次はシェヴァの番
ロナウジーニョの決定的仕事が続いた時、ガッリアーニは「次はシェヴァの番だ」って言ってた。それはそうなんだけど、FW陣、変わらぬインザーギは別にして、パトとボリもまだ彼らのシーズンが始まってない感じ。ただ、FWのヒエラルキー最下位で、ここまま終わるわけには一番いかないのがシェフチェンコ。もちろん現地メディアは今のところ現実の試合結果を受け、『彼に失望』という記事も見かけるけれど、中には彼に期待する記事もある。ここでは3つの記事をご紹介。
まずはテレビ番組『コントロカンポ』のWEBサイトに掲載された、アルド・セレーナによるコラム記事。セレーナさんって、ミランの特集がある時に買う日本のサッカー雑誌に連載コラムページを持っていて、どのチームにも公平な愛を送ってる人の印象があったし、Gazzettaが時々やる「100人のサッカー関係者に聞きました!インテルとミラン、どっちがスクデット?」みたいな企画でも、ミランを押したりしてて、てっきりミラン寄りな人かと思ってたら、なんと!ミラン、インテル、ユーベの3大チームに所属した人だったんですね! しかもユベントスとインテル時代に活躍したのが印象的なストライカー。それなのに、シェヴァにこういったコラムを書いてくれるとはうれしい。同じストライカーとして叱咤激励してるのか、彼の優しいお人柄なんでしょうか。
シェヴァにはまだ時間がある
あきらめるなんてとんでもない。しかしプレイするには輝きを取り戻すべきだボリエッロは議論の余地がない。インザーギは打ち損じないスナイパー。パトは将来であり、ロナウジーニョは偉大なレベルを取り戻しつつある。そう、シェヴァにとって、今やスペースがない。彼の時期はやって来る。それは明らかだ。なぜなら彼のクオリティは確かなものだから。しかし今のところ、カルロ・アンチェロッティは彼のミランへの帰還を良い方法でマネージメントしている。
結局は、その理由は今まで論じられて来たことなのだ。シェヴァは心理的に混乱した2年間を送ることになるが、おそらく無意識のうちにそれを練習にも引きずってしまい、『なおざり』になったのだろう。かつて練習の場では言われているように全力を尽くし、第一級のボンバーとして『自身を作り上げる』ことに成功していた。ロンドンでウクライナ人は、要するに彼は自分が敗北者であるかのように感じ、ロンドンを離れ、ここにやって来ても、全てをまだ取り戻せていない。
私自身のことを説明しよう:私のリハビリには時間が必要だったし、プレッシャーから離れ、落ち着きを取り戻すために、復帰しなかった。私が思うに、彼が過去の選手でなければ、少なくともディフェンスを困難に陥らせるポジションのアッタッカンテに戻ることができる。ロッソネロにとって有益な選手へと。
しかし、もうひとつ言いたいことがある:前線におけるポジション争いは厳しいものであり、2人のトップ下と1トップというフォーメーションでスペースを見つけることは全く簡単なことではない。ロナウジーニョは当然な理由ではずせない。カカも論外だ。ウクライナ人に残されたスペースは、ボリエッロ、インザーギ、パトと争う1つしか残らない。とにかく、今までシェヴァの一番良かった事全てをすること。そう、確かに他のみんながシェヴァ以上の良いプレイをしていたと反論することもできるだろう。しかしもし彼がとりわけゴール前で偉大なる輝きを見せたなら(確かにゴール前のミスは彼らしくないし、それは心理的な困難さの表われだ)、きっともっと出場機会が増えるだろう。そう、彼のやるべきことは平凡なことではなく、アンチェロッティが好意的に認めるだろう時間を追うごとに最高となるコンディションを得ることだろう。そんなこと(=良いコンディションに戻ること)はあり得ない、それは私も全くないとは言わないが、シェヴァは栄誉ある場所を他のどこかに再び見つけようとはしていない。
レアル・マドリーが彼に近づいたという噂が流れたが、それは譲渡したくないというガッリアーニのすぐさまの説明で十分だった。私は彼に同意する:我々が求めている本当のシェヴァでないまま、彼を手放すのは罪だ。なぜならシーズンはまだ長く、シェヴァとミランは共に勝利することができる。個人的に、私は彼に賭けている。
(Controcampo 08/11/18)
この記事につけられた、たくさんの読者のコメント。全部がシェヴァに好意的な意見ではありませんが、こういう記事につけられたコメントだから、圧倒的にシェヴァがんばれ!というものが多くてうれしいです。
次はTutto Sportのロンバルディア版。いわば地方版なので、ミランファン向きの記事が多いです。
ウクライナ人は今までのところ失望だ。しかしポーツマス戦とパレルモ戦では再び取り戻す兆し
ラツィオは彼に息を吹き込む 今度は彼の番
アンチェロッティは明晩、ラツィオ戦で彼に再度チャンスを与える
シェフチェンコはUAFAカップに出場機会を見いだすが、まだ1ゴール。カンピオナートで彼よりプレイしていない選手はいない。ミラノ発 シェフチェンコ、もし彼が爆発したら。ロッソネロに再び迎え入れられるために出来る事全てをした後、彼は低調な日々を過ごしている。ピッチでの彼は消えているようで、たった1ゴールしか上げていない。しかし最近のカンピオナートとUEFAカップの試合では生気を取り戻しつつある兆しを見せ、ウクライナ人アッタッカンテはそれを明日のコッパイタリア、ラツィオ戦で証明することができる。
敏捷性の復活 今までの統計学的には、シェヴァがミラネッロへ足を踏み入れる事は投資というよりは賭けだと考えられ、その獲得にしかめっつらをするその懐疑論はもっともなことだった。カンピオナートでの元バロンドール受賞者は準主役を演じている:観客席で終わり、しばしばベンチに座り、7試合で先発は1回。(彼より少ない者はいない)170分間の出場時間で、特に攻撃陣の中でただひとりゴールを上げられないでいる。カルロ・アンチェロッティは彼にUEFAカップでのスペースをより多く与えている。常に先発で、5回のヨーロッパの舞台でたった1回のゴール。それは10月2日のチューリッヒの嵐の夜で、ウクライナ人はピッポ・インザーギと共にコンビを組んでいた時期の2006年春から続いていた彼の個人的ヨーロッパの空腹を満たした。
ガッリアーニは彼を応援 あのゴールを決めてから2年。スーペルピッポはまだうらやむような決定力を保っている。一方シェフチェンコはロンドンの湿っぽさとチェルシーのモウリーニョとグラントによるベンチ行きでギアを錆びさせ、イタリアへ戻って来た。数週間はスーツケースを再び荷造りした方が良いように見えた。元ディナモキエフのアッタッカンテの残念な評価をあがなうために、ルート・ファン・ニステルローイの代わりにレアル・マドリーへというリストへ彼の名前が記された。しかし、この事態を見るや、アドリアーノ・ガッリアーニはロッソネロ76番の復活は近いと保証し始めた。ロナウジーニョのカルチョが復活するよう応援し、彼が攻撃の鍵となる進歩を見せた後、ミラン代表取締役は今度はシェフチェンコの旗を振る。それは少々重い旗だろう。しかしガッリアーニとアンチェロッティは希望の中にある。ここ数ヶ月のミラネッロでは、監督とアスレチックスタッフが彼にコンディションを取り戻させるよう努力していて、その最初の成果が表われ始めているのだ。
テストを待つ 実際、10月終わりから明らかな成果を上げている。ベルガモでの勝利とレッチェでの引き分けの試合でも、ベンチからの出場に嫌な顔をせずに従った。しかし、スポルティング・ブラガとの試合の機会に、メアッツァでの彼の最初のゴールをすることはむなしく終わった時、どの位置からもシュートしようとした。トリノ戦での引き分けの試合、最後の10分間での出場でも寛容だった。しかしもっとも印象的な兆しは最近の2試合。ポーツマスの雨の下、失望だったプレミアリーグで挽回したいという望みがおそらく活気を与えたのだろう。ウクライナ人は非常にボールに良く絡んだ。したがって、その印象はゆっくりとフィジカルコンディションを回復しており、徐々に輝きを伴ってゴールを探し、自分が良い位置にいる時はゴールマウスを視野に入れ、ある場合はチームメイトを探す。そして今度はパレルモでのプレイがさらなる良い兆しだった。全体としてはひどい出来だったロッソネロの中で、彼は自身の決意を記し、アンチェロッティが彼に求めている動きをしようとする意志も感じさせた。しかし、こういうケースに言われているように、2つの兆しは証明にはならず、シェフチェンコにとっては明日、ケガをしているボリエッロだけから前にいける時期に、そのヒエラルキーを変える機会として重要な試合となるだろう。
PAOLO CAPPELLERI
(Tutto Sport 08/12/02 Lombardia版 第2面)
うわーこんなに言われると、コッパの試合の結果がコワーイー!w
最後は今日付のGazzettaに載ったもの。
シェフチェンコ
ラツィオは彼に息を吹き込む 今度は彼の番
ビアンコチェレステは彼の好きな相手のひとつ
ウクライナ人はこうしてミランでの決定的存在に戻れるミラネッロ発 アンドリイ・シェフチェンコの幸せの探索は、彼自身が待ち望んでいる最も困難な行程を追うこと。シェヴァは後ろを向いて、間違った経験を語ることはしなかった:それは思い出の本を開くという精神的なものから来るものだが、メンタルの問題はまた違いを見せる。この2年間、アンドリイは過去を考えた:ロンドンでは現在の状況が好ましくないものだったため、将来を探せなかった。カンピオーネとしての時計の針は、2006年春に止まったままだ。問題の自覚をして、シェヴァは並外れたプライドも捨てて、家に戻ることを希望した。しかし、2度目のミランの最初の月日にも、アンドリイは過去を追うことをやめなかった。おそらく彼はみんなに自分がまだ終わっておらず、『pacco』ではなく、まだカンピオーネであるところを見せたくて、間違ったやり方をしたのだろう。
喜び 今夜、コッパイタリアで、シェフチェンコはロッソネロで12ゴールをあげたラツィオと対戦する:インテル戦だけが、それ以上のゴール(14ゴール)を上げている相手だ。アンチェロッティ、チームメイト、ファンたちの願いは、彼の得意の相手のひとつとの対戦でウクライナ人が落ち着きを取り戻し、過去を正しいやり方で見始めることだ。シェヴァ2はシェヴァ1を嘆きながら思い出してはならない。最初のような事以上のことはないのだから、それを追い求めてはならない。しかし大人のアンドリイは子供のアンドリイの軽快さをうまく見つけるだろう。それは何も証明できないと心配しないで、彼自身が楽しんでセリエAに出場すること。1993年10月3日、シェヴァは対ラツィオ戦、オリンピコで非常に楽しんだ:セリエAで15日目、ミランでの、そしてイタリアサッカーでの最初のすばらしいトリプレッタを決めた。今、アンドリイはそれぞれのすばらしい能力を発揮するには不可欠な基本であるプレイする喜び、熱狂、落ち着きを見つけなくてはならない。
チャンス 今日、シェフチェンコは重要な試合において、最後までピッチにいるだろう。中か外か:ミランにとって価値があるだけでなく、彼にとってもさらなるスペースを得るにふさわしいプレイを見せるために召集された。これはおそらく少ない観客しかいないだろうサン・シーロでのコッパ・イタリア『だけ』に価値があるのではない。これは(チームのために)勝つことと、(彼のために)決めることだけに価値がある。そう、昔のための美辞麗句は必要ない:シェヴァにとって必要なのは、彼のスタジアムでのゴール、重要なゴール、決定的なゴールだ。今晩の試合はパレルモの敗北を忘れさせたり、フィオレンティーナかトリノのどちらかとホームでプレイする次のラウンドにミランを導くという単純な使命だけを持っているのではない。それに、アンドリイを微笑ませることができる先例がある。2004年のスーペルコッパで、サン・シーロで行なわれたミラン×ラツィオ戦ではシェフチェンコのトリプレッタで3-0で勝利した。後ろを振り返ることは間違ったことではない、親愛なるアンドリイ:しかしそれは喜びを探すためだけに。幸せは結果である。
G.B. OLIVERO
(Gazzetta dello Sport 08/12/03 第8面)
実はただいまコッパ観戦中。シェヴァ!惜しいよーーー!
Tags: シェフチェンコ
2008/12/04/木/ at 06:24
きたーーーーーー!シェヴァ!
2008/12/04/木/ at 06:25
shevaゴール!!!
観戦してて良かったです!
2008/12/04/木/ at 06:26
>ヒロチェンコさん
やー!良かった!リアルで手を叩きっぱなしですw