんて言ってたし、どこのクラブでビリーさんのニヒルな雄姿を拝めるのか楽しみです。

  2. TERZINO Says:

    >solaさん

    中間管理職アンチェの気苦労をそばでずっと見てたんでしょうね。私も笑いました。

    どこのクラブになるか私も楽しみです! 今季ミラノを離れたくなかったんなら、ミランにいれば良かったのにー。あんなにニヒルで皮肉屋っぽいのに、マルティナとアキッレにはメロメロなギャップが好きです、ビリーw

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