ピッチの美しき石ころ

いよいよユーロ決勝ですが、トルコかロシア、どちらかでも上がってきてくれればなあ〜な結果になったので、ガックリ気が抜けてる決勝戦です。ベンチがGKだけになったけど、残った全員でがんばるトルコなんていう決勝も見たかったなあ。もうこうなったら、美形審判ロゼッティさんの勇姿でも楽しみに見たい所存。レーマンさんも(元ミラン選手として)最後くらい大ネタふっておくれ。

ロゼッティ主審の記者会見映像はこちら

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ロゼッティ:「誇るべきイタリアンスタイル」
「しばしば異議を申し立てられたランクのリベンジのようには思っていない:イタリア審判全体への評価を証明するものだ」

ウィーン発 ロベルト・ロゼッティはプレッシャーに押しつぶされた顔をあらわにしたことはない:どんな時でも陽気なイタリアンな表情でいて、それはこのユーロで他にはそうたくさんは見られないものだ。「緊張はしている。でもイタリアを代表しているという誇りの方が上回るからね。このような重要な大会を(初戦で)開け、(決勝で)閉めることはそう何度もあることではない。でもこれをしばしば異議を申し立てられたランクのリベンジのようには思っていない:これはイタリア審判全体への評価を証明するものだ。E quando dico tutti penso anche a quelli che spesso vivono situazioni complicate sui campetti di periferia」

透明性 今、ロゼッティと彼のアシスタント、グリゼッリとカルカーニョは共に仕事をし、UEFAから選ばれることになったその透明なスタイルをずっと貫いている。「私のジャッジが正しいと話したり説明したりする考えに対しては、一度も何も持ったことはない」と、この決勝の審判は言う。しかしイタリアのランク全てのスタイルを変えることは彼には無理だ。それに例えば、アジアの記者が強調するように、ピッチでビデオ判定が使われたとしたら、彼がジャッジを決めることはできないだろう。「我々はピッチの中で指揮しなければならない。そしてピッチの外から見えるのは、また別の試合だ。ビデオテレビとの比較は試合スタートを遅らせる。なぜなら我々はテレビで映ったものは見ないのだから」。ロゼッティの選手たちへの態度は好ましく、尊敬あるもので、攻撃的ではない。「ひどい干渉のない、礼儀正しいユーロ。ファールの結果をいかに選手に念押しするか、そういう時、私は誠実さが重要な事だと信じている。この決勝の主役たちは英雄たちであり、象徴だ。彼らはすばらしくふるまわなくてはならない」。彼はそう言う。彼はただ審判として、そうふるまうだろう。

将来 しかしユーロ決勝前に審判は何をするのだろうか? ロゼッティに聞いたことは全て納得いくものだ。それは練習して、勉強すること。ロゼッティにはここまで到達する計画はなかった。しかしとにかくこうなったのだ。「なぜならカルチョと審判は私の情熱だからね。審判をすることは私の人生の重要な部分で、みんなにすすめる仕事だよ:この仕事は大人にしてくれる」。カルチョは彼にとって終わらない情熱であり、2006年W杯を開始させ、決勝を審判し、引退したElizondoの例を出した際には、ロゼッティは笑った。「Ah no、私はまだ続けるつもりだ」。そして陽気なイタリアンとして微笑んで言う。少なくとも彼は。

ALESSANDRA BOCCI

(Gazzetta dello Sport 08/06/29 第8面)

確かに画面がアップになって、ロゼッティさんの歯磨き広告みたいにピッカピカー!な笑顔が映る時以外は、目立たず透明になっている印象。これが良い審判ですよね。路傍の石ころ。しかもイタリア産は観賞にも耐えうる美しさ(笑) でもウィファルシのPA内ハンドを見逃した!ってんで、スイスメディアはまだ根に持ってるみたいで、「あいつが決勝の審判ありえない!」と。どっちかといえば流れ読まないでキッチリファール取るタイプだけに、目立ったかもしれない。

よく論争になるこういうファールの見逃しって、ロゼッティさんも言ってるけど、ピッチ内で見える試合と、テレビで見える試合には違いがあるってことで、ピッチ上の判断を優先するのはしょうがないと私は思うんだけどな。ボールがゴールに入ったかどうかは、ボール内にチップを入れることで、試合を止めないで正確な判断ができるから機械導入は良いと思うんだけど。ゆるぎのない正確さを追求していくと、本来遊びであるスポーツがギスギスして、どんどんおもしろくなくなっていく気がするのです。時々ゆるくたっていいじゃない。

Gazzettaはロゼッティさんの奥さんにもインタビュー。ただのノロケ話かも。

まさに今日は結婚記念日
ディレッタ夫人:「スタジアムで彼を応援します」

起床したらすぐにウィーンへのフライト:ディレッタ・ロゼッティは今晩、夫の応援をしにスタジアムへ行く。最初の試合、バーゼルのスイス×チェコ戦を支えた後、ロゼッティ夫人は決勝を欠くことはできないだろう。こうして8才のカミッラの手を取った。幼い娘は興奮してこう言った:「私たちはまたパパに会いに行くの」。

—どんな風に感じておられますか?

「とてもうれしいです。待ちきれません。それに私たちにとって、とにかく特別な日なんです」

—どうしてですか?

「私たちはまさに12年前の6月29日に結婚したんです。運命のマジックですね」

—審判の妻でいることは難しいですか?

「ある見方からすればイエスですね。彼はたびたび家から離れていますし、私は一人で多くの責任を負わなくてはなりませんから。でも彼はそれ以外はいつも家に居てくれますし、家に帰った時は素敵なパパでもあるんです。彼は実用的なことをしてくれる人で、それにカミッラと宿題をする時は厳しくもあります:彼女にイエローカードとレッドカードを出すんです(笑)」

—一日に何回くらい連絡しますか?

「SMSと電話で10回。それとインターネットが悪くなければ、彼に写真をアップロードします。le feste dell’anno scolastico e lo tengo al corrente di tutto」

—彼と知り合った時、彼はすぐにあなたを自分が審判する試合へ連れていったとか…

「ロベルトは誠実で、表裏なく、明るい人間です:私たちが一緒に過ごして行く人生とはどんなものかをすぐにわかって欲しかったんだと思います。その時わたしは審判とはどういうものか全く知りませんでした…。とても魅かれて、試合を山ほど見ました。私は今でも魅了されていますが、残念ながら(と、微笑んで)彼は他のところにも連れて行くんです」

—あなたの旦那さんのクオリティとは?

「彼はとても心が広い、他の人を助けるのがとても好きです」

—欠点は?

「整理整頓がヘタですね。それに怒りっぽい」

—嫉妬深い?

「ええ、でも大げさじゃないですよ。それは彼も」

—彼がくれた一番すばらしい贈り物は?

「3年前、フェデリーカが生まれた時の指輪です」

—あなたの小さな娘さんたちは、テレビでお父さんを見るとどういった反応を?

「彼が最初に画面に映るのを、彼女たちは試合前から待っています:そしてそうなると、テレビにキスをして、それから試合が始まります」

—なにかゲンかつぎはありますか?

「ええ。試合前に私たちみんなで彼に電話をして、『In bocca al lupo!(がんばって!)』と叫びます。そうすると彼は『Crepi!(大丈夫!)』と答えます。連絡がとれなかった時は、SMSを送ります」

—今夜は心配してますか?

「ええ。テレビの前でなら(解説があるので)、ロベルトの審判が良いのか悪いのかわかりますから。私はサッカーのことを全く知らないので、今夜のような観客席からではわかりませんので。質問し続けると思いますよ『何か起きているの?』って。幸い、私にメッセージを送って、全て教えてくれる友人がいます…」

そしてそれが終われば、共に夕食を取る。そして予定されたバカンス。最後の瞬間:あなたは審判の妻、それともそうではない?

GABRIELLA MANCINI

(Gazzetta dello Sport 08/06/29 第8面)

ロゼッティさんの娘になって、イエローカード出されたい(笑) 2つとも記事書いてるのが女性記者なところはさすがモテ男。

モテ男といえば、無事ファースト・カテゴリーの監督ライセンスを卒業することとなったビリー。最終口頭試験が女性博士相手だったなんて読むと、最後にウインクでも一発したんじゃないだろうなと思ったりするw なにはともあれおめでとうです! 来季のチームが楽しみ。


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2 Responses to “ピッチの美しき石ころ”

  1. olga Says:

    ロゼッティさんを観るために、今日は早く寝ます(主客転倒)。
    「整理整頓がヘタで怒りっぽい」
    この欠点、おかしいですね。イケメン審判も、奥さんにとっては子供みたいなんでしょうね。

  2. TERZINO Says:

    >olgaさん

    気が合いますね。私もこれから寝ますよ。
    そうそう、欠点が子供扱い(笑)
    娘二人はかわいいんだろうなあ…とぽわんとなりました。

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