俺もカピタノやろっかな

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↑『彼は言葉少ないが、いつだってチームメイトに冗談を言う気まんまんだ。
見た目は温和(Mite)、しかし更衣室の中では独創性を表に出す能力がある。ピルロは多様な顔を持つ』
というキャプションがついた記事写真。たしかに彼はいろんな顔を隠し持っている…。

最初の質問への鋭いツッコミで大笑い、即読みふけりましたよ、ピルロインタ。どこまで本気で、どこまで冗談か。活字じゃなくてイタリア人が肉声で聞いても、あの淡々とした無表情で語られたら全っ然わからないかもしれない! アレッサンドラ記者のイジワル質問もなんのその…な俺流を通す男。

ピルロの叫び(urlo)
「ファンたちに道理がある。だから僕らはスクデットが欲しい」

「ポジティブなシーズン、しかし僕らは軽率だった。うんざりなのは、インテルの方が上に見えること。僕はミランでキャリアを終えたい、そして遅かれ早かれ、僕もカピターノになりたい」

ミラノ発 替えのきかないピースであるということはどんな感じなのでしょうか? 「それはどんな感じなのか(E come si deve stare)。そう!これが替えのきかないピースだ!なんて、僕が自分をそう見たり、言ったりすることじゃないし(Non è che mi guardo e mi dico, ecco un pezzo unico)」。アンドレア・ピルロより自分を過小評価する者を見つけるのは難しい。彼よりもうまく自分を隠している者を見つけるのは難しい。テレビ広告(訳者注:あの銀行のコマーシャル?)が流され始める前に、彼はワールドカップとチャンピオンズ・リーグを勝ち取っていた。しかし自分自身の完璧な証言者になることはない(自分については語らない)。今はすぐにもう一度チャンピオンズを戦えることを願っている。そしてできればバロンドールを獲得するため、ユーロでの優勝も。いつでも多かれ少なかれ、目立たぬままで。

—しかしながら、ピッチ内ではあなたの不在は目立ちます:ピルロなしで、ナポリでのミランはやっとたどり着いた4位の座を失いました。

「僕が出場していて、失った試合がどのくらいあるか知ってる?」

—ミランにとってチャンピオンズのカヤの外にいることは大災害ですよね?

「僕らは2つのカップを勝ち取った。ひとつは初めてのもの:僕らのグループはクラブワールドカップは一度も優勝したことがなかった。だから今季はポジティブだよ。チャンピオンズに行けないなんて、あってはならないことだけど。僕らはまだそうならないことを願っている」

—ミランファンたちはなによりもまず、カンピオナートで優勝争いして欲しいようです。

「わかっているよ。僕らは何年もスクデットを取ってないからね。ファンたちはインテルの方が上だと見てるし、それがうんざりなんだ。僕もそれにはイライラする」

—カンピオナートがこんな風になると思っていましたか?

「いいや。最後まで全チームが必死に戦うのを見るのはすばらしいものだ。いつでもこうだといいなと思う」

—公明正大なカンピオナート、そう言われます。2006年のスキャンダル(カルチョポリ)後、クリーンになったと思いますか?

「わからないよ。僕がわかっていることは、意図して負ける者はいないということだ。だからチャンピオンズ圏内に行くことをまだ願っている:トリノはフィオレンティーナに負けるだろうと言う人がいるって? 僕らは何よりもまずウディネーゼに勝つことを考えなくては。僕らはすでにこのカンピオナートでたくさん失敗している。それにもし5位になったら、それは自分たちのミスを自ら呪うべきだ」

—ガットゥーゾは出て行きたいと思っているようです。

「それについては彼と話し合ったことはないんだ。クラブと話し合うために、シーズン終了を待っているという事は知っている。彼は残ることができると、僕は思う。ここ以上に良いところなんてどこにもない」

—あなたはレアル・マドリーへ行く可能性もありました:残るか出て行くかの決め手は何ですか?

「クラブと話をして、彼らの計画をよく吟味すること」

—そして契約金のことも考える…。

「ある程度の金額を稼いでいる者にとって、給料はそんなに重要じゃない。他の街、他の環境を知る事、他の言葉を習う事というような新たなモチベーションを望むから、変えるということを考えるんだ」

—ガットゥーゾは言いました:UEFAカップを戦うなんてわびしいと。

「確かにわびしいだろう。でももし僕らがUEFAカップにふさわしいなら、それを受け入れて、最良の方法でこのカップ戦を戦う必要がある。それに、チャンピオンズでも僕らはわびしい場所でプレイしたことがあるよ」

—フラミニが獲得第一号です:どう思われますか?

「彼はとてもブラボーな選手、申し分のないミッドフィルダーだ。彼が持っている特徴はとても有用だ」

—こう言う者がいます:ミランは変わりばえがしなさ過ぎる。フォーメーションを変えるのは今だ。

「最近は4-4-2でもプレイしている。違う方法でプレイする能力があるのは有用だけど、僕らはすでにやっている。変化することは確かにみんなに役に立つことだから」

—なぜあなたは替えのきかないピースだと思われるのでしょうね?

「わからないよ。たぶん僕がトップ下として生まれたからだと思う。それに、自信があるプレイをいくつか持っているし、それと僕にはシュートもあるし。これが僕に違いを与えていることだと思う」

—あなたはカピターノ・マルディーニの後継者に一度も名前が上がったことがありませんね:残念ですか?

「難関があるけど、僕の番もやってくるだろう。こんなに長期契約してるんだから、カピターノをするまでになれると信じてる」

—ミランでキャリアを終えるつもりですか?

「そうしたいな。すでに言ったように、僕の契約は長いから、ここで終われることを願っている」

—あなたは愛猫家です:フィーゴと黒猫の話は読みましたか?(訳者注:フィーゴがインテル練習場アッピアーノ・ジェンティーレの駐車場で黒猫をひき殺したという話が広がり、縁起が悪いと言われ、抗議する人々までもが出た。インテル側は事故だと言う以外は沈黙しているが、ペレかバロテッリの車ではないかという噂も出ている…という記事はこちら。)

「うん。でも正直言って、フィーゴが猫を殺したなんて、本当だとは思えない」

—ミランがチャンピオンズに行くべき理由とは?

「僕らは慣れているから」

—では反対に出場すべきではないという理由を話して下さい。

「僕らはあまりにも多くのチャンスにおいて軽率だった。自分たちを呪わなくてはならない。そしてもし贈り物があれば、それに感謝し再出発する。カンピオナートにもっと力を注いで。なぜなら今こそ次のスクデットのことを考えるべき時だから」

—マテラッツィがPKを失敗したのを知った時は、うれしくて飛び上がったんじゃないですか?

「そんなことないよ。彼は誰でも犯してしまうミスをしたんだ。それはクルスであってもね」

—かつてインザーギがPKのボールをあなたから奪い、ミスしたことがありました。

「Eh、でも僕は彼がミスするって知ってた。でもあれは決定的に重要な試合じゃなかった。だからさせるままにしたのさ」

ALESSANDRA BOCCI

(Gazzetta dello Sport 08/05/15 第10面)

ピルロってば、リーノに続いてピッポにも愛あるキツイ冗談をw そして、アレッサ記者が「こんな(ミランにとってひどい)カンピオナートになると期待してましたか?」って言外に含ませて聞いてるだろう質問に、反対にインテルのおっちょこちょいぶりを言外に含ませつつ、「最後まで全チームが必死に戦うのを見るのはすばらしいものだ。いつでもこうだといいなと思う」って言ってるのが最高です(トリノもフィオ戦は手を抜くなよ…っていう意味もあったりして)。今回は自分たちの試合をまず必死にならなきゃいけないけど、そうでなけりゃ、アセるインテルの試合をニヤニヤしながら見てただろうなw

ピルロのカピターノ。記者会見のたびに『ピー音』を入れて修正しなくてはいけない発言しそうで(ミランのカピターノにはクラブにとって都合のいい事言う広告塔の役割もあるからね…)、それはそれで楽しい。今回もミランオフィシャル的にOKだったフレーズは…

「僕らのグループはクラブW杯を獲得したことがなかった。だから、今年はポジティブな一年だよ。CLに出場できないというのは、あってはいけなかったことだけどね。僕らはまだそうならないことを願っている。UEFAカップでは悲しいか?CLでだって、僕らは悲しい場所で戦ったことがある。出場権を獲得できなかったとしても、僕らは文句を言えないよ。軽々しかったことが何度もあったんだからね」

…だけ。少なっ!w


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